社会福祉HERO‘S TOKYO2019 

全国の福祉の現場で活躍するベストHEROを選出するイベント、社会福祉HERO‘S TOKYO2019が、12月10日、渋谷ストリームホールで開催されました。今回は、第2回開催で、アンバサダーとしてモデルの谷まりあさんが参加されました。

 

福祉社会学科では、昨年の文化祭で、前回のベストHEROを含む3名の方をお招きして、トークイベントを企画・実施しました。今回はそのご縁もあり、北本が審査員として参加するともに、参加希望をした学生もフロアで、予選をくぐり抜けてきた男女7名のプレゼンテーションを見ました。

7人のプレゼンテーションのテーマは、➀「オリジナル体操で、福祉のイメージを変えていく」、➁「ボトムアップ型組織で『こどもファースト』な保育を実現!!」、➂「自然栽培と福祉で、だれもがWINな社会へ」、➃「日々のケアからファッションショーまで『笑顔の輪』をプロデュース」、➄「DWAT災害派遣活動を通じて福祉に恩返し」、➅「老人ホームを地域にひらき、『命のバトン』をみんなにつなぐ」、⑦「みんな違っていい。明るい福祉を発見!」でした。

どのプレゼンターの内容も、それぞれの方の想いと熱意(暖かさ)がこもっていて、キラキラが輝いていました。それぞれによさがあり、一人を選ぶというのはなかなか難しい感じもしましたが、審査委員票とフロアの方の投票による審査が行われ、最終的には6番目に発表されたウエル千寿会の田中伸弥さんが受賞されました。

 

田中さんは、ご自身のお母様の病院での看取りの中で感じられたことを大切に、日常で私たちが直視することの少ない「死」の問題を取り上げられ、それを地域づくりにもつなげられていたことがまさに今日に求められている「社会福祉」の実践になっていたと言えます。

福祉の仕事は、介護のみのイメージがもたれがちですが、もっと広く多様な仕事です。

その中で、今回のプレゼンテーションでも共通していたように、利用者の方はもちろん、利用者の方を取り巻く、ご家族、地域の方の幸せにかかわるとともに、何よりも、福祉にかかわる現場のその人自身がキラキラと輝く仕事であると言えると思いました。

本学科の卒業生から社会福祉HEROが出ることを楽しみにしています。(北本佳子)

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