2021年7月

【志摩ゼミ】ゼミ三期生によるイラン便り [2021年07月26日(月)]

みなさんこんにちは!志摩ゼミ4年の白谷です。

7月1日、イランの首都テヘランに在住の志摩ゼミ3期生 井関未央さんにzoomでお話を伺いました。イランでの生活について、沢山の貴重なお話を聞くことができました。私たちはコロナ禍で対面とオンラインでの参加となりました。

(さらに…)

【シムゼミ】3年生で初めてのお出かけで「直観」を直感しました! [2021年07月20日(火)]

皆さん、こんにちは!シムゼミ3年の平野です。7月7日という七夕の日に、シムゼミ3年生のみんなで駒場東大前駅の近くにある日本民藝館に行ってきました!

日本民藝館は1936年に開館し、今年で85周年になります。創設者の思想家・柳宗悦は、これまで評価されることのなかった民衆の用いる日常品に素朴で健康な美を見出しました。そして、それらを「民藝」と称し、その概念を普及させるために、民藝品の美術館をつくったのです。柳先生により集められた、陶磁器・染織品・木漆工品などの工芸品が収蔵されています。タイムスリップしたかのような二階建ての蔵造り風建築で歩くと、床が少しミシミシと音が鳴りました。思わず小声になってしまう、静かな和の雰囲気を感じる空間です。

 

印象に残ったのは「直観」という言葉です。柳先生は「直観とは文字が示唆する通り『直ちに観る』意味である」「何の色眼鏡を通さずして、ものそのものを直に見届けることである」と述べています(『直観について』1960年)。このような思いがあり、展示品の解説は、黒い小さな板に朱色で展示品の名称やつくった人の名前が書かれているだけでした。解説書きが邪魔をせず、作品自体に引き込まれました。私の「直観」では、濱田庄司の赤絵の作品が目に飛び込んできました。赤色の線が素敵です。柳先生が日常品に美を見出したように、常識に捉われずに物事を見たり判断したりすることは大切でどんなことにもつながってくると感じました。

 

もう少し民藝品達と言葉なき対話をしていたいくらい、あっという間のひとときでした!また、ヒソヒソ会話の中でも、日常に潜む「美」を見つけつつ、ゼミ生同士でくつろげた雰囲気の中で、静かで楽しい時間を過ごすことができました!皆さんもお気に入りの作品を探しに、ぜひ見に行ってみてくださいね!

 

記事:シムゼミ3年・平野

外部講師の講義:「朝鮮半島の社会と言語」 [2021年07月14日(水)]

「ことばと社会(現代)」(フフバートル先生)という授業でアジアを中心に民族、国家、「国語」の問題を近代社会と関連づけて学んでいます。

6月29日は、一般社団法人東北亜未来構想研究所、北陸大学経済経営学部教授の李鋼哲先生の講義をオンラインで受けました。先生からは多言語を学んできた人生とご専門の北東アジアについて北朝鮮のことを中心にお話を聞きました。

李先生のご出身は、中国の吉林省にある延辺朝鮮族自治州で、先生は北京の大学に進学し、在学中に4つの言語を習得し、現在は5つの言語を操ります。国連機関で、英語でスピーチをしたこともある人生経験豊富な先生です。先生は、人生を楽しくするためにことばを学び、ことばを学ぶことで人脈が広がり、様々な経験ができるとおっしゃっていました。私はこの講義で第二外国語だけではなく、更に多くの言語を学び、人生を楽しくしていきたいと思いました。

今回の講義で特に印象に残ったのは北朝鮮のお話です。李先生は北朝鮮に5回ほど訪れた経験があり、町の写真を見せていただきました。

 

こちらは北朝鮮の国際関係図です。

 

日本は北朝鮮と国交を結んでいないため、北朝鮮と国交を結んでいる国がこれほどあるということを知り、驚きました。日本と北朝鮮は40年以上、拉致問題を解決できていません。李先生からは、朝鮮半島にはいつ平和が訪れるのか、日本と朝鮮半島はいつ近い隣国になれるのかという問いかけがありました。今回、現代教養学科の授業で専門家の先生に北朝鮮のお話を聞けたのはたいへん貴重な機会で、同じ対象について異なる視点から学ぶことができました。

李先生の人生のお話をお聞きし、これからの人生にワクワクしました。何事も取り組むのに遅いということはない、ということで様々なチャレンジをしようと思いました。

李鋼哲先生、たいへん貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

 

(資料、データは李鋼哲先生の講義資料によるものです。)

 

記事:フフバートルゼミ 3年 小野真里会

 

