2024年度 実践科目「心理学総合演習C」成果発表会

後期学期末の1月29日(水)、「心理学総合演習C」の成果発表会が開催されました。

今年度実施された以下の5つのプロジェクトに参加した学生が、活動内容や学んだこと、今後に活かしたいことについて発表しました。

各プロジェクトの熱心な発表に対し、フロアからは質問が寄せられ、活発な議論が交わされました。


 

1. 三軒茶屋にある若者の居場所「あいりす」(31名)

世田谷区子ども・若者部子ども・若者支援課と連携した活動であり、小学校5年生~24歳までの女性のための身近な居場所づくりの企画・運営を行った。

2024年度活動報告

昭和女子大学の心理学科では,社会とのつながりの中で心理学の果たす役割を体験的に学ぶ「心理学総合演習」という実践科目を開講し、さまざまなプロジェクト活動を展開しています。 ▶︎プロジェクト型学修|大学ホームページ 今回は、先日訪問した[…]

2. 手作り工作を通じた遊びの支援(10名)

おでかけひろばSHIP」「ほっとステイSHIP DAY NURSERY昭和小学校アフタースクール」での乳幼児の行動観察や「昭和小学校アフタースクール」での夏のスペシャルイベントの企画運営を行った。

2024年度活動報告

昭和女子大学の心理学科には「心理学総合演習」という実践科目が開講されています。 これまでの座学の知識をもとに、キャンパス外で心理学を実践することで体験的な学びが得られます。 ▶︎プロジェクト型学修|大学ホームページ 今回,「手[…]

3. wonder of the face:(3名)

「顔」の認知をテーマに,メイクと錯視の関連性について、実際の目のメイクについて錯視の観点から展示発表を行った。学外への見学実習も計画中である。

2023年度活動報告

昭和女子大学の心理学科には「心理学総合演習」という実践科目が開講されています。 この科目では、キャンパス外で心理学を実践することで体験的な学びが得られます。 ▶︎プロジェクト型学修|大学ホームページ 今回,「顔の認知」を研究す[…]

4. 音を楽しモーション:(9名)

音楽に合わせて身体を動かしたくなる感覚である「グルーブ感」について、最新の研究動向について学んだ後、音が身体を動かすメカニズムの解明を目指し、モーションキャプチャーを用いた実際の実験研究を計画・実施中である。また、学園祭ではこのグルーブ感の体験コーナーを設置した。

5. Gender and Religion:(4名)

ジェンダーと宗教について幅広く学ぶプロジェクトである。東京レインボープライド、演劇「MIMOZA WAYS」、展覧会「大吉原展」を鑑賞したほか、教会・寺院・神社等を実際に訪問しお話を伺う中で、ジェンダーと宗教についてどのように向き合えばよいのかについて体験的に学び考えを深めた。

2024年度活動報告

昭和女子大学の心理学科には、「心理学総合演習」という実践科目が開講されています。 多くの科目は大学キャンパス内で授業が行われていますが、この科目ではキャンパスの外に出て、心理学を現場で生かしたり、社会で起きていることから人の心理につい[…]

 


心理学総合演習は、社会における心理学の役割を理解するとともに、心理学の専門科目および他の関連科目の学びを統合し、幅広い能力と人間性を養うことを目的としたプロジェクト型学習です。

今年度の5つのプログラムでは、地域社会と連携するもの特定のテーマや現象について深く探求する調査研究を行うものなど、多様な活動が行われました。

最後に、担当教員らから以下のコメントがありました。

プロジェクト活動を通して、学生の皆さんが主体性問題解決能力コミュニケーション能力協調性リーダーシップといった社会で活躍するために不可欠な能力を身につけられたことと思います。また、異学年の学生が協力してプロジェクトを進める中で、多様な価値観に触れ視野を広げられたことでしょう。このようなプロジェクトを通して得た経験や学びを、今後の学習やキャリア形成に活かしていくことを期待します。

 

2025年度は「心理学総合演習D」として3つのプロジェクト活動が行われる予定です。在学中に複数のプロジェクトに参加することもできます。

「もっと深めたい」として継続する、あるは新たなチャレンジをする、どちらも可能です。

興味のあるプロジェクトにぜひ参加してみましょう😊

 

(授業担当教員 田中)


これまでの心理学総合演習の活動はタグ「心理学総合演習」をご覧ください。