コペンハーゲンの家庭裁判所を視察した模様を報告します。
ここでは、主に夫婦が離婚した際の子どもの親権についてのお話を伺いました。
デンマークでは、子どもを第一に考えることが重要視され、
両親が離婚した際に、子どもが父母どちらの親権を持つのか、
判断するのを手伝う作業がソーシャルワーカーの役割だそうです。
決断する際、あくまでも子どもにとって最優先となるように心掛け、
子どもの将来の展望しながら、子どもにとってベストな選択となるよう促すのが最重要となるそうです。
デンマークでは、日本と比べて離婚の際の子どもの生活面、
精神面でのケアがとても充実していることが分かりました。
日本でも、子どもの権利条約の見直しをし、
子どもが生活しやすい環境を作るのが課題ではないかと思いました。
福祉社会学科 藤原智歩