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学寮研修(2年生)をおこないました! ―労作― [2018年06月17日(日)]

こんにちは、松田忍(日本近現代史)です。

2018年6月12日から6月15日まで、神奈川県大井町の東明学林にて、歴文2年生の学寮研修をおこないました。今年も、約100名の学生が3泊4日の共同生活をおこなうなかで、濃密な研修プログラムが実施され、大きな成長の機会となりました。

何回かにわけてその模様をお届けしたいと思います。まずは労作奉仕を取りあげます。

今回の労作では「みかんの施肥」をおこないました。6月中旬のこの段階でミカンの木には小さな実がすでについています。

この実が一夏かけてだんだんと大きくなっていき、晩秋から初冬にかけて、おいしいミカンとなっていくのだそうです。そのためにはこの段階で肥料を与えておかねばなりません。おそらくほとんどの学生が体験したことのない作業ですね。

1 前日の事前準備

学寮研修初日には労作係の学生16名に対して、東明学林の職員から作業方法のレクチャーがおこなわれました。2日目の作業当日には職員は最低限のサポートをおこなうだけであり、16名の学生が約100名の学生を指揮して作業を進めることになります。労作係の学生は、当日に起こるであろう混乱を予測し、全員に作業方法を周知して安全に正確に作業をしてもらうための段取りを熱心に話し合っていました。

2 道具の準備

さて当日。心配されていた雨も降らず曇りの天候。早めに集まった労作係の学生が道具の準備をおこないます。

3 全員集合

そして係以外の学生が寮室からでて集まってきます。本日の労作がうまくいくかどうか、それはこの段階で既に決まっているのかもしれません。事前の計画がうまくいっていればうまくいくし、計画が詰めきれていなければ、みんなが作業方針がわからずに混乱してしまいます。さて、どうなりますか!?

4 作業開始前の全体ミーティング

今回の労作係の主任・副主任には、力はあるものの、どちらかいえば物静かな学生がついていました。しかし一番重要なリスクマネジメント(道具の安全な使い方の説明)を実際にやって見せて堂々と説明するなど、見事な仕切りで労作ははじまりました。2人には本当に大きな経験になったと思います。「立場」が人を育てることも数多くあるからこそ、「立場」につく経験こそが重要です。そして手前味噌にはなりますが、昭和女子大学には「立場」につく経験が本当に山のようにたくさん用意されていますよ!

5 現場での労作係学生からの説明

グループごとに施肥の現場に移動します。寮室メンバーごとの作業グループとなります。おそらく前の日の晩にそれぞれの寮室で段取りの説明をしたうえで当日に臨んだのだと思いますが、それを踏まえて現場での作業行程の最終確認がおこなわれました。

6 作業開始!!

さていよいよ作業開始です。作業内容がわからずとまどっている学生は一人もおらず、この時点で成功を確信いたしました!みんながそれぞれの持ち場で、楽しく、真面目に、丁寧に、仕事を進めていきます。きょうびの若者ですから、「農作業とかだり~わ」みたいな学生がいてもおかしくないと思うのですが、誰も逃げずに持ち場を守るのが歴文生の魅力です。

カメラを向けるとこの笑顔。ストレス無く作業を進めているようでひと安心!「女子大生+農具=??」ですね笑 斬新!

作業現場の全体像はこんな感じです。結構な斜面での作業です。残念ながら曇天でしたが、晴れていて富士山を間近にみながらの労作だったらもっと気持ちよかっただろうな~。ちょっと残念!

7 道具の後片付け

そして作業は順調に終わり、道具の後片付けに移ります。

当日は作業をずっと見守って下さった東明学林の職員さんたちですが、クワやスコップなどの道具を大切に扱うべきことは、丁寧にご指導下さいました。ありがとうございます!

