ゼミは真剣勝負だからこそ、楽しい‼

〈授業風景〉

日本文学演習Ⅱ 3年生のゼミを紹介します。

大学の学びの中で、いちばんダイナミックでスリリング、かつ、いちばん力を伸ばせる科目はゼミではないでしょうか。自分の考えを練りに練って発表する、発表を聞いて質問する、質問に的確に答える、議論を闘わせる…。

大学院に行きたい、力のある教師になりたいという人はもちろん、自分らしさを活かせる企業に飛び込んで行きたいという人だって、プレゼン力が物を言います。ゼミでどのように過ごすかは、もしかしたら、その人の一生を左右するのかもしれません。

さて、私の3年のゼミでは、夏目漱石を中心とした長編を読んでいます。
長編は、皆で作品をじっくり読み込んで、「作品」を作りあげて行くのが醍醐味。同じ作品でも、ゼミの年度により、違うイメージの「作品」に仕上がることもしばしば。
同席している私は、毎年、楽しくてたまりません。

ついつい前置きが長くなりました。
前期に漱石の「行人」を読み終え、後期に「それから」を読んでいるゼミ生たちの生の声をどうぞ!

□ゼミの面白いところは、一つの作品に対し、仲間と共に考え議論し合うことで、今まで気づくことのなかった発見に出会うことです。(Yさん)

□ゼミでは、自分の興味関心のある分野についてとことん追求できます。
仲間と共に困難を乗り越えることで、結束感が強まり、皆と仲良くなれることがゼミのいいところだと思います。
また、楽しいだけではなく、文章の読解力が向上したり、人の前で発表する力がついたりするため、自分の成長に大きく繋がります。(Iさん)

□授業の雰囲気が良く、先生に親身になって相談に乗って貰え、ゼミ生同士で活発な意見交換をして新たな考えを持てるところが、授業の面白いところです。そして発表の際に質疑応答が行われ、切磋琢磨して自分を磨けるのはこのゼミのメリットの一つだと思います。そうするうちに、自分で思考するという力がつくと思います。(Wさん)

□夏目漱石の脳を覗きたい!なんて思うことになるとは…
みんなと話し合いながらじっくり本を読むと、時代、経験、好き嫌い、恋、全部しって作者にとっての作品をしりたくなりました。
漫画やアニメの考察なんかに近い感覚かも?謎解き好きにおすすめです☻(Оさん)

□半期で一つの作品について深く読み込み、各々の解釈について議論し合います。そのため自分では考えつかなかったような意見が聞け、毎回の授業で新たな発見があります。とても和気藹々としていて楽しいゼミです!(Sさん)

□私たちの近代文学ゼミでは夏目漱石の作品などを扱っています。高校生までとは違い、1つの作品を奥深いところまで読み解いていくため、難易度は上がりますが、とてもやりがいのある楽しいゼミです。私たちのゼミに入って素晴らしい近代文学の世界で冒険しませんか?(Sさん)

□私たちのゼミの醍醐味は、ひとつの作品を皆で読み込み、様々な解釈をして発表しあうことです。登場人物ひとりに対する感じ方をとっても、人によって実に様々なものがあり、授業のたびに新たな刺激を受けます。そうして自分の考えを昇華させていくことはとても楽しいです。(Kさん)

さあさあ、次に扉を叩くのは、あなたですよ。

「今日の発表者、面白いこと言うなあ。」
「さて、何を質問しようか、真剣に聞き入ります。」

(FE)