2017年度 ソーシャルワークプロジェクトⅠ~実践活動報告 その35~

こんにちは!
福祉社会学科1年の古屋です。

私は9月11日〜15日にかけて宮城県女川町にワークキャンプに行ってきました。
女川町は東日本大震災で受けた被害の大きさから、震災から6年半経った今も重機が町中にたくさんあります。

ワークキャンプでは、宮城県石巻市にある禅昌寺というお寺に、メンバー全員で寝袋で寝泊まりしました。

まず初めの活動として、鳴り砂浜と呼ばれる『歩くとキュッキュッと音の鳴る』砂浜の海岸清掃をしました!
あいにくの曇り空で鳴き砂の音を聞くことは出来ませんしでしたが、多くの流木や海藻、ビニールゴミなどを全て取り除いた時の達成感は今でも覚えています。

次に色々な方々から、震災当時のお話を伺いました。
子育て中の母親から診療所で働いていた看護師の方など、様々な立場から当時の生活や悩みなどをお話していただき、多方面から東日本大震災を見つめ直すことが出来ました。

3日目には運動公園住宅と呼ばれる場所で1泊、住民の方々と紙ランタン作りやカレーライス作りをし、夜には女川町の踊りを教えて頂きながら全員で踊ったんです!

『また来年も必ず来ますから。』
そう約束してぎゅっと手を握りました。本当に楽しかったです!

4日目、5日目は保育園でのフィールドワークや、女川町竹浦集会所で震災当時のお写真などを見させていただきました。

ボランティア先で様々な方からお話を伺う中で、皆さんが口を揃えていう言葉があります。

『忘れないで。』『きっとまた、こうして会いに来て。』

1番辛いことは記憶が薄れること、心の中から消えること。
今1番してほしい支援は、決してこの震災の事を忘れないで欲しいということ。

震災から時間が経つたび、メディアで取り上げられることは減り、知ろうとしなければ情報が流れてこない状況になりました。

私自身、今回のワークキャンプに行って初めて知ったことが沢山あります。
未だに仮設住宅で暮らしている人がいること、重機が無くなっていないこと、学校に通えない子供たちがいること
行ってみなければ分からないことは沢山ありますが、私は行かなくても色々な事が多くの人に伝わるようになって欲しいと思いました。

伝えることの大切さ
女川町から帰ってきて、私自身が見つけた課題として女川町のことを一人でも多くの人に知っていただけたらと考え、今も様々な案を模索中です。

来年、また女川町に行った時はその答えが見つかっているように、違った形から関わることが出来るように、何も知らなかった私から変われるように、これからも勉強していきたいと思います!

ここまで読んでくださりありがとうございました❁︎