8 係学生の最終ミーティングおよび講評

最後に係学生の最終ミーティングです。

想定より相当早い時間で全ての作業を完了することができ、東明学林の職員さんからもお褒めの言葉を頂きました。それと同時に労作係以外の学生が一生懸命協力してくれたからこそ、円滑な労作となったことを理解して、お礼の気持ちを必ず言葉で伝えねばならないと話してくださいました。

私からは、係の学生への講評として、素晴らしい労作であったことを伝えてねぎらいました。

またどんなプログラムであっても反省点をだし、次同じようなプログラムをおこなうときの経験値としていく必要があります。今回でいえば、作業の「終わるタイミング」が明確ではなく、作業終了宣言をだせなかったがために、後半がバラバラとした解散になったことは改善可能じゃないかと伝えました。

たとえば作業終了チケットを事前に作成して労作係の学生に渡しておいて、労作係学生が自分のグループで作業が終了したら、チケットを主任に提出する。そして全てのチケットが主任に集まった段階で、主任から作業終了宣言をだし、撤収及び道具の片付けを指示する方法があったのではないか、そうすると全員が達成感をもって、気持ちよく一斉に作業を終えられたのではないかと話しますと、学生たちはとても熱心に聴いていました。

でも改善ポイントがあることは悪いことではありません!みなさんはまだ学生であり、まだまだチャレンジの機会があるのですから。こうしたチャンスに経験値をためて、次はもっとうまくいくように頑張ろう!

おつかれさまでした!ありがとうございました!

労作の内容は季節ごとに異なるため、学生たちには前例となる模範があったわけではありません。前日に聞いたことから、当日におこりうる状況を想像して段取りをたて、円滑に安全に作業をやりとげた学生たちには心から拍手を送りたいと思います!

望秀海浜学寮にいってきました! [2017年10月30日(月)]

こんにちは、松田忍です。

2017年10月24日から27日まで、望秀海浜学寮にて、1年生、3年生合同の学寮研修をおこないました。

歴文の学寮では2015年から3年連続で「KJ法+ディベート大会」をおこなっています。「調べる力」「考える力」は充分に持っている歴文生の「議論する力」をもっと鍛えたいとの思惑で始めました。。

昨年までは、学生の側のみならず、教職員の側でもはじめて取り組むことになるディベートの段取りづくりに手探り状態でありました。しかし3年目の今年になって、歴文の学寮の軸となる学科プログラムとして定着した感がありました。学年を超えて混じり合いながら充実した表情で議論している学生たちの様子や、終わってから口々に「ディベートやって良かった」「またやりたい」といっているのを聞き、ここまでブレずにやってきて良かったなぁと心底思っております。

今年のディベートのお題は「ジェンダークォータ制の導入、是か非か」といたしました。ジェンダークォータ制とは、選挙における議席などに対し、一定割合の女性をつけるように法的に規制する制度のことを指します。企業役員の一定割合を女性にすることなども指しますね。女性の社会進出を法的に進めるのか、自然の趨勢に任せるのか、学生の皆さんが将来どのような社会で生きていきたいのか、たくさんの問いが交錯するこの問題に対し、歴文1・3年生全員が真剣に取り組みました。

作業開始にあたっては「歴文生」であることの強みを意識するように指示を出しました。すなわち「資料に基づいた根拠のある議論をする力」「他国の歴史を踏まえた議論をする力」「過去の歴史を知った上で、未来像をイメージする力」が歴文生にはあるはずなので、歴文生にしかできない戦い方をしてほしいとのメッセージを伝えます。

各グループとも学寮出発前に相当な準備をして臨みましたが、実質的なディベート大会の開始は学寮2日目の夜からです。まずはクォータ制の賛否の根拠となる事実を付箋にどんどん書いていき、グループ内で論点を共有していきます(KJ法)。

そして付箋を模造紙に貼り付け整理して、議論しながら論点を整理していきます。各グループの議論の様子。写真を整理して思ったのですが、学生たちがとにかく「カッコいい」んです!!!

3年生は必修授業「歴史文化と社会」の中で一度ディベートを体験しているので、ディベート準備のやり方に慣れています。3年生のリードに従いながら、1年生も積極的に発言していきます。次の5枚の写真で発言したり、動いていたりするのは全部1年生です。やっぱり「カッコいい」でしょ!!

