学園内の四季折々の花々を紹介する 【 Flower Letter 】
本日お届けするのは、この季節の風物詩である「紫陽花」です。
2週間前は梅雨が来ないのではないかと思われるほどの晴天続きでしたが、
先週は紫陽花にとっては恵みの雨となり、学園内の紫陽花もその元気を取り戻し始めました。
【写真は先週の雨に濡れた紫陽花の様子です。】
ところで、みなさんは紫陽花の「花」はどの部分を指すかご存知ですか。
一般に花びらと思われている球状の部分は、実は装飾花で『萼(がく)』だそうです。
また、最も一般的に植えられている紫陽花のほとんどは「セイヨウアジサイ」といって
日本原産の「ガクアジサイ」(中央部に雄しべ・雌しべがあり装飾花が周りを縁取るもの)
を改良した品種だそうです。
【セイヨウアジサイ】 【ガクアジサイ】
紫陽花の特徴としてもう一つ。
土壌のpH(酸性度)やアルミニウムイオン量、開花からの日数など、
複数の要因が重なって花の色が変わると言われています。
その様子から「七変化」とも呼ばれているそうです。
【花が咲いている部分と咲いていない部分とが見られます。】 【真白な萼の色も綺麗です。】
梅雨のこの時期に、紫陽花の「七変化」を存分に味わいたいですね。