3年川﨑ゼミでは前期の最初にお勧めの本を各自選んで、プレゼンテーションをしました。
その結果、橘木俊詔『女子の選択』(2020)東洋経済新報社を読むことになりました。
各章を一人ずつ担当し、要約とゼミで討議したいことを書いたレジュメを作成し、発表しました。担当した章の内容やコメントは以下の通りです。
・昭和、平成、令和と時代とともに変化する女性の働き方について学び、ゼミのメンバーで、それぞれの結婚・出産についての考え方や働き方について話し合いました。
・既婚女性の労働は幸福に繋がるのかということについて学び、将来の自分の労働の仕方について様々な希望があることがわかりました。
・一般職、総合職、準総合職、専門職の違いについて学び、その中で将来就職したいのはどれかについて話し合いました。
・超難関大学に通う女子と女子大に通う女子について、就職や結婚の傾向をまとめ、比較などを行いました。キャリアを重視しない女性が増えているという結果に、男性との選択肢の幅の差を感じました。
・結婚や就職先など人生において様々な選択肢がありますが、結局は自分がどのような人生を望むのかという選択に任されています。このことを受けて皆で自分がこれから先どのような人生を送りたいのか、そのためにはどのように行動したいのかを話し合い、方向性を明らかにしました。
(主要メンバーが1名欠席の3年ゼミ風景)
7月下旬には卒論中間報告会があり、他ゼミや川﨑ゼミの4年生がどのようなテーマで卒論を執筆しているかを知ることができて、今後のテーマ設定の参考になりました。ちなみに、川﨑ゼミの4年生の卒論のテーマで『女子の選択』に近いのはなぜ女子大学は必要なのかです。他に愛着形成が大人に与える影響、塾と学校の違い、フィリピンと日本の子どもの貧困、カラーユニバーサルデザイン、推し活などテーマは十人十色ならぬ六人六色です。
好きなテーマを掘り下げて調べ、話を聞き、文章にしていく過程で、情報収集や論述の力をつけ、学ぶ楽しさを味わってほしいと願っています。