さらに各グループの主張を模造紙にまとめ、一旦プレゼンをおこないます。

そして、いよいよディベート本番!!夏から準備してきた大量の資料を用意しての「データの殴り合い」です笑 「絶対にふわふわした議論にしてはいけない!数字や根拠を示して議論せよ!」とのアドバイスを各グループとも忠実に守り、相手チームの論点をひっくりかえす様々な数字が飛び交います。でてくる外国の事例も、アメリカ、ドイツ、フランス、ルワンダ、韓国・・・と多彩です。

ちょっと議論のなかみをのぞき見してみましょう!

「昇進したくない女性が大量にいることを示すこのデータをみてください、昇進できない理由を問う質問に対する答えとしては、確かに『育児の環境が整っていないから昇進したくても責任を引き受けられない』と答える女性が1位ですが、2位、3位には『昇進する働き方を望んでいない』『昇進するメリットが感じられない』の回答が並んでいるんですよ。昇進したくない女性に無理に昇進させるのは間違っていると思いませんか?」

「女性が責任を引き受けないというのは、女性が一歩引いてきた日本の歴史が作ってきた意識だと思います。クォータ制が導入されれば、男性だけではなく女性の意識も変わってくるし、変わらないと男女平等の未来も、日本が経済発展していく未来も訪れないと思うんです。」

「クォータ制を採用している国では女性運動が先頭になって制度の導入を求めてきた歴史があります。しかし日本では国連などの圧力によって、主に男たちの手によって、導入の是非が論じられている。このままの流れで、外見だけ外国と同じ制度が導入されても、結局は男性たちに利用される女性像に変化がないんじゃないでしょうか?」

「育児や家庭が女性の問題だと考えること自体が間違っていると思いませんか?育児が女性の問題だからクォーター制が必要なのではなく、家庭が男女両性の問題だからこそ、幸福な家庭のありかたを男女で話し合うことを推進するクォータ制が必要だと思うんです。」

「内閣に1人女性入れておけばそれでよい、3人も入れればなんとなく良いことをしている感じで報道されるのはそもそも女性の数が著しく制限された『見えざるクォータ制』ではないですか?まずは『見えざるクォータ制』を『見えるクォータ制』にしなければならないし、その上で女性の割合を引き上げることでしか、国民の意識はかわらないのではないでしょうか」

いやぁ~、面白いですね!!

賛否それぞれの立場からの立論がなされると、次は各グループごとの作戦タイムです。資料をみんなで確認して、もう一度討論のポイントを練り直し、相手の議論のスキをつくデータを探します。

中央に座っている2名が「裁判官」役の学生です。クォータ制賛成派と反対派の間に立って、ディベートを取り仕切ります。今年のディベート大会成功の立役者でもあります。どのグループの裁判官も、議論を傍観するのではなく、積極的に論点を整理し、賛成派と反対派の議論がかみあうようにうまく介入していました。全員が「司会の初心者」であるので、うまくいく場合もそうじゃない場合もある。しかし全員が議論を成立させるために自分が頑張らねばならないという責任感をもって臨んでくれました!

討論が終わると、裁判官2名で議論の勝ち負けを協議し、それぞれのチームの良かった点、悪かった点を比較した上で判決を下します。

ディベート大会が終わると、最後は学生の互選で「ディベート準備及びディベートを一番頑張った学生」を選び、MVPとして表彰しました。今年の互選傾向は票がかなりばらけたことでありまして、裁判官や1年生にも多数の票が入り、多くの学生がディベートに前向きに参加したことが伝わって参りました。そんななかでさらに抜きんでて受賞した皆さんは本当に立派だと思います!

