フランス便り

フランス カーン大学へ留学中の現代教養学科3年生からお便りが届きました。

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こんにちは。3年の後期から大学を1年間休学し、ノルマンディーにあるカーン大学の語学学校でフランス語を勉強しています。
フランス便りで、フランスでの生活や日本とフランスの違いを少しでもお届けできたら、と思っています。
私が滞在しているノルマンディーにあるカーンという街は、パリから国鉄に乗って2時間程のところにあり、とても治安が良く学生が多い街です。
20-30分バスに乗れば英国海峡を見渡す事ができます。

カーンの名物は「カマンベール」と、「シードル」、「カルヴァドス」というリンゴのお酒です。(シードルを蒸留して作られたブランデーがカルヴァドスです。)
ものにもよりますが、カマンベールはだいたいひとつ1.3€(約180円)、シードルは1リットル約2€(約280円)ととても安く手に入ります。
フランスにはトラムという路面電車が多く取り入れられています。
私の住むカーンにもトラムがあり、学校や中心街、ショッピングセンターや国鉄の駅など、どこへ行くにもトラムを使っています。

これはカーンの“twisto”という会社のトラムです。

語学学校の授業は週5日で、オーラルコミュニケーション、発音矯正、文法、フランスの文化等の授業があります。クラスには様々な国籍のクラスメイトがいて(アメリカ人・ドイツ人・イタリア人・韓国人・中国人・台湾人・ベトナム人・ブルガリア人・ロシア人・リビア人など)、各国の挨拶や文化の違いを教え合うなどとても楽しく過ごしています。

放課後はクラスの友達と一緒にカフェへ行ったり、週に1回ずつジムとズンバとヨガに通っています。

バカンス中にクラスメイト(韓国人とドイツ人)とパリへ行った時の写真です。

クリスマスはホストファミリーのお宅で過ごしました。

(カーンには”Bienvenu à caen”という、留学生にフランス人家庭を紹介してくれる制度があり、週に1回から月に2回程度ホストファミリーと会い交流を深めます。)
日本ではクリスマスは友達や恋人と、お正月は家族と過ごすというような風潮がありますが、フランスはその逆で、クリスマスは家族と、年越しは友達と過ごすそうです。また日本のお正月の三が日という考え方はなく、お正月が明けて割とすぐに働き始めます。
長かった約2ヶ月のバカンスが明け、先週から2学期が始まりました。2学期目でフランスにも慣れてきたのでどんどん新しい挑戦をしていきたいです。
4月には学生のカーニバルがあるようなので、またその様子をレポートできたらいいなと思っています。
日本は雪がすごいと聞いてとても心配しています。お怪我などなさらないようくれぐれもお気をつけください。

(記事:K.Y.)