【鶴田ゼミ】2021年三宿フィールドワーク開始!  [2021年07月09日(金)]

こんにちは。鶴田ゼミ3年の梶原、小暮、竹井、浜田です。

梅雨空の中、蒸し暑い日々が続いておりますが、皆さんお元気でお過ごしでしょうか。

今年度のゼミ活動では、世田谷パン祭りやSAFE MISHUKU PROJECTなど大学周辺地域の課題と向き合い、課題解決のための提案を地域の方々と考えています。

三宿エリアは大学の近くでありながら三軒茶屋とは反対方面であるため、行ったことのないメンバーもいました。そこで現状を確認するため、6月30日に三宿まちあるきを実施!

ようやく緊急事態宣言が明け、念願のフィールドワークです。(この記事を書いている中、4度目の緊急事態宣言のニュースが…。今回、なんとか実施できてホッとしています。)

 

密にならないよう4チームに分かれ、テーマに沿って計画したルートをもとに調査を行いました。共通の調査地は世田谷公園、三宿四二〇商店会。この他、チームのテーマに沿って、IID世田谷ものづくり学校、こどものひろば公園、下馬図書館、周辺の道路空間を調査してまわりました。

調査データをもとに秋に向けてイベントの企画案を練り始めています。まずは、三宿あるきの感想を掲載します!

 

【チーム1】

今まで地図上でしか確認したことのなかった学校周辺を実際に歩いてみて、様々な世代の方たちが生活している様子を確認できました!

また、三宿四二〇商店会にはオシャレで美味しそうなカフェがたくさんありましたので、今後、利用しながら三宿に詳しくなりたいと思います。

 

【チーム2】

普段なかなか学校の周りを散策することがないので楽しくリサーチしました!まちの様子を実際に見ることができて、新たな発見が多くありました。

1番の発見は三宿四二〇商店会にあるアップルパイ専門店のアイス!皆さんもぜひ味わってみてください。

【チーム3】

一眼レフも初めて使い、公園や路地、普段歩かない様々な場所を記録(美味しいチョコレート屋さんにも行けました)!!メンバーともさらに仲良くなり、充実した三宿あるきになりました☺️✌

 

【チーム4】

実際に歩きながら地図上に記録をとりました。ゼミの先輩が関わったプロジェクトの現場も確認し、公園ではイベント会場になる場所の状況も記録しました。

今回の調査を踏まえ、計画している秋のイベントに活かしていきます。

また、イベントをはじめ、ゼミ活動についても発信していきますので、よろしくお願いします!

 

[記事:鶴田ゼミ3年梶原、小暮、竹井、浜田 ]

必修科目【社会をみる目】で「私」を見つめ直しました。 [2021年07月06日(火)]

現代教養学科では、1年生全員が履修する「社会をみる目」という必修科目があります。講義では、今まで学校やそれぞれの生活環境のなかで形成され無意識に作り上げられたあらゆる「固定概念」や「常識」について、日本と世界の違いや男女の比較を中心に多角的に社会学という視座から多岐にわたる内容が議論されます。「教育」「婚活」「権力」「犯罪」「宗教」「グローバル化」など、毎回興味深いテーマで授業が展開されます。

 

授業の冒頭では、生徒たちがテーマごとにある問いに対して自分の意見を発表し、クラスメイトの意見を聞いた後には、今度は情熱的でユーモアのあるシム チュン・キャット先生のわかりやすい講義がスタートします。授業を受けるたびに、今まで自分の中にあった「固定概念」が本当に正しいのか、また日常で起きることやニュースの話題について一面的ではなく多面的に考えることが出来るようになります。

 

そして、先日は「私をみる目」という自分自身について知ることをテーマに、外部講師としてローレルゲート株式会社代表取締役・日本アクションラーニング協会認定コーチの守屋麻樹先生が「自分らしさ」について講義をしてくださいました。

 

お話の中で「セルフリーダーシップ(=自分らしく生きる)」を発揮していくには、自分自身の「ビジョン(やりたいこと)」「強み(得意なこと)」と「価値観(大切にしていること)」を知ることが大切であり、それを知ることで人生の目的/使命を見出すことが出来ると守屋先生は仰っていました。そこで、講義内では自分自身の潜在的にあるこの3つのことを表面化するために、今までの人生曲線を作成して二人一組で自身の人生についてペアワークを行いました。グラフを書き、他者と共有をすることで自分だけでは気づくことが出来なかった自分自身の強みや価値観などを客観的に可視化することが出来ました。

 