こういう企画は参加者全員が気持ちの面でのってこないとうまくいかない面があります。

与えられた機会を最大限利用して、自分たちの学びの場としてくださった学生のみなさんに心から感謝いたします。

望秀学寮に行ってきました [2016年10月28日(金)]

歴文3年のクラスアドヴァイザーの掛川典子です。1年生と3年生合同の学寮研修のため、千葉県館山にある望秀学寮に行ってきました。KJ法によるディベートのことはもう記事にされていますから、今回はもっと気楽に主に3年生の行動に合わせて、写真をたくさんご紹介しましょう。10月の学寮はいわばハロウィン学寮です。寮内のあちこちに、学寮の職員の方々が学生のために楽しい飾り付けの工夫をしてくださっています。労作も季節毎に内容が異なり、初体験のことも多いです。今回は落花生の収穫が新鮮でした。みみずに飛んで逃げ回る学生さんも、トカゲをつかめる学生さんもいて・・・。山盛りの落花生に皆さん笑顔でした。

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野外研修では安房文化遺産フォーラムの皆様に、丁寧なご案内を頂き、大変お世話になりました。座学による事前学習も含め、館山という土地の地理、歴史、文化などを驚きを持って理解する良い機会になりました。上の写真は赤山地下壕跡です。見たこともないすばらしい褶曲や断層が見られました。新生代第三紀の地層です。海の底だったのですね。戦争遺跡ということも忘れそうなぐらい美しかったです。

下の写真は米良の青木繁「海の幸」記念館(小谷家住居)の庭のブロンズレリーフです。日韓5カ所に建てられたそうです。金木犀の大樹の前に同じく金木犀の苗木が植樹されており、NPO法人青木繁「海の幸」会理事長でいらっしゃる、昨年のノーベル医学・生理学賞受賞者大村智先生の「美は人を養う」という詞が添えられていました。個人的な事ですが私は青木繁の絵は昔から大好きで、金木犀の木も大好きですので、とても嬉しかったです。米良崎神社では、神社の建つずっと以前の時代に、春分や夏至を知るために祀られていた「岩座」の説明をしていただきました。古代では世界中で、季節を知ることがいかに大切であったか、思い巡らせました。鳥居の間から晴れていれば富士山が見えます。神社では青い石棒を展示してくれておりました。昨年相談を受け、考古学の山本暉久先生が貴重な石棒であることをお伝えしたものです。最後に、「海の幸」記念碑の建つ段丘の上から米良の海を見渡しました。青木繁と福田たねが愛した海岸です。今回は福田たねの自画像に初めて接することができたのですが、ちょうど私たちの学生と同じぐらいの、若く美しい女性がこちらを見つめていました。

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2年生東明学林学寮研修 [2016年06月21日(火)]

6月8日~11日に歴史文化学科2年生は東明学林学寮研修に行ってきました。

1日目は生命の星・地球博物館の見学。
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恐竜、ちょっと恐い、でもカッコいい。歴史はさかのぼればきりがありません。

2日目は野外研修でポーラ美術館と箱根関所・関所資料館へ行きました。
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ポーラ美術館で「モダーン・ビューティー」展の見学。学芸員の先生からレクチャーを受けて、フランスのアートとファッションを堪能。お薦めの展覧会です。

3日目午前は労作奉仕活動で公共道路の清掃をおこないました。近隣の皆さまへの奉仕活動です。
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労作終了後に敷地内を散策すると
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みかんの木は花が落ち、ちょうどみかんの実がついたばかりでした。半年後には黄色く熟した美味しいみかんに!

午後はキャリア研究講座を実施しました。
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業界研究がテーマ。今回も事前に社会人メーンターの方にインタヴューをお願いし、その内容についてグループごとにパワーポントを用意し、プレゼンテーションを競いました。賞品を見事ゲットした優勝グループはどこでしょうか。

元気に楽しく、充実した3泊4日を過ごしたようです!学生一人一人が成長できた4日間になったのではないでしょうか!

