心理学科のブログでは,各種行事の紹介だけでなく授業紹介も行っています🙋
これまで1年次に履修する授業の紹介記事を掲載してきました。
いずれも1年生のクラス委員が原稿を書いています。
▶2021年度 1年次必修「臨床心理学概論」~生活に役立つ臨床心理学~
▶2021年度 1年次必修「社会心理学概論」~対人関係における心のしくみ~
▶2021年度 各論「青年心理学」~青年期の私たちが悩みを抱えやすいのはなぜ?~
今回は発達心理学領域の各論科目※「乳幼児心理学」(松澤 正子先生)を紹介します💡
※心理学科では「心理学概論」「発達心理学」「社会心理学概論」「臨床心理学概論」の概論科目をベースに,発達・社会・認知・臨床の4領域からなる多彩な科目を「各論科目」として用意しています。
「乳幼児心理学」ではどんなことを学んでいますか?
乳幼児期の子どもの発達は心身ともに目まぐるしく、私たちはその変化に気づかないこともしばしばです。
例えば、生まれたばかりの赤ちゃんの視力は限られていますが、段々と見える距離が長くなるにつれて周りの世界との関係も変わっていきます。このように「からだ」の発達が「こころ」と密接に関連しています。
この授業では乳幼児の心の発達を具体的に学んでいくため、実際の子育てにも応用出来るような内容が多くとても魅力的です✨
参考になったこと,印象に残っていることを教えてください。
特に、養育者と子どもの関係性についての「アタッチメント」理論が印象に残っています💡
いわゆる「良い子」と評価されるような子どもの中には、養育者の期待に応えようと自分の感情や欲求を抑えたり、あるいは親の期待に沿うような感情や欲求を作りあげたりした結果、「ありのままの自己」の発達が阻害され、思春期に問題行動や心の病にかかってしまう例もあるということを学びました。養育者は子どもの心と向き合う必要があると深く考えさせられました。
心理学科を目指す受験生に一言お願いします。
心理学を学ぶことによって「こんなところにも心理学が関係しているんだ!」と、世の中に心理学が関係していることはたくさんあるのだと気づいていきます。
また、心理学にもさまざまな分野があり、どの内容も生きていく上で大切なことが学べます。実験レポートや統計学は大変ですが達成感があり、やり甲斐もあります💪
授業についていけるか不安な人もいるかもしれません。ですが、大学に入ってから初めて学ぶ人が大半なためスタート地点は皆同じです💡
キャンパスライフを楽しみに受験頑張ってください😊
(1A 河合)
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