研修旅行沖縄コース3日目は、いよいよ沖縄本島を離れ、伊江島に民泊に向かう日です。
天候にも恵まれ、沖縄らしい日差しを浴びながら万座毛という景勝地を訪ねてから本部港へと向かい、伊江島行きのフェリーに乗りました。
風が強く吹いていたため、途中かなり揺れましたが、無事に伊江島に着くことができました。
伊江港では民泊の方々が横断幕や旗を振って、私たちをあたたかく迎えて下さいました。
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民泊でお世話になる方々との対面式を行い、それぞれの民家ごとにさまざまなところに連れていっていただきました。
伊江島のシンボルとも言うべき城山(グスクヤマ)は、「タッチュー」の名で親しまれる山であることから、多くの民家の方とこの山を訪れました。頂上までは291段の階段があると言われ、ニクイ(291)ほど厳しいものでしたが、頂上からは360度のパノラマで伊江島の豊かな自然と沖縄の美しい海、雲の切れ間から射す太陽の光を眺めることができ、その疲れも吹き飛んでしまうほどでした。
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そのほかにも、伊江島には伝説の地が各地にありました。その一つにニィヤティヤ洞があります。そこには「ビジル石」という石があり、それを持ち上げたときの重い軽いで男の子が生まれるか女の子が生まれるかがわかると伝えられているそうです。こうした伝説や歴史のある場所を、各民家ごとに辿り、沖縄独自の文化や伝統を学ぶことができました。
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また、伊江ビーチにも多くの民家の方と訪れました。透き通る海ももちろんですが、砂までもがさらさらとしていてとても美しいところでした。足首まで海につかり、ひんやりとした沖縄の海を体感し、あらためてこの美しい海の大切さを知ることができました。
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こうして、伊江島での研修は充実したものとなりました。短い間ではありますが、民家の方々との家族のような交流を通して、明日は一回り成長した姿で東京に帰ることができます。まるで自分の娘のように、あたたかく、ときには厳しくご指導くださった民家の方々に感謝いたします。生徒一人ひとり、貴重な体験となりました。
明日で沖縄コースは最終日を迎えます。それぞれが沖縄の「光」を見つけ、観て・学び・繋げていくものを持ち帰ることができるよう、最後まで気を抜かずに歩んでまいります。
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