『第2回オンライン就職サロン(保健医療分野)』

11月25日(水)お昼休みの時間を利用し、『第2回オンライン就職サロン』を開催しました!登壇者として、横浜市立大学付属市民総合医療センターで医療ソーシャルワーカーとしてご活躍されている林由莉さんをお招きしました!林さんは、第1回就職サロンご登壇者の沖野さん同様、福祉社会学科の卒業生でもあります。

第1回に引き続き、参加学生を対象に事前アンケートを行いました。具体的には、大きく分けて就職活動に関する事が8つ、仕事内容に関して4つ、働き方に関する事が2つと多くの質問が寄せられました。
 
【就職活動に関して】
①就職先の探し方、また現在の病院に就職した決め手・就職活動の軸
②3年次の秋、インターンシップ参加の有無・就職活動の開始時期
③適性検査の勉強に関して
MSW/PSWになるために、国家試験の勉強以外に行っていたことに関して
④3年生の今、コロナ禍で行える事は?
⑤インターンシップにむけてやっておいたことが良い事
⑥現場で働いてみて、学生のときにやっておけばよかったと思う事
➆医療ソーシャルワーカーを目指したきっかけ
⑧病院の面接で問われる内容に関して
 
【仕事内容に関して】
①精神科病棟の医療ソーシャルワーカーの業務について、また精神科病勤務ならではのやりがいや難しさについて
②ソーシャルワーカーとしての価値観
今後の社会における医療ソーシャルワーカーの役割や必要性に関して
③一般企業に就職した経験の有無、また、一般企業に就職したいと考えたことはあるか。
④セーフティーネットから外れてしまう人々の、アウトリーチに関して
 
【仕事に関する働き方について】
①普通病棟は希望することが出来るのか。
②MSWの就職の際にあたり、自動車免許の有無
 

当日の流れとしては、まず林さんの方から自己紹介・お勤め先の紹介をして頂いた後に、事前アンケートの内容を司会者の方で質問させて頂き、その後チャットにて質問を募集しました。
林さんは、大学入学当初からMSWを目指されていたという事でした。しかし、ご自身の思い描くMSW像をより明確なものにする為、ボランティア活動やプロジェクト活動、また民間企業も視野に入れられていたというお話がありました。
そして、医療機関を志望する事を決められてからは、日本医療社会福祉協会などのサイトを利用し、ご自身で病院見学のアポイントを取るなど、能動的に活動することの必要性を林さんのお話から学びました。また、先生を通じてOGの方々のお話を伺う機会があったという事からは、福祉社会学科ならではの繋がりの強さを感じました。
専門職の価値観として、医療ソーシャルワーカーとして自分が大それたことをするのではなく、患者さんと一緒に成長していくという価値観を大事にされているというお話がありました。エンパワーメントを実践されている林さんのお話は、医療ソーシャルワーカーという仕事に対して、前向きなイメージを受けると同時に、自分自身の価値観を見つめ直すきっかけになりました。
 

事後アンケート結果からは、林さんの生き生きと話されている姿から、改めて医療ソーシャルワーカーの魅力を感じたという意見やまた就職サロンに参加したいという意見が寄せられました。
就職サロンの動機に関する質問で、サロン参加前から保健医療分野に興味があるという事でした。林さんのお話から、学生のうちから視野を広げて、能動的に活動していく事が重要という事を改めて感じました。現時点で関心がない分野にも、将来的な進路に影響があるかもしれません。皆さん、行動が制限される日々が続いていますが、出来ない事ではなく出来ることに目を向けていきましょう!
(就職サロン実行委員:荒木実桜)