2018年3月

特別の卒業式 [2018年03月23日(金)]

 3月16日は、昭和女子大学の卒業式でした。4学部12学科の計1,281名と大学院博士と修士取得者の26名合わせて、1,307名が新たな道へと巣立っていきました。

 今年の卒業式は、特別に感慨深いものになりました。

 皆さん、上は何の写真がわかりますか。「学士学位」は読めると思いますが、その後の「证书」はどんな意味でしょう。「证书」は中国語で、「証書」の意味です。「学士学位証書」の上のロゴは、昭和女子大学のものではなく、上海交通大学のものです。 ロゴの上部に右から「交通大学」と書かれていて、下部にはSHANGHAI JIAO TONG UNIVERSITYとあります。

 この学士学位証書を受けたのは、初の昭和女子大学と上海交通大学のダブル・ディグリー取得者である国際学部国際学科の10名です。式典では、卒業生10名の皆さんの健闘を参列者全員が心からお祝いし、上海交通大学を代表して、中国から来日し臨席してくださった劉建新・上海交通大学人文学院書記が、上海交通大学学長の林忠欽様のお祝いのことばを代読してくださり、駐日中国大使館参事官で大使夫人でもある汪婉様からもお祝いのことばをいただきました。感激的でした。上海交通大学からは、昭和の留学生が日頃から大変お世話になっている段先生も来日されました。

 証書には、英文も記されていて、次の様に書かれています。

 英文中の下から5行目のdulyは「正式に」という意味です。こちらは卒業証書。もう一種、学士の学位(BA)を授与することが書かれた証書もあり、ダブル・ディグリーを受けた10名は、上海交通大学から2種と昭和女子大学から1種(卒業と学位が一枚に記されています)の3種の証書を受けて、溢れんばかの笑顔で、本当にうれしそうでした。より多くのダブル・ディグリー取得者が継続して出ることを祈っています。努力をすれば、必ず報われるのですね。10名の皆さん、本当におめでとうございました。

※学長ブログは春休み中更新をお休みいたします。次回更新は4月6日(金)を予定しています。

この景色が見られるのは [2018年03月16日(金)]

 丘の上に建っているのは、どこの建物でしょう。アメリカ、ボストンの丘(モスヒル)に建っている昭和女子大学ボストン校の建物です。キャンパスの入り口から入り、車道から右の歩道に進むと、校舎のレインボーホールが見えます。手前の薄い黄土色の建物です。普段は、この歩道を歩いて丘を登る人は少ないので、初めてこの景色を見る方もいらっしゃるでしょう。ボストンは函館や室蘭と同じ位の緯度にあり、今年は、かなり雪が降りました。


(昭和ボストンから見えるボストンのダウンタウン)

 この写真は、もう少し先ほどの歩道を登り、玄関ホールを右手にして、駐車場から丘の下に見えるボストンのダウンタウンです。この写真では、ダウンタウンには雪が積もっていないように見えますが、まだまだ町中でも雪が残っています。少し前までは、高い木々が、視界をふさぎ、キャンパスからこんなにきれいなダウンタウンを見ることができませんでした。最近、高い木の枝を落としたので、プルーデンシャルタワーもよく見えます。左手前にあるバスは、昭和ボストンから近くのMBTA(Massachusetts Bay Transportation Authority)と呼ばれている地下鉄のGreen Lineの駅、Reservoirまで、送迎してくれる昭和ボストンのバスです。


(レインボーホールにあるステンドグラス)

 はじめの写真で丘の上に建っていたレインボーホールにあるのが、この写真のようなステンドグラスです。時間や天候によって様々に違った表情を見せてくれます。特に明るい朝日が差し始めると、様々な色の光が交差してホール全体に差し込み、とても美しく、神秘的です。雪が積もると、太陽の光が真っ白な雪に反射して、なおさらステンドグラスから差し込む光が美しく輝きます。

この絵を見たことがありますか [2018年03月09日(金)]


(学園本部館 大会議室にある『早春の収穫』)

 卒業生の皆さんは、同窓会の幹事会などで、また、大学生や教職員の皆さんは、教育会議でいつも見ている絵画です。学園本部館3階の大会議室の正面にかけられています。縦は176㎝程、横は148㎝程もあるとても大きなキャンバスに描かれた油絵です。

 『早春の収穫』という題がついています。画家は岩下資治氏。宮崎県串間市の生まれで、高校で美術を教えていました。

 春に望秀学寮に行かれたことのある方は、この絵を見て、山も海もある変化に富んだ景観と共に、明るく輝く房総の光をきっと思い浮かべることでしょう。
 また、この絵は、かつて望秀海浜学寮のオリジナルハガキのデザインになっていたこともあったそうです。

 この作品と同じ時期か少し後に描かれたであろう岩下氏の油絵が、房総で生まれたり定住したりした画家たちの作品を集めた、千葉県佐倉市立美術館にもあります。その絵には、ピンクやうす紫の花をつけた金魚草を女性が一人で、出荷するために彩花している所が描かれています。オレンジ色のポピーも見えるので、きっと、本学所有のこの『早春の収穫』と近い場所で描かれたのではないかと思います。

 この絵にあるように、房州の温暖な気候を象徴するような花に囲まれた親子の睦まじい姿を見ていると、もうすぐ来る春が心から待ち遠しく思えますね。

2冊の手帳 [2018年03月02日(金)]

 昭和女子大学では、学生の皆さんに毎年手帳を配布しています。DREAM手帳と呼んでいます。この手帳は、理事長・総長の坂東眞理子先生が学生に示された「夢を実現する7つの力」を身に付けるために特別に作られたもので、ポートフォリオともなっています。

(DREAM手帳)

 コンセプトは「PDCAサイクル」と「見える化」です。目標の設定と行動計画であるPLAN、計画を実行するDO, 点検するCHECK, そして、そこまでのすべての過程の改善を図るACTIONのサイクルを繰り返すことで、目標である「夢を実現する7つの力」への獲得へとつなげます。その為には、毎日DREAM手帳を使うことが推奨されています。

 自分発見シート、「夢を実現する7つの力」習得マップ、励みの記録など、毎日少しずつ記録することで、1年が終わるころには、総合自己評価のための蜘蛛の巣グラフ(レーダーチャート)で自分の成長を確認できます。キャンパス・マップや大学各部署の電話番号もあり、とても便利です。

 もう一つの手帳は、同じサイズの色違いの手帳で、これには拡大鏡付定規も挟まれています。はい、こちらは教職員用です。一般的な手帳と同様にカレンダーとメモを書くページが続きますが、一割程度のページを割いて学校法人の様々な情報がまとめられています。学園の歴史、祝歌・校歌、学園のあちこちを紹介する「学園探訪」、キャンパス案内などです。

(教職員手帳)

 写真は2017年度用のものです。教職員用の手帳は、毎年スクールカラーのブルーですが、学生のDREAM手帳は、毎年色が変わります。来年は何色でしょうか。どうぞお楽しみに。