2019年度 新歓シェアリング会

2019年6月11日(水)に心理学科の新入生歓迎オリエンテーションに参加してくれた学生を対象に、シェアリング会がありました。心理学科では毎年、4月に新入生を迎えるにあたり、2~4年生が新入生歓迎オリエンテーションの一環として、上級生主催懇談会と夕食会の準備を行ってくれています。

 

上級生主催懇談会では、簡単な全体に向けての学科紹介に加え、少人数のグループに分かれて新1年生と上級生がお菓子を食べながら歓談を行います。その際には、入学直後で履修や大学生活に疑問を持つ多くの新入生に対して、教員からだけでは伝えきれない内容等を答えてくれます。もちろん最初は同学年同士でも緊張はしているようでしたが、上級生がうまく話を盛り上げてくれることで、打ち解けた様子で笑い声なども聞こえてきて和やかな雰囲気で進めることができていました。上級生主催懇談会の終了後には新たにできたお友達と帰る姿が見られていることが喜ばしい限りです。

また夕食会では、新入生はクラスアドバイザーの先生以外の学科教職員と、ほぼ初めて接する機会になります。ただ教職員と上級生が楽しそうに話している様子や、カードトーキングや心理学科ビンゴといったグループエンカウンターを通じて、学科の特色を少しずつ感じ取ってもらう場にもなっています。

教員から見ればとても首尾よく進めてくれている学生に感心しきりなのですが、シェアリングを通じて、準備や運営をする際に不安に思っていたことや次年度への反省などもうかがい知ることができました。そのいくつかを紹介したいと思います。

Q1.新歓に参加する前に思っていたことはどんなことですか?

・「新歓で何をしていいかが不安だったし、時間の見通しをたてるのが大変だった。」

・「新入生に楽しんでもらえるか心配だった。」

・「どんなことを話したら良いか、一緒に参加した同期と話題とかを考えた。」

・「特に特色のある活動をしたわけではなかったから、新入生の役に立つ話ができるのかが不安だった。」

・「自分が新入生のときに参加したお茶会(上級生主催懇談会)がとてもタメになったから、自分も在校生としてできることをしたいと思った。」

 

Q2.新歓に参加してみて、楽しかったことはどんなことですか?

・「1年生との距離が縮まったところ」

・「開催してみると楽しそうにしている子が多くやりがいを感じた。しかし、話せていない子のフォローはもう少しできればと思った。」

・「授業やサークルなど、自分が楽しいと思った体験を新入生と共有できたこと。」

・「積極的に話しかけたら1年生と仲良くなれたことと、1年生同士でも仲良くなれた子が多く見られたのでうれしかった。」

・「1年生との触れ合いはもちろん、準備の段階で他学年の人たちと交流できたことも良かった。」

・「話していく中で、自分も似たような部分が不安だったなと思い、懐かしくなった。」

 

他にもたくさんの感想や反省が出てきていますが、本当に準備を含めて活動してくれた学生さんに感謝がつきません。

しかし、今年の反省で最も多く出た言葉が「人手が足りない」ということでした。

そのため、次年度はより多くの上級生の参加をお願いしたいと思っています。

今年新歓に参加した方も、そうでない方も、次年度同じようにドキドキして入学してくる1年生と楽しく触れ合ってくれることを願います。

(大森幹真)