またお話の中で、人はなりたい自分になろうとするから「どんな自分になりたいか」という「セルフイメージ」をすることでポジティブな感情を生み、次第に思考や行動、結果も前向きなものになるという考え方があることを学びました。

 

この講義を受けた私は、実際に行動してみようと思い立ちました。私には4歳離れた妹がいます。彼女は、現在サッカーで全国制覇し、女子プロサッカー選手になることを目指して、親元を離れて福島の高校で寮生活を送っています。サッカーで悩んでいる妹に守屋先生から教えていただいたことを伝えると、その後日に試合でゴールを決めたという動画と自信を取り戻すことが出来た!というメッセージが送られてきました。このように、ポジティブな思考によってその人自身の才能や強みが最大限に引き出されるのだと強く実感しました。これはどんな人、どんなことにも通ずるものであるとも考えさせられました。

 

現在はコロナ禍で様々なことに制限がかけられています。しかし、コロナ禍を理由に何も行動を起こさないのではなく、今だから出来るという発想の転換をすることが自分の人生の目標や使命を達成するためのチャンスをつかむことが出来ると思いました。入学後、1か月ほどで緊急事態宣言が出されて約2か月間オンライン授業を受講していました。この2か月間で将来について悩んだり、自信喪失したりした時期もありました。しかし、宣言が解除され、対面授業で守屋先生の「私をみる目」という講義を通して自分自身について見つめ直し、今後の人生をどのようにしていきたいかを考えることが出来ました。何より、大学で学ぶことの意義や忘れかけていた大切なことにも気づかされました。

 

今後の大学4年間は自分の信念を強く持ち、さらに周囲の人たちを巻き込めるような器の大きい人になることを目指します。そのために必要なのは自分自身のすべてを受け入れること、自身を支えてくれている両親や友達、先生など周囲の人への感謝の気持ちを相手に伝えること、そして、一瞬一瞬を大切にし、いま出来ることに目を向けて一生懸命取り組む姿勢が重要であることを気づかせていただいた守屋先生に本当に心から感謝いたします!

 

記事:1年・福田

専門科目【現代社会と社会学】で「スポーツとジェンダー」について深く考えました。 [2021年07月05日(月)]

【現代社会と社会学】という専門科目では、担当のシム チュン・キャット先生のもと、多角的に物事を捉え「疑う力」の育成を目指して、現代社会の身近な問題、我々が直面している問題や生きる上での課題などについて考えながら、社会学の基礎を学んでいます。

6月29日には、ローレルゲート株式会社代表取締役・公益社団法人全日本アーチェリー連盟理事の守屋麻樹先生にお越しいただき、「スポーツとジェンダー」についてディスカッションを中心に講義が行われました。

ディスカッションでは、4つのテーマについて、それぞれ3つのグループに分かれて話し合いました。テーマとしては「ニュージーランドの重量挙げ選手が五輪で初めてのトランスジェンダー選手となったこと」や「東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森会長(当時)が『女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる』と発言したこと」などホットなトピックスから、「大相撲春巡業で、土俵上で倒れた多々見(たたみ)良三市長の救命処置をした女性に対し土俵の女人禁制を理由に土俵から下りるように場内放送で促したこと」や「『女性マネージャー』という日本にしかない役割について」など長年にわたり重要視されてきた「伝統」や「ステレオタイプ」まで、幅広く議論を交わしました。

日本のスポーツ界には、「体育会系」特有の厳しい上下関係が存在し、また「伝統」が重んじられる傾向にあります。しかし、その「伝統」はいつから続いているものなのでしょうか。誰が決めたのでしょうか。一度立ち止まって考えると、疑うことすらしなかった「当たり前」や無意識の「思い込み」がたくさんあり、その一つひとつの小さな「当たり前」が社会全体を覆っていることに気が付きます。そして、そういった事実を認識したうえで、問題を一時の問題意識で終わらせないためにはどうすればよいのか、周りの人たちを巻き込んで社会を変えるにはどうするべきか、解決の糸口を考えました。

オリンピック憲章には、「オリンピズムの目的は、人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会の推進を目指すために、人類の調和のとれた発展にスポーツを役立てることである」「スポーツをすることは人権の1つである。すべての個人はいかなる種類の差別も受けることなく、オリンピック精神に基づき、スポーツをする機会を与えられなければならない」と記載されています。様々な学びを通して、スポーツのあり方とスポーツをきっかけに平和な社会の推進のために私たちにできることは何か、考え続けていくことが重要であると気付かされました。このような貴重な場を設けてくださった、シム先生、守屋先生、本当にありがとうございました!

記事:2年・和田