【東京社会調査研修レポート⑬】3日間の研修を行いました!

こんにちは!東京社会調査研修広報担当の2年の中本です。
4月から活動を開始した「社会調査研修A」も、そろそろ終盤となってきました!
今回は、9月25.26.27日の3日間にかけて行なった私たちの研修内容を報告します。

1日目は、ゲスト講師として、グラフィックデザイナーの猪瀬まな美さんをお呼びしてピクトグラムのワークショップを行いました。
事前学習として私たちが夏休みに集めたピクトグラムの写真を発表し、そのピクトグラムの問題点や改善点、魅力について話し合いました。

ピクトグラムは、1964年の東京オリンピックの際に、当時、外国人とのコミュニケーションがまだ苦手だったため、日本人のデザイナー11人が、アクセシビリティのためにデザインして、世界中に普及したもので、私たちの生活にとても身近でありふれています。

しかし、今回の事前課題を通じてピクトグラムとは何か、こんなところにもあったのか、など多くの発見がありました。いまでは、ピクトグラムは、日本だけでなく海外でも当たり前に存在しています。文字が読めなくても絵や文字によって伝わるピクトグラムを通して、社会的な課題との関係や、アクセシビリティ、ダイバーシティの視点をもつ重要性を学びました。

さらに、私たちは今回の研修で、実際にあったらいいなと思うピクトグラムを自分たちで考えてみました。伝えたい情報をデザインに盛り込みすぎないこと、シンプルかつ誰にでも伝わりやすいことを大切にそのデザインを考えることは想像以上に難しくとても苦戦しました。

しかし、猪瀬さんにデザインのアドバイスを直接いただくことで、試行錯誤を繰り返し、オリジナルのピクトグラムを完成させることができました!さらにそのピクトグラムをどんな場所や場面で使うことが最適かを自分たちで考え、そのピクトグラムを持って外に出て撮影もしてきました。

 

 

私たちが実際にデザインしたピクトグラムは、11月2日の三軒茶屋キャロットタワーでの展示・報告会でも紹介させていただきますので、どうぞお楽しみに!

2日目からは、11月2日の展示・報告会に向けて、5つのグループに分かれて本格的に作業を開始しました。オリンピック、世田谷、ベイゾーン、渋谷、丸の内のそれぞれのチームで、レガシー、アクセシビリティ、ダイバーシティ、キーワードに過去の資料と現在を比較し、「わたしたちのアーカイブス」としてまとめているところです。

実際のパネルの配置も考えながらオリジナリティ溢れた作品に近づけていくことは簡単ではないのですが、皆で意見を出し合うことは楽しいです。

私たちはこの社会調査研修を通じて、普段伺うことのできない貴重なお話や経験をたくさんしてきました。それを報告させていただく時期が間近に迫り、グループ活動や個人の作業にも本腰が入っています。よりよい報告ができるよう精一杯頑張りますので、11月2日は三軒茶屋キャロットタワー4階の展示会場に、ぜひ足をお運びください!