授業紹介「国際・多文化フィールドワーク」から

福祉社会学科では、地域共生社会の実現をめざすことを教育目標としてきました。近年、地域共生社会や多文化共生社会づくりに向けた取り組みがさらに強調されるようになりましたが、本学科では、このような取り組みをすでに多くの授業の中でも取り入れています。
本日はその中でも、「国際・多文化フィールドワーク」という授業を紹介します。この授業は、国内外の多文化共生社会の理解促進プログラムや外国籍住民向けの支援団体、生活支援施設、コミュニティなどにおいて、実際に活動現場でボランティアやその他の活動等を体験します。
フィールドワークは、各自の興味関心のある現場で行うことになりますが、フィールドワークの前には、学内で事前学習をしっかり行い、また、フィールドワークを行った後も事後学習として振り返りや報告会などを行います。

事前学習:外部講師によるお話(モンゴルの福祉的課題と生活支援システム)
フィールドワークの様子(外国籍子どもへの学習支援)
報告会の様子

フィールドワークの報告会では、それぞれの活動経験を通して、「国の文化に興味をもつ」「時代にあわせた支援」「違いを理解すること」「本当に必要としているものを見出す」「対等な立場になること(一方的な支援にならない)」「新しい価値観を見出す」などの考察がみられました。多文化共生社会づくりにおける福祉的課題や、課題解決に向けた新たな視点、自分たちでできることなどを具体的かつ実践的に考えることができたのではないかと思います。受講生の皆さん、半期の授業大変お疲れさまでした!

By 国際・多文化フィールドワーク担当教員