今日は1年生の家庭科の授業内に行う日本文化(茶道)の授業をご紹介します。
1号館2階の緑陰亭という畳のお教室で全員が正座をし、姿勢と心を整えてから授業が始まります。
今日は、歩き方、座り方、お辞儀の仕方など立ち居ふるまいの基本動作について勉強していました。
「今日は、初めてお茶菓子を頂くお作法を勉強します。今日のお茶菓子はお饅頭です。」
という先生の声に生徒は小さな歓声と大きな笑みを浮かべていました。
お皿に乗せられたお饅頭を、歩き方に気を付けながら慎重に運びます。
慣れない正座から起立をしてヨロヨロしてしまう姿も。
自分の前に置かれたお皿を左手で押さえ、端から順番に取り分けます。
取り分けた後もお箸の向きを揃えて置き、両手で次の人へ丁寧に回します。
お茶碗、お茶筅をきれいに並べて、お饅頭を頂きます。
お饅頭は楊枝ではなく手で頂くのが基本なのだそうです。
お饅頭を半分、そしてその半分に割って、ちょっと緊張しながら口へ運んでいました。
その後、先生にお柄杓でお湯を入れて頂き、自分たちでお抹茶をたてます。
たてたお茶は向かいに座っている相手の前に運びます。
お茶碗の正面を相手に向けて丁寧に置きます。
気になるお味は?
「美味しい」「にが~い」と口にしながら楽しそうに味わっていました。
最後にお茶碗を右、左と拝見してお作法は終了です。