授業:地域社会の活性化(農村)

こんにちは。現代教養学科4年の宮田真希です。私は「地域社会の活性化(農村)」(担当:瀬沼先生)という授業を履修しています。この授業は、農村地域について学び、農村地域の問題点や課題を見極め、これからどのようにしていったら良いのか、どのようにしたら活性化するのかについて考えていく授業です。
前半授業では農村社会や農業について基礎的なことを学びました。後半授業では、いくつかのグループに分かれ、それぞれ1つの県を担当し、その県の気候風土や農業、特産物などについて調べ、発表を行いました。その発表の総まとめとして、7月23日の授業では日本各地の食物の試食会を行いました!赤カブのお漬物、大根のお漬物3種、いぶりがっこ、柚子マーマレード、もろこし、味噌3種、おせんべい、しょうゆ豆、きびなご等々を試食しました。
私は味噌3種の食べ比べをするのが楽しかったです。味噌は味噌でも、地域によって風味が全然違うのですね!どの味噌も個性がありましたが、特に鹿児島県産の麦味噌が印象的でした。口に入れた瞬間にお酒の香りが広がって、麦の食感も残っていて、不思議な味噌でした。今回食べた味噌以外にも日本各地にたくさんの味噌があって、それぞれ風味が異なると思うので、料理によって使う味噌を変えるのも良いのかもしれないと思いました。味噌を食べ比べすることはなかなかないので、興味深い体験でした。
受講生のみんなが口を揃えて「おいしい!」と言っていたのが、熊本県の柚子マーマレードです。クラッカーに付けて食べたのですが、柚子の食感がしっかりと残っていて、甘くておいしかったです。しょっぱいものが多い中で唯一の甘いものだったので、特においしく感じたのかもしれませんね(笑)
今回の授業で試食をしたことで、日本には色々な食べ物があるということに改めて気が付きました。どれも日本各地の農家の方が育ててくれている食材から出来ています。農家の方の努力なしでは、私達は十分な食生活を送ることは出来ません。ですが、今の日本では、農業従事者の高齢化が進み、担い手が不足しています。これからさらに高齢化が進んでしまっては、日本の農業は衰退していってしまいます。先進国の中でも食料自給率の低い国である日本は、自国の農業で、食を支えていく努力をしなければなりません。日本の農業を支えるためには、私達若者が農業についての知識を深め、何か対策をする必要があると感じました。日本の素晴らしい食を将来に繋げていくためには、農村の活性化は必要不可欠だということに気付かされた試食会となりました。

(記事:現代4年 宮田)

試食するだけでなくワークシートにもコメントを記入しました。
試食するだけでなくワークシートにもコメントを記入しました。
グループに分かれお互いの意見を述べ合いながら試食をしました。
グループに分かれお互いの意見を述べ合いながら試食をしました。
兵庫県名産「いかなごのくぎ煮」(初めて食べる学生が多かった)、香川県のそら豆
兵庫県名産「いかなごのくぎ煮」(初めて食べる学生が多かった)、香川県のそら豆
大分県の漬物と大人気だった熊本県の柚子マーマレード
大分県の漬物と大人気だった熊本県の柚子マーマレード
香川県の白味噌と秋田県の味噌
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山形県の赤かぶ酢漬
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