本日は、昭和女子大学社会福祉学会第13回大会が開催されました。
【2019年度優秀論文 表彰】
今年度は原ゼミの4年生菊地春佳さんが表彰されました。(卒論テーマ:「精神障がいを持つ親と暮らす子どもの生活状況の把握と支援の在り方について ~母子生活支援施設の支援に着目して~」)
【基調講演】
基調講演にはNPO法人ほっとプラス代表理事の藤田孝典先生をお招きし、「日本の貧困と格差に対抗する福祉実践 ~ソーシャルアクションの時代に向けて~」と題してご講演頂きました。
ソーシャルアクションの大切さや、資格取得の重要さを、実践経験をふまえて細やかにお教えいただきました。政策提言等といったマクロレベルのご活動から、生活問題を抱えたクライアントヘの相談支援のミクロレベルのご活動をお話し下さり、ソーシャルワーカーの仕事の奥深さを改めて知る貴重な機会となりました。
藤田先生、本当にありがとうございました。
【実践報告】
基調講演のあとの、「卒業生による実践報告」では、社会福祉法人武蔵野会 障害者支援施設リアン文京「放課後等デイサービスびおら」で支援員(社会福祉士)として活躍している齋藤幸代さんと、医療社団法人白寿会 介護老人保健施設青葉の丘で相談支援員(社会福祉士・介護福祉士)として活躍している富樫なつみさんに発表をして頂きました。
お二人とも、2014年度の卒業生です。
発表を通して、齋藤さんは法人の理念に共感し、現在の法人に就職し、今日ではリーダーとしてご活躍をしていらっしゃる様子がよくわかりました。
一方、富樫さんは入学中から高齢者分野での就職を希望し、介護職でスタートしたあとに、現在の職場に転職し、念願の支援相談員として社会福祉士の資格を活かして活躍をしていらっしゃることが伝わってきました。
お二人の法人(施設)とも、利用者の方を大切にして、支援を行っており、それがお二人の仕事の働きがいにつながっていることもわかりました。
今後は、さらに多くの福祉の現場はもちろんのこと、民間企業や公務員等、多様な現場で活躍されている卒業生の方の実践報告をこの学会で発表して頂ければと思います。
齋藤さん、富樫さん、ありがとうございました
(北本佳子)