東明学林の敷地にモミジの木がありました。
突然ですが、モミジの花を見たことはありますか?
ウメやサクラは見ることが多いように思いますが、モミジもケヤキもマツも花が咲きます。
少し華やかさに欠けますが、新緑の緑と小さな赤みを帯びた花が、爽やかです。
もみじは秋になるとプロペラ状の羽のついた種をつけ、
風を受けて回転しながら落下します。
先日、竹橋の東京国立近代美術館の常設展覧会に行きました。
そこにモミジの種を超現実的に描いた北脇昇『空の訣別』1937年油彩が展示してあり、
なんとも印象的でした。北脇はモダンテクニックで図工の技法にもなっている、
フロッタージュやデカルコマニーの手法を用いた作家でした。
機会がありましたら、この時代の作品を美術館で観てみて下さい。
国立新美術館で開催中のシュルレアリスムの代名詞、
ルネ・マグリット展もお勧めです。
ちなみに、こちらがモミジのこども。
針葉樹のこども。針やわらかです。
こちらはドングリの木のこどもです。ふかふかの土から芽生えていました。