「心理学総合演習」は社会の中での心理学の役割を理解するとともに、心理学の専門科目および他の関連科目の学びを統合して、幅広い実力や人間性を養うことを目的としています。
各プロジェクトへの参加を通して、社会とのつながりの中で心理学とその活用について体験的に学習します。
▶【授業・学生の活躍】教室から社会に心理学を広げる「心理学総合演習」
1月25日(水)に今年度1年間の活動の成果発表会が行われ、以下の5つのプロジェクトそれぞれに参加した学生が、活動内容や学んだことについて発表しました。
1. 手作り工作を通した遊びの支援
昭和女子大学の心理学科には、「心理学総合演習」という特色のある科目があります。 この授業ではさまざまなプロジェクト活動に参加し、心理学とその活用について体験的に学習するとともに、社会の活動を理解し幅広い実力や人間性を養うことを目的とし[…]
2. 防災と防犯活動による地域貢献
昭和女子大学の心理学科には,座学での学びを社会につなげる「心理学総合演習」という特色ある実践科目があります。 この授業ではさまざまなプロジェクト活動を通し,「教室」という枠を超えて心理学を社会に活かす方法を体験的に学習します。 ▶【[…]
昭和女子大学の心理学科には「心理学総合演習」という実践科目があり,座学での学びを社会に活かすための方法を学んでいく機会が用意しています。 ▶【授業・学生の活躍】教室から社会に心理学を広げる「心理学総合演習」 このうち「防災と防犯活動[…]
3. 三軒茶屋にある若者の居場所「あいりす」
昭和女子大学の心理学科では「心理学総合演習」という実践科目が開講されています。この科目では、キャンパス外の社会とのつながりの中で自らの学びを振り返る機会や、心理学が果たし得る役割について学ぶ場が設けられています。 ▶︎プロジェクト型学修|[…]
4. サウンドスケープの統合的理解
5. 私の社会について深く考える:マイノリティ・多様性・社会
今年度の活動内容を既に紹介しているものについては記事のリンクを貼っていますので是非ご覧ください。
成果発表会の感想を参加した学生に聞いてみました。
「サウンドスケープの統合的理解」の履修者から
私たちはフィールドレコーディングとして都内各所の音を集め、サウンドマップを作成し、秋桜祭にて展示を行いました。また、昭和女子大学生の感性的特徴を明らかにするため、集めた音を用いて実験を行ました。プロジェクトを通じて、都内には様々な音が溢れていること、聞こえてくる音やイメージの違いによってその地域の特性が表されていることを学びました。
成果発表会では、様々なプロジェクトが1年を通して、どのような活動を行ってきたのかを知ることができ、とても面白かったです。また、各プロジェクトの成果発表を聞いていると、改めて心理学の汎用性の高さを感じました。
「私の社会について深く考える:マイノリティ・多様性・社会」の履修者から
「私の社会を深く知る」は「多様性」と「美白」の2つのチームに分かれて、自分たちで何をしたいか考えて計画し、活動しました。
~多様性チーム~
イスラム横丁、モスク、シナゴーグなど、他文化の人と交流し、「幸せとは何か」「日本人をどう思うか」など様々なお話を伺いました。今まで触れることのできなかった場所や人たちに出会えたことは本当に貴重な経験でした。お話を伺った皆さんがとても優しく、マイノリティの方たちに寄り添った社会づくりの必要性を感じました。
~美白チーム~
「美白」の意味について社会をみて探し、深く考えました。新大久保で韓国美容事情を調べ、新宿でデパートを複数回り、お店の方にお話を伺いました。「美透白」を打ち出している資生堂に注目し、元資生堂社長の末川氏と開発担当の佐藤氏にお話を伺いました。
企業がグローバル化する中で「美白」には肌の差別と受け取られかねない言葉であり、企業が細心の注意を払う現状も知りました。実は「美白」に明確な定義はないこと、「白=良い」というイメージの刷り込みにも気づきました。
成果発表会では、他のプロジェクトの話もきいて、自分たちの活動について、また、違う視点から気づきを得ることができました。
どのプロジェクトの学生も楽しそうに生き生きとした様子で活動について報告していたのが印象に残りました。また、1年間の活動をふり返ることによって、座学で学んだことと実践がどうつながっているのかに目を向けることもできたようです。
2023年度は「心理学総合演習B」として5つのプロジェクト活動が行われる予定です。
在学中に複数のプロジェクトに参加することもできる科目です。「やってみたい」と思うプロジェクトに、ぜひ参加してみてください😊
(授業担当教員)