ブックリレー第41回

インスタグラムで始まった「日文生ブックリレー」をブログでも掲載しています。
今回で第41回目です。

日文のインスタグラムは以下の通りです。日ごろのイベントなどをアップしています!
是非覗いてみてください。
日文アカウント:@swu_nichibun_official

本を通じて日文生同士はもちろん、受験生の方とも繋がっていければ嬉しいです。
今回も3年のお2人です👩

①KKさん🍁

こんにちは!カヌレにハマっているKKです。
高校生の頃にホワイトデーのお返しでカヌレをもらって初めて食べた時からカヌレの虜です💕当時はあまりメジャーじゃなくて売っているところが少なかったのですが最近世間的にもブームなのでコンビニでも買えて嬉しい限りです!今の所のベストカヌレは谷中銀座にあるパパンというお店のカヌレです🏅本当に美味しいのでみなさんぜひ食べてみてください!!

今回ご紹介するのは湊かなえさんの『告白』です。

《あらすじ》
「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」中学1年3学期の終業式の日、愛娘を校内で亡くした担任教師はこう告白した。犯人、旧友、犯人の家族、それぞれの視点から語られる中で事件の全貌がだんだんと明らかになっていく。全てが明らかになった後、物語は衝撃のラストシーンで締めくくられる。

この本は日文の「君に届け!ビブリオプロジェクト」で知りました。全6章からなるこの本は、章が進むごとに視点が変わります。語る人が変わるだけで一つの出来事が全く違うものに感じられ、価値観をどんどん壊されていくような感覚に陥ります。「え、このシーン前はどうやって描かれてたっけ?」と何度も前に戻って読み返したくなってしまいます。
そしてなんと言っても外せないのが登場人物全員が狂気を孕んでいるということです。そしてその狂気は全て愛が源流にあるというところにとても恐怖を感じます。娘を亡くした母親の復讐は思いもよらぬ結末を迎えます。全て読み終えた後、あなたはきっと愛がもたらす狂気に震えます

私は普段あまり本を読まないのですが、そんな私でもどんどん読むことのできる読みやすい本です!
映画化もされているのでぜひセットで楽しんでみてください!

次は大河ドラマにハマっているMNさんよろしくお願いします!

②MNさん🌰

こんにちは!大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にハマっているMNです。👘🏹
今期の大河は、三谷幸喜さんの描く鎌倉時代。登場人物一人ひとりが魅力的で、どんなにしんどい展開でも続きが気になってしまうんです。日文生ということもあり、和歌に通じる源実朝に最近は注目しています。最終章も目が離せません👀

今回私が紹介するのは、伊坂幸太郎さんの『フーガはユーガ』です。

【あらすじ】
常磐優我は仙台市内のファミレスで一人の男に語り出す。双子の弟・風我のこと、幸せでなかった子供時代のこと、そして、彼ら兄弟だけの、誕生日にだけ起きる不思議な現象、「アレ」のこと――。ふたりは大切な人々と出会い、特別な能力を武器に、邪悪な存在に立ち向かおうとするが……。(裏表紙より引用)

物語は、特殊な力を持つ双子を軸に動いていきます。不運な環境下で育ったふたり。傷を負いつつも互いに支え合い、前向きに立ち向かおうとする彼らの姿に胸を打たれました。伊坂作品の中でもかなりシリアス味が強いストーリーとなっていますが、兄弟の絆の描写は、心にほんのりとした温かさを残してくれます。

本作以外にも、私は『重力ピエロ』や『終末のフール』などの作品が好きです。『重力ピエロ』は2009年に映画化された際、母に連れられ映画館に観に行ったのを覚えています。伊坂作品はメディア化されているものが多いので、小説を読んでから映画を観たり、逆に映画を観てから小説を読んでみるのも、いい楽しみ方ができるんじゃないかなあ…と思います!

皆さんも是非ご一読くださいね。📙

次は、美肌研究にハマっているUAさんです!よろしくお願いします🫶

引き続きブックリレーを更新していくのでお楽しみに✨

(UR)