現代教養学科ブログリレー -フフバートル先生-

ゼミ生たちの「外出自粛」工夫アイディア

 

4月9日(木)の夕方、寒くて風邪が強かった中、研究室から帰る私は1号館と8号館の間にあるさくらの木の写真を撮って4年ゼミLINEグループに送りました。

無言のメッセージでしたが、返事が次々と届き、学生たちはその背景からキャンパスのさくらだと知っていていました。それに対し、私は「寒い風でも強く咲く昭和のさくら、帰りに撮りました」と、突然写真を送ったことを説明しました。

その時のさくらとそれに対する彼女たちのすばやい反応から思い浮かんだのが、今学生たちはどのような独自のアイディアをもって過ごしているのか、それを聞いてみたいということでした。

 

昭和の夜のさくら4月9日(木)18:55

 

世界中の多くの国に続き、日本も巣ごもりが続き、「コロナとDV」、「アルコール依存」、「スーパーの店員をどなる女性客」などネガティブなニュースも多いが、ゼミの学生たちからはたいへん興味深い、有意義な、そして、日常生活ではたいへん平凡なことですが、本人たちにとっては「外出自粛」あってのチャレンジや初めてやることも多かったという明るい話題がたくさん出たので、ぜひそれを学科のブログにまとめておきたいと思いました。ほかの学生の皆さんも楽しい、有益なことをいろいろやっているではないかと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。

まず、4年ゼミでは部屋の模様替えをし、それがZoomミーティングではたいへん明るく、きれいに見えるようになっている人、また、「人にはとても見せられません」と言うが、携帯で音楽を流してダンスをしているという人、そして、単位は取り終わっていますが、中国語をやり直しているという人や、人通りの少ないところを遠くまで歩いている人、いつもはあまりしないが、家事や自炊、犬の散歩などをしているという人もいました。

次いで、3年ゼミではZoomミーティングで初めて自己紹介をしあう仲間でもブレークアウトのセッションから「メインルーム」にもどってきた時の顔は盛りあがった様子でした。話題はやはり「今何をしているか」が多かったようです。

YouTubeを見て何かをやっている人が多いようで、中には動画を見て体を動かす人、動画で編み物を習う人、動画で工作を学び、マグネットを作った人や、ゲームで魚を釣ったり、果物を取ったり、株を調べたり、また、最近は小池都知事の「密です」ゲームを楽しむようになった人もいたほか、ユーネクスト(U-NEXT)やアマゾンプライムで無料映画や有料映画を楽しんでいる人がいるほか、コロナ終了後の就職難に備え、新しい資格取りの準備をしている人など、「外出自粛」中のゼミ生たちはたいへんポジティブな過ごし方をしているようです。

 

3A 鈴木はるさんの作品《編み物のポーチ》
3A 茂木奈々子さんの作品1《マカロンのマグネット》
3A 茂木奈々子さんの作品2《折り紙》

学生の皆さんには「外出自粛」でも体力と精神力を備えてもらい、いつ終わるのか誰もわからない「緊急事態宣言」の中で始まった授業に臨んでもらいたいです。

フフバートル