ライラックかおる札幌で

 先週、5月21日、札幌市で図書館の講演のため札幌市に行きました。講演会の主催は北海道公共図書館司書会という北海道の公共図書館で働く専門職である司書の集まり。遠く釧路やオホーツクの方からもわざわざ聞きに来る司書もいて、司書会としては近年一番の盛会だったと喜んでいました。 札幌は街角にライラックやサクラが咲いて、目が覚めるような新緑で輝いていました。北海道大学の植物園を外からしばし眺め、近くのビルの講演会場で講演。 講演内容は、インターネットの時代が来ても図書館での相談サービス(レファレンスサービス)は必要だ、というもので、2時間の講演のうち、前半は図書館の相談サービスの必要性について、後半は、相談サービスで活用するインターネット情報源に関する穴埋め問題を50題ばかり、大学生の気分に戻ってもらおうという趣旨だったのですが、皆、頭を抱えて……。
まだまだ、これからインターネットは発展していくので、いまのうちに勉強しておきましょう、ということで終了。(東京に帰ってから現代教養学科の「情報検索」というコンピュータの科目でも使っているレジュメも含めて50ページほどのテキストを編集して送りました。) 講演のあとは懇親会。大いに盛り上がったのですが、その日のうちに帰らないといけない人もいて、早めに終えてホテルへ。翌日は、朝早く札幌を出て飛行機で羽田に帰り、その足で大学に駆けつけて午後、3科目授業。お疲れさまでした。(写真を持っていくのを忘れて、鮮やかな緑をお見せできないのが残念。)

(記事:N.O.)