心理学科では学びの基礎となる概論科目「心理学概論」「発達心理学」「社会心理学概論」「臨床心理学概論」をベースに,発達・社会・認知・臨床の4領域の学びを深める多彩な科目を「各論科目」として用意しています。
今回,2年次の選択必修となる各論科目「心理的アセスメント」について,2年生のクラス委員・本田さんに授業紹介レポートを書いてもらいました。
なお,「心理的アセスメント」は公認心理師の受験資格を満たすための指定科目にもなっています。
▶公認心理師|本学で取得できる資格について※一覧から公認心理師を選んでください
「心理的アセスメント」ではどんなことを学んでいますか?
面接や観察、検査の方法について学んでいます。この授業で扱うのは技能的なものだけでなく、クライエント※と向き合う上での心構えや多職種との連携などについて特にフォーカスしています。
公認心理師や臨床心理士になりたい方は特に興味をもって受講できる科目の1つですし、臨床心理学に興味が無い人でも楽しく受講できると思います。
内容はこれまでの授業と比べて専門的ですが、担当の木村あやの先生ご自身が公認心理師・臨床心理士であるため、現場の経験を踏まえた具体的な説明が分かりやすいです。
※クライエント(client)…カウンセリングなど心理的支援の対象となる人は,必ずしも病気に悩む人だけに限らないため,医療分野の「患者」に対して,相談に訪れる人の意味で来談者=クライエント(client)と呼ぶ。
参考になったこと,印象に残っていることを教えてください。
実際に心理検査を体験する回が特に面白かったです💡
被検者側(検査を体験する側)だけでなく、実施者側(検査を実施する側)も体験できるのはとても貴重な経験になります。
心理検査では、心理状態の一側面が数値化されますが、その数値がどんな意味を持つのか、どんな要素が結果に関わっているかについて解説を聞くのはマジックの種明かしの時間のようでした。
どんな検査を受けるのかは、受講するまでの楽しみにしていてくださいね😊
心理学科を目指す受験生に一言お願いします!
この授業に限らず、心理学科の先生方はフィードバックを毎回丁寧にしてくださいますが、この授業では特にそれを感じました。
私たちの提出課題などから先生が取り上げた他の学生の着眼点や疑問や意見を参考にすることで、自分だけの視点に留まることなくよりよい学びにつながる事を実感出来た授業でもあります。
大学では同じ授業を受講しているからと言って、皆が同じ興味関心を持っているとは限りません。
さまざまな考え方や意見に触れることで多面的な視点が養えます。1年生の時から、ぜひこの部分に気を配って学びを深めていってください😊
(2B 本田)
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