水彩画の授業も佳境に入ってきました。
教室内は、よい緊張感で満ちており、
絵筆を動かす音だけが聞こえます。
人形や、果物、花、花瓶など、質感の異なるものを、
見たままに忠実に描き込んでいく作業は、極めて難しく、
人形の洋服のひだ一本一本までキャンバスに再現していかなければなりません。
色合いを何度も何度も調整しながらすすめていきます。
ベラスケスが描く王女の絵のような、写実的絵画が完成するのは、もう少し先になりそうです。