臨床職で働くOGを招いての就職ガイダンス

心理学を学び、将来、それを活かした仕事に就きたいと考える方は多いことでしょう。

本学の心理学科は、特定分野に偏らない心理学的知識・視点と、対応する技術スキルの習得を目的としたカリキュラムとなっていますので、人のこころと行動を科学的に捉える心理学の様々な領域や視点を広く学ぶことができ、卒業生はその学びを活かして多様な仕事に就き活躍しています。

その中でも臨床職として実際に、こころの問題に取り組み活躍しておられる3名のOGをお招きして、臨床職についてのお話を3時間にわたってうかがいました。

臨床職の活動領域は多岐にわたりますが、今回は、①福祉分野からは、公務員試験に合格して児童相談所に勤務している学部心理学科卒業生の工藤さんに、②医療保健分野からは、大学院心理学専攻臨床心理学講座を修了後、臨床心理士となり精神病院で勤務する三角さんに、③教育分野からは、同様に臨床心理士を取得後、子ども支援センターで勤務する松平さんに来ていただきました。この3名の方に各々30分程度お話しいただいたのち、参加者はグループに分かれてOGを囲んでの話し合いを行いました。

 

3名の方ともに、真摯に人々への支援に取り組んでおられることはもちろんのこと、他職種との連携にも熱心に取り組んでおられました。参加者は、年齢の近い先輩たちと直接交流することにより、臨床職という仕事や生活など、リアルな情報を得ることで、進路やこれからの学生生活の過ごし方など考えることができたようです。

 

 

文責:生活心理研究所長(田中奈緒子)