福祉社会学科と世田谷区が連携・協力して、より多くの人に福祉活動への理解と関心を高めてもらうために、世田谷区の主に保健福祉領域で実施されるシンポジウム・講演・住民が参加できるイベント等を学生(せたふくみんなで学び隊)が紹介します。
世田谷区は保健福祉の領域で先進的な事業を多く実施しています。また、色々な企画も行われています。本学科がそうした先駆的な保健・福祉を学べる世田谷にあることのメリットを活かして、学生目線で世田谷の福祉(せたふく)を紹介したり参加したりすることで、学生が学びを深めるとともに、多くの方とつながり、まちづくりにも貢献できることを願っています!(学科長)
(第6回発信)
子育ては地域へ!
子育ての不安やお悩みを一人で抱えていませんか?
今回みなさんにお伝えしたいもの。
それは「世田谷版ネウボラ」です。
「ネウボラ」と聞いてピンとくる方は少ないと思います。
「ネウボラ」とはフィンランドで行われている、妊娠、出産から子育てまでワンストップで行う育児相談支援のことです。
世田谷区ではそのフィンランドの取り組みを参考に、区・医療・地域が連携した妊娠期から就学前までの切れ目のない支援をする取り組みを行っています。
今、子育てはパパやママだけが行うものではなくなってきています。
子育てをするパパやママは不安がたくさん。
子どもの成長のこと、仕事のことやご近所づきあい、肉体的問題や、精神的問題などあげたらきりのない不安。
そんな不安を持つ子育て家庭を地域全体で支えるのが「世田谷版ネウボラ」なのです。
妊娠がわかってからの健診やサポートに始まり、産前・産後のお母さんのサポート、赤ちゃんが生まれてからの支援に、子育て情報やつながりの場、相談できる場の提供などなど。
区・医療・地域が連携した、妊娠期から就学前までの切れ目のない支援だからこそ安心して相談できる。そんな取組みが世田谷区にはあります。
また、これらは地域のみなさんの力なくしては成り立たない支援でもあります。
「困ったときはお互いさま」そんな地域で支えあう関係づくりのためにも、ぜひ一度「世田谷版ネウボラ」について学んでみませんか?
不安を抱えているみなさんも、支えたいけど何をしていいかわからないみなさんも、子育て支援に興味があるみなさんも、地域福祉に興味のあるみなさんも、どんな方でもぜひ「世田谷版ネウボラ」と検索してみてください。
新しい子育て支援の形がそこにはあります。
(せたふくみんなで学び隊 渡辺舞乃)
※世田谷区からの広報については、こちらからご覧ください。
http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/103/127/15593/d00152962.html