「18歳選挙権は是か非か」プレゼン&ディベート [2015年11月02日(月)]

こんにちは。西洋史の小野寺です。
引き続き、1/3年生学寮3日目の後半について報告させていただきます。

午後はまず、午前のグループワークをもとにしたプレゼンテーション。
模造紙一枚に、自分の班の意見とその結論に至った道筋をまとめて、5分で発表します。
成果を発表するのと同時に、情報を全員で共有することも、プレゼンテーションの重要な目的です。

 

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こうした経験を何度もしてきている3年生がよどみなく発表している姿は、1年生からは頼もしく見えたようです。
「目の前にはメモ書き一枚しかないのに、発表するときにはきちんとした文章になっていてすごいと思った」という1年生の感想もありました。

さて、プレゼンが終わると、ディベートでの各班の意見が教員によって決定されます。
「18歳選挙権に賛成」「必ずしも賛成できない」という二つの班に、強制的に分けられます。
プレゼンの時に「反対」で発表したのに、その場でいきなり「賛成」の役割を与えられるということも、当然あり得ます。
むしろそういう時こそが、正念場。
物事をどれだけ多角的に見られるかが、こういう時に試されるわけです。

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そして、ディベートの準備が始まります。
ここでやるべきことは3つ。

(1)役割分担の決定。誰が冒頭で立論するか、誰がディベートの中心に立つか、後ろで参謀役を務めるのは誰か、最終弁論を述べるのは誰かなど、チーム内での役割分担をある程度決めておきます。ただし、この役割をあまりに固定してしまうと、いざディベートになったときに柔軟性に欠けることになるので、チームワークも重要になります。

(2)主張のポイントを5点に絞る。いままでまとめた議論の中から、自分たちにとってとくに「強力」だと思われる論拠を5点拾い出し、なぜ「賛成」「反対」なのかを、きちんと主張できる状態にしておきます。

(3)相手が何を主張してくるかを想定し、それに対してどう反撃するのかを話し合っておく。自分たちの主張に対してどういう批判がありうるのかを予測した上で、それに対する反論も考える。この作業をきちんとやっておくことで、ディベート中に黙ってしまったり、議論が止まってしまったりすることが少なくなりますし、議論がきちんとかみ合うようになります。

そうした準備を終えたら、いよいよディベート開始!

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賛成側、反対側が向かい合い、真ん中に裁判官役(これも学生がつとめます)。
賛成、反対双方が立論したあと、それに対する質問、反論が行われ、最後に最終弁論で班としての結論を述べる、という流れになります。

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前の記事にもあったように、3年生がディベートをやるのはこれが2回目になります。
私(小野寺)は、「三大学共同ゼミ」でもディベートをやっていますので、うちのゼミ生だと3回目ということになります。
今回つくづく実感したのは、「場数」がいかに大事かということでした。

1回目、2回目ではほとんど発言できなかった学生、裁判官として議論をリードできなかった学生が、今回は堂々と自分の意見を述べていたり、班の意見を的確にまとめていたり、うまく議論を裁いていたりする光景を、今回は至る所で見ることができました。
学寮の最後に、みなさんに感想を書いてもらったのですが、

「自分は積極的な人間ではなく、他人をリードしたりすることはほとんどなかったのだが、今回はおとなしい3年生が多かったうえ、1年生ではまだ発言しにくいだろうからということで、人生で初めてリードする側に回った」。

「裁判官役が二回目だったので、自分が何をすべきかもある程度理解しており、以前よりもきちんと議論をリードすることができた」。

「発表のさいには『反対』側だったが、いきなり『賛成』側に回ることになりどうしようと思ったが、そこから巻き返してディベートに勝つことができた。自分が成長したと感じることができた」。

といった感想があって、非常に嬉しく思いました。
以前も書いたことですが、何かを教え込むということだけでなく、「場を提供する」ということも大学教育の使命なのだなということを、私自身改めて実感した次第です。

最後には、ディベートで奮闘したMVPが相互投票で選ばれ、景品が贈呈されました。
みなさんいい表情をしています。

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最後の一枚は、1年生にしてMVPを獲得したOさんとのもの。
こうやって、1年生ながら臆せずディベートに参加した学生も、ちらほら見られました。
今後が楽しみです!

