5年生 安芸・古都の旅 1日目

心配された台風も過ぎ、いよいよ待ちに待った修学旅行初日となりました。

校長先生から頂いたスローガン「歴史に学び、文化と平和のバトンをつなごう」のもと、大きな収穫を得られるよう、一人ひとりが意識を高くもって行動していこうと、決意を新たにしました。


 

広島に到着すると、爽やかな秋空が私たちを迎えてくれました。

広島駅から路面電車に乗り換え、広島市平和記念公園に向かいます。


平和記念公園では、各クラス3つののグループに分かれて、ガイドさんに説明をしていただきます。メモを取りながら、熱心に耳を傾けていました。

旧チェコスロバキアの建築家、ヤン・レツルが設計した「広島県立産業奨励館」は、爆風と、4000度にもなったといわれる熱線で大きく破壊されました。

原爆の恐ろしさを、「原爆ドーム」として今に伝えています。

元安橋の欄干。左が原爆投下当時のもの、右が新しく作られたものです。見た目には違いは分かりませんが、左のものは触るとつるつるしています。これは、石の中の石英が溶けたためです。

石英は1900度で溶けると言われています。原爆投下時のこの場所が、どれほどの熱で焼かれたのかを、私たちに訴えているように感じました。

原爆の子の像。12歳で原爆性白血病を発病し、8ヶ月後に亡くなった佐々木禎子さんの魂を慰め、平和を願うために建てられました。

峠三吉詩歌碑。「にんげんをかえせ」「へいわをかえせ」という言葉が、胸に強く刻まれます。

被爆したアオギリ。原爆で木の幹が焼けこげ、枯れたと思われていたアオギリが、たくましく芽吹いたのです。

原爆で打ちひしがれていた人々に、希望を与えてくれました。

 

公園内の説明を伺った後は、被爆された方の証言を伺います。

黒い雨や、疎開してきて原爆の犠牲になった多くの子どもたち。ご自身や、原爆で命を落とされた従弟の辛い体験を聞かせて下さいました。

「忘れられた歴史は繰り返す。そうならないために証言を続けているが、これから先は若い皆さんに継承していってほしい。戦争は絶対にいけない。」というお言葉を決して忘れません。

資料館の見学をしてから、原爆慰霊碑の前で平和セレモニーを行いました。セレモニーでは、生徒たちが準備してきた、平和宣言と千羽鶴を奉納しました。

広島の地でそれぞれが感じたことを心に刻み、平和を守っていく決意を固めることができた、修学旅行初日でした。

宿泊先のホテルでは、出発前に行われる予定だったセレモニーを行いました。

生徒の代表が、「校長先生にいただいたスローガンを達成し、5年生の修学旅行で有終の美を飾ろう」と、決意を述べました。

校長先生からは、「挨拶・意欲・有心・笑顔・お礼」という明日からの行動目標をいただきました。

この目標を心に留め、5年生として明日は更に成長していきましょう。