シアトルの空から ~留学便り28~

【課外活動(美術館、博物館、旅行、映画、その他)】
最近は、帰国まであとわずかなこともあり、最後のシアトル観光へ出かけています。先日、フリーモントという地区へ買い物に行きました。そこにはアンティークなお店が並んでおり、アメリカの時の移り変わりを味わうこともできました。また、Museum of Flightという飛行機の博物館にも行き、そこには戦争の時の飛行機などが展示してあり、たくさんのことを学ぶことができました。そして、週に1度、男女混合サッカーの試合に参加しています。そこでのさまざまな年齢の現地の人との交流も私の良い息抜きとなり、良い運動となっています。スポーツと音楽は言葉がなくても伝わる世界共通のもので、友達を作る良いきっかけになり、今では運動やピアノを習わせてくれた親に感謝しています。それとこの間初めて髪の毛をバッサリと切り、癌などで苦しむ人のために寄付しました。美容室で髪を切り袋に入れてもらい、それをアメリカでは有名なLocks of Loveという団体に郵送で寄付しました。先日感謝状のようなものが届き、今頃は私の髪の毛がウィッグとなって誰かのもとに届いていると思うと大変うれしく思います。

【TOEIC】
TOEICを先日も受けたのですが、帰国前に比べ、すべての問題を時間内に解き終わることができ、自信のある答えも増えたことから、自分の英語力が伸びていることを実感しました。速読の力や単語力、リスニング力をこの留学を通して伸ばすことができました。しかし、900点の壁を超えるのは容易なことではないということも痛感しております。結果は日本に届くので帰国してから見るのを心待ちにしております。

【留学のゴールを迎えて】
この1年半を通して、この留学を通してでなければ学ぶことのできないことをたくさん学びました。国を超えた友達を作ること、文化の違う人と一緒に生活する大変さ、日本という国を外から見ること、たくさんの優秀な日本人の方々にも出会えたこと、一人になってわかった家族や友達の大切さ、アメリカの良いところ悪いところ、アメリカの学生と日本の学生の違い・・・などなど、あげたらきりがありません。嬉しいこと楽しいこと悲しいこと辛いこと、すべてをここアメリカで経験し、乗り越えました。すべての経験が私を強くし、それが自信となり今の私を支えています。留学前の自分と今の自分では別人のようなくらいに、昔見ていた世界と今見る世界は本当に違ったものです。最後に留学という貴重な経験をさせてくれ、常に支えてくれた親や友達、アメリカにいる親戚、昭和女子大学の先生方、ここアメリカで出会ったすべての人に感謝したいと思います。私一人では今ここにいることはできませんでした。この地で得たことは、これからの将来に100%生かし、より良い未来を切り開いていきたいです。