現代教養学科専門科目「地域社会のデザイン(都市)」を受講して

こんにちは。現代教養学科2年の若泉です。

まもなく春休みも終わり、新学期になりますが、今年度後期に履修した科目を紹介します。

 

この授業は、人とまち、そして地域とのつながりを多角的に捉え、体感できるプログラムが充実しています。後期授業が始まってまだ間もない10月中旬、私たちは大学のある太子堂界隈を街歩きして地域を観察し、まちづくりの在り方を実践的に学びました。そこから、地域における公共の場の機能や役割を見つめ直し、中でも人々にとって身近な存在である”公園”についてさらに学びを深めていきました。

11月には、世田谷公園やその周辺にある「IID世田谷ものづくり学校」を見学し、本授業の目玉である「世田谷サービス公社の方への提案」のための材料集めをしました。この提案は、よりよいまちづくりに向けて”公共の場から変わる”ということの大切さを知り、”地域社会をデザインする”という観点からも、私たち大学生のような若い世代の意見を発信するためには非常に良い機会だと思います。

12月に入ると、それまでのフィールドワークを踏まえて、世田谷サービス公社様への最終プレゼン&企画書の作成に取りかかりました。12月中旬に行われた中間発表会では、途中段階ながらも企画書の大枠を決め、実際に公社の方々から有意義な意見を頂くことができました。

冬休みを挟んで企画のブラッシュアップを進め、最終発表へ向けてパワーポイントのデザインなど、細かな調整を行いました。

 

1月下旬、世田谷サービス公社の方を授業に招いて最終発表会を行いました。私たちの案がしっかりと伝わるように、目線を合わせながら話すことを心がけました。「本当に伝えたい」と思っていれば、メモを見なくても自然と自分の言葉で話すことができます。

また、見る人にとって飽きの来ないパワーポイントの色使いや文字の大きさ、わかりやすい図などを効果的に合わせることで、より”伝わる”プレゼンができるのだと思います。

自分たちが考えた企画を、実際に企業の方々に提案できるのはとても貴重な経験となりました。

(記事:2年 若泉)