 

 

望秀海浜学寮速報! [2015年10月30日(金)]

歴史文化学科の1年生と3年生は10月28日から31日まで千葉県館山市の望秀海浜学寮に来ています。
3日目の本日は3年生と1年生の混合チームによるグループワークでKJ法をおこなっています!!

KJ法とは川喜田二郎氏考案による、集団思考による情報の整理と提供の技術を駆使して、新しい考え方を見つけ出すものです。
3年生は前期の必修授業で「歴史文化を学ぶことは社会の役に立つか」をテーマにKJ法を実施しました。
その経験をもとに1年生を引っ張って行きます(^^)

今回のテーマは「18歳選挙権の是非」について。
今年の6月に選挙権を18歳に引き下げる改正公職選挙法が国会で可決、成立しました。
3年生はもちろんのこと、現在20歳未満の1年生も来年の参議院選挙から主権者の一人として一票を投じることとなります。
学生全員にとって身近な問題でもあるこのテーマについて

事前学習→KJ法→プレゼンテーション→ディベート

以上の四段階のグループワークをおこないます。
議題についての告知と事前学習の資料が配布されたのが約一週間前。
全員が資料を熟読し、本日を迎えました。
午前はKJ法を実施。午後は午前中の内容を踏まえたプレゼンテーションとディベートをおこないます。

混合チームは16組

混合チームは16組

資料をもとに18歳選挙権の良いと思われる点、悪いと思われる点をそれぞれ5つ抽出し、付箋に書き出し意見を出し合います。

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付箋のまとめ方もチームによって様々です。
次にまとめた意見や賛否などチームの主張を模造紙に書き出して行きます。
こちらもチームによる工夫がよく見てとれます(^^)
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さて、模造紙に書き出したところで午前中はおしまい。
午後からはまとめた内容をもとに2チーム8組によるプレゼンテーションとディベートの対戦がはじまります。
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昼食後に貼り出された対戦カード。
午後の様子はまた次回お知らせします!!

★ブレイクタイム★
望秀海浜学寮で収穫されたサツマイモをいただきました!!
焼きイモおいしかった!!

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東明学林(3日目午前) [2015年06月10日(水)]

こんにちは、松田です。

東明学林3日目(6月5日)午前のようすをお届けします。曇り空ではありましたが、体感的にはとても爽やかな一日となりました。

午前の行事は労作。

東明学林の周りには畑が広がっており、さまざまな作物が育てられています。以前にも東明学林で収穫されたバジルの記事をUPしたことがありましたね。この日はミカン畑に肥料をやりました。まずは東明学林の先生に肥料のやり方の解説をしていただきます。

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そして 作業開始。麦わら帽子・長靴完全装備の学生もいます!

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ミカンの木の周りに浅い溝を掘って、肥料を埋めていきます。「(肥料が)魚粉くさい!」なんていいながら、テキパキと作業は進みます。私も結構掘りましたよ。

写真でうまく伝わるか分からないのですが、ミカン畑は結構な急斜面です。

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もうすでに小さな可愛い実をつけているのが分かりますか?ミカンは12月頃に学寮研修をおこなう学科の学生たちによって摘み取られることになります。世田谷キャンパスにも届けられて、みなさんに配られますよ。今から楽しみです!

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午前中身体を動かしお腹を空かせ、昼食はミートソーススパゲッティとクラムチャウダースープ。この日はおかわり自由だったので、かなり多くの学生が2杯目いってました笑 スープ美味しかったです!

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午後には教室にて、キャリア研究講座を開きました。学寮前から学生のみなさんが準備してきたプレゼンテーション発表です。

その様子は次の記事にて。

 

 

 

東明学林(2日目) [2015年06月09日(火)]

こんにちは、松田です。

東明学林2日目の様子をお伝えします。

2日目の朝はご覧の通り!

