大学と現場(社会福祉法人)の連携に向けて

福祉社会学科で実施したコスモス祭の取り組みが次のステップに向かいつつあります。

今回の福祉社会学科のコスモス祭の企画(フクトーク)は、全国社会福祉法人経営者協議会(以下、経営協)と連携して、全国の社会福祉法人の中から選ばれたHERO‘Sの方等をお招きしたトークセッションでした。

それが、色々な媒体で伝わる中で、企画協力をして頂いた上記の経営協でのメールニュース(配信先:9,700か所)でも取り上げて頂きました。

【全国経営協】経営協情報No.51(平成30年12月13日配信)

http://www.keieikyojoho.com/infos/index/194/view

 

フクトークでのHERO‘Sの方等のご発表から、「今まで福祉といえば、『大変だけどやりがいがある』というイメージでしたが、今回のお話をきいて、素直にお仕事が楽しそうで、私も福祉の世界で働きたいと思いました。」「福祉施設はほぼマイナスなイメージだったが、ゲストの方々が生々と話をされている事がとても良かった。」というように従来のイメージを変えられたという感想や、「一人暮らしで50代後半。まだ元気ですが、いずれどこかでお世話になるんだなと思うと他人事には考えられません。こういうことを大学のプロジェクトとして勉強されている皆さんに頭が下がります。」のように学生たちと現場の方の取り組みは、地域の方にもよい発信になっていることがアンケート結果からわかりました。

福祉に関する発信は、上記の感想にもあるように虐待事件や人材不足などのマイナスなイメージにつながりやすいニュース等が多いのが現状と言えます。しかし、現場にはそれ以上の豊かな実践と人々のふれあいがあると思います。

今後は教育現場と福祉の実践現場で連携して、実際のキラキラした取り組みを伝えていく意義があると実感しました。

最後になりましたが、上記のアンケートの集計等は、プロジェクトの実行委員会の学生が集計等をしています。今後は、その集計も含めて、活動の報告をまとめていくことになります。(北本佳子)