オープンキャンパスでも質問が多く寄せられるゼミの雰囲気を紹介するために,今年度の前期から「ゼミ紹介」シリーズを始めています。
▶松澤ゼミ(4年次)紹介~研究テーマが決められない?このゼミならなんでもできます!~
▶藤島ゼミ(4年次)紹介~実はお茶目な一面も!~
▶木村ゼミ(3年次)紹介~みんな穏やか木村ゼミ~
今回、発達心理学が専門の松永しのぶ先生のゼミ生に紹介記事を書いてもらいました。
Q1:松永ゼミの活動の様子や特徴を教えてください。
松永ゼミでは、まず3年生で「興味関心のある心理学論文の読み取り方」を学びます。そして、4年生になってからは「卒業論文のテーマを具体化」していきます。
4年生の具体的なスケジュールですが、まず5月頃にテーマと概要を決めます。その後は、自分のテーマに関連する先行研究や松永先生のアドバイスを参考にし、研究を行うための質問紙や実験材料を作成します。
そして、7月に行われる卒業論文中間発表会に向けて、資料を作成し発表の準備も行います。今年もオンラインでの発表となったため、ゼミの皆で接続の確認や発表の練習を行いました。
発表会終了後は、卒業論文提出に向けて各自作業を進めていきます。卒論提出後の2月には卒業論文発表会で自分が取り組んだ研究をプレゼンテーションする機会もあります。
Q2:ゼミ生から見て松永先生はどんな先生ですか?
松永先生は、ゼミ生が困って相談に行くと、ゼミ以外の時間でも分析方法などをしっかりとアドバイスしていただけます。
ゼミ生は、ゼミ以外の時間でもお互いに質問し合い、分からない部分は教え合ったりと積極的に協力しながら活動しています。
4年生になると就職活動などと重なり、卒業論文と就職活動との両立が大変になります💦
ですが、「発表資料の作り方がわからない😫!」「表の作成が上手くできない😥!」と、気軽にヘルプを求められるため一人で途方に暮れてしまう心配はありません。
ここで、卒業論文の進め方について実際にイメージしてもらえるよう、松永ゼミ生から2人の卒論の内容について具体的に紹介します。
・絵本の読み聞かせについて
心理学科の大久保です。私は、「絵本の読み聞かせは大人にもリラックス効果を与えることができるのか、また性格特性は読み聞かせ時のリラックス効果に関連があるのか」といったテーマで卒業論文を書いています。
私がこのテーマに決めたきっかけは、私自身が絵本が好きということもあったのですが、本屋で大人にこそ読んで欲しい絵本を紹介していたからです。
絵本は大人にとっても心理的に何かしらのプラスの影響を与えるのではないかと感じ、どんな影響を与えているのか疑問に思い、このテーマで書こうと決めました。
実験内容ですが、まず現在の気分と性格(パーソナリティ)に関する質問紙への回答を求めました。
そして絵本を読み聞かせた後、もう一度、現在の気分に関する質問紙への回答を求めました。
・「記憶」について
心理学科の櫻井です。私は「文字と記憶について」の実験を行っています。
実験内容は、①記憶課題を実施し、②休息を挟んだあと、③確認課題を解いてもらう、という流れで行い、①~③の手順を4回繰り返しました。
松永先生ゼミの3年生にも協力してもらい、集団実施の形式で実験を行いました。ゼミの時間にもかかわらず、とても快く協力してくれました😊
Q3:これから心理学科を目指す受験生に一言!
ゼミでは自分たちが日々疑問に感じていることや、調べたいことをテーマにして卒業論文作成に取り組むことができます。
卒業論文作成は大変ですが、それまでに学んだ心理学の知識を使いながら自分の興味関心を明らかにしていくプロセスが醍醐味となっています。
受験生の皆さん、受験勉強は大変だとは思いますが頑張ってください!
一緒に心理学科で学べることを楽しみにしています😊
(松永ゼミ 4B 大久保・櫻井)