このたび、心理学科准教授の榊原良太先生の共同研究論文が、感情科学を扱う国際的学術誌「Affective Science」(Springer Nature社)に掲載されました。
Ozono, H., & Sakakibara, R. (2026). Affective Forecasting and Memory Biases during the Tokyo and Beijing Olympics. Springer Nature
※上記リンク先から論文をお読みいただけます。
今回の研究内容や研究を進めるにあたって苦労したことについて、榊原先生に紙面インタビューを行いましたのでご紹介します💁
コロナ禍で開催された東京五輪、北京五輪は、どちらも大会前の盛り上がりはイマイチでした。
ただ、いざ五輪が始まれば、みんな自分が思っていた以上に楽しむのでは…?
それも反対派ほどその傾向が強いのでは…?
という仮説を立て、概ねその通りの結果が得られたという研究です。
将来の感情を過大に予測する「インパクトバイアス(impact bias)」が知られていますが、この研究では逆に、ポジティブな感情を過小に予測する場合もあることを示しました。
コロナ禍に加え、私自身も環境の変化が続いていたため、なかなか落ち着いて論文を書く時間が作れず、東京五輪から4年半も経っての公刊となりました。
途中で何度か諦めそうになりましたが、コロナ禍で開催された五輪という、一度きりの状況を対象とした貴重なデータであったため、最後まで形にしたいと思って取り組みました。
無事に論文として世に出すことができてよかったです💡
心理学科では学びの土台となる概論科目である 「心理学概論」 「発達心理学」 「社会心理学概論」 「臨床心理学概論」 をベースに「認知」「発達」「臨床」「社会」の4領域の学びを深める科目を「各論科目」として多[…]
(心理学科・榊原 良太)