社会的養護Ⅰは保育士資格必修の講義科目です。
2回目の授業では「子どもの最善の利益」と社会的養護の基本原理について考えました。
「子どもの最善の利益」という言葉は子どもの権利条約の核となる理念で、児童福祉法、こども基本法にも規定されています。
なにが最善なのかを知るには、当事者である子どもの声を聴くことが必要です。
子どもが意見を表明する機会や方法はどのようなものがあるのか、これまでの経験を授業で話し合いました。
小中学生の頃には、学校の廊下に意見箱があったり、大学と同じような授業評価アンケート、いじめや担任の先生に関するアンケートに回答した経験がある方が何人かいました。
高校生のときには校則を変えるために生徒で提案して、靴下の色やワンポイントありのデザインの自由度を広げたり、ブレザーの着用をせずセーターで過ごせるようにするなど、声をあげて学校生活を快適にしたという話もありました。
日本初の「子どもの権利条約」をもつ川崎市の高校出身の方は、川崎市子ども会議で市長や市議会議員と外国人との地域共生について意見交換をした経験を話されました。
大学のある世田谷区は子どもや若者の多層的な意見を収集するプラットフォームを持っています。
理念を実現するための身近な、あるいは先駆的な取り組みを知り、学び、実践に結び付けていきたいものです。
社会的養護Ⅰ担当 川﨑
