社会人メンターによる自主企画が開催されました

少しずつ日暮れの時間が早くなり、秋の気配を感じる今日この頃。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

先週末、社会人メンター主催による、
「写真と詩で見つける“新しい私” フォト&ポエム 1DAYレッスン」が開催されました。

主催者より、当日の様子をご報告いただきましたので、紹介いたします。

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今回の企画では、主催者の私がライフワークとしている「写真を撮ること」と
写真からイメージした「詩を書くこと」をメンターの皆様と一緒に体験しました。
仕事も趣味も生活も人生で大切にしているものも様々な方たちが集まり、
自分とは全く違った物の見方や考え方に触れることで、
新鮮な驚きや感動を味わっていただきたいという思いが開催のきっかけでした。

今回ご参加いただいたお二人のメンターは、非常に個性豊かで鋭い感性をお持ちの方々でした。
あらかじめ送っていただいた写真から、どんな詩が出来上がるのだろうと非常に興味深々でした。

「幼い頃から文章を書くことが好きでした」というKさん。
作品の題材に選ばれたのは、ご主人が拾ってきた珍客(?)である脱皮前の蝉に
背筋がゾクゾクと震えたこの夏一番の体験でした。
蝉が羽化し、抜け殻を飛び出していくまでの姿をカメラで追い続け、
蝉の脱皮をつぶさに観察されたというKさん。
完成した作品は、切なき蝉の一生とご自身の心の動きを重ね合わせ、
豊かな表現力で見事に描かれていました。

この夏、ご出身である徳島県の大塚国際美術館に訪れたMさん。
一人ふらりと散歩に出た先で偶然目の前に現れた森のトンネルを撮影し、
詩のイメージをふくらませていきました。
夏の昼下がり、不思議なトンネルに吸い込まれるように
「向こう側には一体どんな未来が待っているのかしら」と、
期待と不安が入り混じった体験をされたそうです。
「まるで自分が歩むべき人生の方向を示しているように感じました」とMさん。
作品には、波の音が聴こえる場所で人生を考えさせられた心情が生き生きと表現されていました。

お二人とも詩を朗読し終えると「恥ずかしい」と赤面なさっていました。
人前で自分の表現する世界や頭の中で考えている様々なことを伝えるというのは、
素の自分があらわになり少しくすぐったい体験だったかもしれません。

ある方から文字で書いたものを声に出して読むことの大切さを教わり、
人前で自分の思いを発言することが恥ずかしいという壁を越えてから、
不思議と仕事やプライベートで次々とチャンスが訪れました。
今回参加されたお二人にも私の経験が何かのきっかけになればという思いがありました。

レッスンでは、詩のタイトルを最後まで決めかねていたMさんに
語彙力の豊かなKさんがアイデアを出す場面もありました。
こうした何気ないやりとりを見ていて、お二人が普段から人と人とのつながりを
大切になさっていることを感じました。

あらためて参加者のお二人と開催をサポートしてくださった事務局の方には感謝の気持ちでいっぱいです。
参加者のお二人のお仕事や生活の中に少しでもヒントになる体験になれば、
主催者としてこれほど嬉しいことはありません。

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”自主企画”は、年間を通して募集を行っています。
メンター相互の交流や意識向上、社会参加の手掛かりとなるような勉強会や講習会だけでなく、
気になるテーマや話題について共有したいという方、是非企画をお寄せ下さい。

昭和女子大学社会人メンターネットワーク

社会人メンターネットワークについての詳細は、以下のホームページをご覧ください。
https://mentor.swu.ac.jp/