国会議員オヨーン氏来校 ~国際社会調査研修 モンゴルを訪れて~

2月16日にモンゴル国の女性国会議員オヨーン氏が昭和女子大学を訪問され、坂東学長との懇談後学生たちとも懇談されました。私は去年8月現代教養学科の「国際社会調査研修」でモンゴルを訪れているのでオヨーン議員のご来校を楽しみにしていました。
モンゴルでは豊かな自然の中でのびのびと暮らす人々との出会いがありました。首都ウランバートル以外はほとんど草原といった日本とは大きく異なる世界に感動しました。
オヨーン議員のお話を聞いて、中国とロシアという両大国に囲まれたモンゴルがどのように国際社会でその地位を守るのか、また、経済発展と環境保護との間で葛藤するモンゴルが国家として抱える問題について改めて考えるようになりました。実際に国を導いていく国会議員の方から見るモンゴルは、訪問して見たのとは異なり、学ぶことがいろいろありました。
モンゴル国の情勢についてお話くださったオヨーン議員は、学生のわたしたちになぜ女子大学を選んだのか質問されました。モンゴルには女子校がないため非常に興味深いということでした。モンゴルは1992年まで社会主義国でした。そのため、男女の雇用率に大きな差はないものの、役職に就けるのはまだまだ男性が多く、この点では日本と同じ問題を抱えているようです。私も女性である以上、こうしたジェンダーの問題は不可避であることを痛感しました。
約1時間という短い時間でしたが、女性として世界で活躍するオヨーン議員の姿は同じ女性として学ぶものが多く、改めて自分の生き方について見つめ直すことができました。

(記事:3年 立元)

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