みなさん、こんにちは!三寒四温を繰り返しながら春が近づいてきました。
今日は、私が担当している「生活福祉経営論」という授業の紹介をさせていただきます。
この授業では私たちが生活していくうえで直面するいろいろな問題に対して、個人・家族、地域、社会、環境、そしてそれらの相互関連の視点からアプローチしています。対人援助の専門職を目指す人にとって、生活の実態や生活課題への理解を深めることは大変重要ですし、専門職を目指さない人にとっても、いま現在と未来の生活に直結する学びを提供したいと思っています。この授業を受けて、卒業論文のテーマを決めていった人もいます。
さて、この授業で扱う内容は大きく分けて二つあります。
一つは、収入や資産などの金銭資源、労働時間や余暇時間などの時間資源、家事労働やケア労働などをする人たち(人的資源)といった生活資源のマネジメントの意義と方法についてジェンダー視点を交えて学びます。
もう一つは、金融教育と資産形成、消費者問題、労働問題、地域における共生・協働や生活保障の問題などの身近なトピックを扱いながら、持続可能な社会の創造に向けて生活者としてどのような行動を選択していけばよいかをワークやディスカッションを通して考えます。
写真は「人間らしいふつうの生活を継続して営んでいくのに必要な生活行為・状態とは」というテーマでワークショップを行った時の様子です。お金や物だけでなく、教育や福祉のサービス、良好な人間関係、生活時間のバランスが取れていることなど、たくさんの意見が出ました。一方的に講義を聞くスタイルではなく参加型の授業で受講生同士が楽しく豊かな時間を持てるようにしたいと思っています。
興味を持っていただいた方は、ぜひ昭和女子大TVのほうもご視聴ください♪
https://youtu.be/SRIxfCupquE?si=IWrJssKDbc0mJJRs