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てるてる坊主の効果か、とっても気持ちの良い朝になりました。東明学林のテラスからは箱根連山の向こうに美しい富士山がクッキリと見えます。

2日目のプログラムはバスハイクです。鎌倉国宝館にて、学芸員の先生の専門的な解説を受けたあと、鶴岡八幡宮および長谷寺を巡見しました。

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鎌倉はまさしく紫陽花の季節。長谷寺では美しく整備された裏山での紫陽花を堪能いたしました。

お腹を空かせて帰寮。2日目の夕食は鯖の竜田揚げ。なかなか人気のメニューであったようです。配膳も食事係の学生たちと教員が担当します。

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寮内を歩いていると、たくさんの学生とすれ違います。

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隈取りをした謎の三人組も笑

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普段ガリガリ勉強している学生たちの色々な側面がみられる学寮楽しいねぇ!

東名学林(1日目) [2015年06月09日(火)]

こんにちは、松田です。

2015年6月3日~6日の日程にて、学寮研修が開催され、神奈川県は足柄にある東明学林(寮施設)にて、歴文2年生約100名+引率の教員・助手が3泊4日の共同生活を送りました。

昭和女子大学の学寮というのは不思議なものでして、よく他大学の先生に「要するに合宿なの?」と聞かれるのですが「学寮です」としか答えようがありません。また「キャリア研修なの?」と聞かれても、たしかにキャリア関係のプレゼンテーション大会などもあったりはするのですが、やっぱり「学寮です」としか答えようがないのです笑 近年合宿形式での研修をおこなう大学もあるようですが、「それぞれの学問分野に対する造詣を深めつつ、キャリア的な意味での実践的な力も身につけ、『共同生活』を送る中で絆を深めていく」学寮制度は他に類を見ないのではないかと思います。私は着任以来7回引率しましたが、学生たちとふれ合い話す機会がたくさん用意された学寮、好きですよ!

学寮研修では、全ての学生に役割(食事係とか清掃係とか研修係とか…)が割り当てられていて、力をあわせながら、「生活」していくことになります。

初日の6月3日は残念ながら雨模様。世田谷キャンパスをバスで出発し、神奈川県立生命の星・地球博物館を訪れたあと、東明学林到着!

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東明学林の職員さんはてるてる坊主を用意して待っていて下さいました。

その後、各係の仕事内容の打ち合わせなどをしながら・・・

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夕食後は白熱の交歓会(ドッヂボール大会)が開かれました。寮室毎にチーム編成を組み ・・・

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そして戦いの火ぶたが切って落とされました。

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歴文には大人しい学生が多いなどと言われることもあるのですが、一旦試合が始まるとこの白熱っぷり!!!!!

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珍プレー好プレーの続出に学生も教員も大声をあげて笑い、そして拍手しました。

今回のドッヂボール大会、松田が選ぶMVPは彼女。連続写真でお届けします(ブレブレですみません)。ソフトボールをやっていたという彼女は、球の威力もさながらコントロール抜群。体感的には8割以上のヒット率で敵を仕留めていました。おそろしや・・・。

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本当に盛り上がった交歓会でした。終了後、学年全員の集合写真をパチリ!!

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細かすぎてよく見えないって?ほら、拡大してもこの笑顔!

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こんな感じで学寮1日目の夜は更けていきました。

浜辺のアート [2014年12月12日(金)]

西洋美術史担当の木下亮です。

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写真は2週間前の望秀学寮のとき、館山の浜辺で見かけた流木です。前日の荒れた海の波がどこからか運んできたもののようです。 枝を広げた流木が2つ、絶妙の距離を取って砂に埋もれています。空と海の青に映えて白く鋭い輪郭線を浮かび上がらせ、背景には富士山。まさに現代アートのインスタレーションです。

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この光景に目をとめたのは、さらに10日前に長崎県美術館でオランダのアーティスト「テオ・ヤンセン」展を見たせいでしょうか。ヤンセンの作り続けている作品は、風力により砂浜で歩き出す巨大な立体作品「ストランドビースト」。生き物のように次第に進化を続け、見れば見るほど愛着がわいてくる作品です。作家は創造主です。 YouTube で映像を探して見てください。爽快な気分になります。

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