こんにちは!CLA Reporters&Magazine、現代教養学科2年の岩崎夏実と近藤穂香です。
「ソーシャルデザイン ラボ」は、産学連携の学科プロジェクトである”CLA Creative Lab”の活動のための演習型授業です。今年度は三井住友銀行さん、楽天グループさん、コーセーさんの3社と連携し、企業の課題に対し、学生と企業の皆さんがフラットな立場からディスカッションを繰り返し、新たな価値を創造することを目指しています。
5月1日(金)の3回目の授業では、プロジェクトを一緒に進めてくださる株式会社コーセーさんにお越しいただき、直接、社員の方からご説明をいただきました。
コーセーさんとの連携プロジェクトでは、Z世代の多様な価値観や購買行動を分析しながら、私たちの世代目線での商品企画提案を目指していきます。当日は、商品開発部、研究所、Beauty Creation Unitから5名の方にお越しいただき、企業についてご説明をいただいた後、Z世代のベースメイク事情についてグループワークを行いました。
◯コーセーとは、どんな企業?
コーセーさんがどんな企業なのか、社員の方から直接ご説明をいただきました。
特に印象に残ったのは、国や性別を超えて商品を生み出していくという理念を掲げられていることです。その時代ごとに求められている商品を考え、形にしていく姿勢に大きな魅力を感じました。

商品開発部では、「お客さまの生涯に彩りを与える商品を生み出すこと」を目標に、幅広い世代を対象とした市場調査を行い、商品開発の追求をしていることを伺いました。また、化粧品の特徴的な色名も商品開発部が決めていると知り、責任感がありながらも心躍るお仕事だと感じました。
研究所は、「化粧品を作る」「肌や成分を知る」「安全安心を守る」という大きく3つの部署で構成されており、数年後のあるべき姿を想像し、これまでの市場にない製品や理論開発の基盤となる研究が行われているとご説明をいただきました。実際に働いている皆さんが、仕事にやりがいやおもしろさを感じているとお話されていたこともとても素敵で、印象に残っています。
また、Beauty Creation Unit(ヘアメイクアーティストチーム)では、広告発信、メイク提案、新商品開発、トレンド予測、美容教育など、幅広い美容業務を行っていると伺いました。華やかな仕事だというイメージがありましたが、実際には裏方としての仕事も多いと知りとても驚きました。
◯グループワーク
授業の後半では、コーセーの皆さんと学生が一緒になり、Z世代のベースメイク事情についてグループワークを行いました!
ベースメイクの質感や色の好み、普段使っているアイテム、なぜその商品が人気なのかなど、各自のこだわりについて話し合いました。普段何気なく選んでいる商品でも、自分が好きなコスメの特徴や、自分自身のメイクの特徴を言葉にすることで改めて自分のこだわりや価値観に気づくことができました。

世代が同じ学生同士でも重視するポイントやメイクの好みに違いがあり、共通点や相違点を発見できてとても盛り上がりました。それぞれ個性がありながらも、同世代間での流行りや価値観を感じることができて興味深かったです。
また、お気に入りのベースメイクアイテムを紹介するコーナーでは、それぞれ自分の肌悩みに合わせたコスメを持参し、選んだ理由などを話し合いました。自分と似た肌悩みを持つ人の話も聞くことができ、とても参考になりました。
今回の授業全体から、一つの商品が完成するまでには多くの人が関わり、それぞれの部署が連携しながら試行錯誤を重ねていることを知りました。研究や開発だけでなく、企画やデザイン、販売促進など、さまざまな役割の人たちが協力して一つの商品をつくり上げていることに大きな魅力を感じました。私たちが、普段何気なく使っている化粧品には、多くの人の努力や想いが込められていることを改めて実感するとともに、化粧品は単に見た目を整えるためだけのものではなく、その人の自信や気持ちにも大きく関わる存在なのだと感じました。
◯授業を終えて
今回の授業を通して、コスメづくりには多くの人の想いや工夫が込められていることを改めて実感しました。同じ世代でもメイクの価値観が違っていて、とても興味深かったです。貴重なお話や交流の機会をくださったコーセーの皆様、ありがとうございました。(近藤穂香)
コーセーさんのお話を聞いて、私たち消費者からは見えない企業側の戦略を知ることができ、貴重な経験をさせていただきました。現場での経験や仕事への想いなど、貴重なお話をしてくださり、大変学びの多い時間となりました。コーセーの皆様、ありがとうございました。(岩崎夏実)
◯コーセーさんより
みなさんの率直な声に触れて、このプロジェクトの可能性を強く感じています。
普段「何となく」行っている選択を言葉にすることの難しさに向き合い、自分なりの視点を探ろうとする姿勢が本当に素晴らしいです。化粧品に詳しい人も、そうでない人も、その多様性こそがZ世代のリアルな姿を映し出しています。
「なぜ?」を突き詰める作業は決して簡単ではありません。でも、みなさんが当たり前だと思っている感覚や、小さな違和感の中にこそ、新しい美の在り方を見つけるヒントが隠れています。企業側が気づけない視点を届けられるのは、まさにみなさんだけなのです。
フラットな立場で正直に話し合える環境を大切にしながら、ディスカッションを楽しんでください。不安や戸惑いもあるかもしれませんが、その過程すべてが学びであり、成長の機会です。
みなさんの等身大の声が、これからの化粧品の未来を変える力になると心から信じています。共に、ワクワクする発見の旅を楽しみましょう。