2022年度 実践科目「心理学総合演習A」手作り工作を通じた遊びの支援活動報告

昭和女子大学の心理学科には、「心理学総合演習」という特色のある科目があります。

この授業ではさまざまなプロジェクト活動に参加し、心理学とその活用について体験的に学習するとともに、社会の活動を理解し幅広い実力や人間性を養うことを目的としています。
▶︎教室から社会に心理学を広げる「心理学総合演習」|大学ホームページ

手作り工作を通じた遊びの支援

今年度のプロジェクトのひとつ「手作り工作を通じた遊びの支援」では、昭和小学校アフタースクール(学童保育)に通っている小学1、2年生を対象とした「夏休みスペシャルイベント」を企画・実施しました。

当日は、学内の体育館に以下の3つのブースを設け、子どもたちに教えながら私たち学生も一緒に工作しました✂️

  • ブーメラン・紙トンボ作り
  • 的当てゲーム
  • 折り紙・塗り絵

▶︎ブーメラン・紙トンボの作り方
(簡単に作れるのでご家庭でも作ってみてください🙌)

ブーメラン・紙トンボ作り

ブーメラン・紙トンボ作りのブースでは,自由に絵を書いたり、シールやマスキングテープで可愛くしたりとそれぞれ満足できるものを作れたようでした。

作成中には、夏休みの出来事や好きなことについて話しながら楽しく行うことができました🎵

的当てゲーム

出来上がったブーメランを使った的当てゲームは人気で大盛り上がり‼️

最初はなかなか的に当てることができなかった子も,回数を重ねるうちに沢山倒すことができるようになっていきました🎯

ゲーム中、「5回やったら交代ね」「自分で倒した的は自分で戻してから並ぼう」など自分たちで決めたルールを守りながら楽しんでいたのが印象的でした

紙トンボも、最初は上手く飛ばすことができなかった子も少しアドバイスをするだけで遠くに飛ばせるようになり、どちらが遠くまで飛ばせるか対決して楽しんでいる子もいました。

折り紙・塗り絵

どのブースも子どもたちの創意力柔軟さを感じることができましたが、折り紙・塗り絵のブースではそれに加えて集中力が発揮されていたように思います。

折り紙の本を見ながら難易度の高いものに挑戦する子や自分の得意なものを折って見せてくれる子、塗り終わった塗り絵の余白に絵を描いたりシールを貼ったりしている子など,どの子も活き活きと遊んでいました。

イベントを終えて

イベント終了時には、名残惜しそうな子がいたり、「楽しかった!」「来年もイベントに参加したい!」「帰ったらお父さんお母さんに見せるね!」など嬉しい言葉を言ってくれる子がいたりと、私たちにとっても忘れられない時間になりました😊

新型コロナウイルス感染症の「第7波」が拡大する中、イベントを開催できるか不安もありましたが、当日は人数制限を設け、パーテーションやマスク着用、作業時の消毒をこまめに行うなど対策を徹底し無事開催することができました。

プロジェクトではこれまで、社会福祉法人「共生会SHOWA」の乳幼児の子育て支援施設(「おでかけひろばSHIP」「ほっとステイSHIP DAY NURSERY」)や「昭和小学校アフタースクール」での観察実習、ボランティア実習を通じて、子どもの育ちと支援について体験的に学んできました。

今回の「夏休みスペシャルイベント」でも、普段の大学の授業では経験できない小学生との交流を経験し、子どもの年齢発達段階興味関心スキルに応じた遊びの楽しみ方や関わり方を学ぶことができました。

(心理学科3年・髙田)


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