2019年11月

黛まどか先生主催の句会 [2019年11月29日(金)]

〈日文便り〉

槍田良枝先生のご担当「創作B(俳句・短歌)」では、俳句の歴史や基本を学び、句会を行います。

授業の一環として、11月28日(木)3限、客員教授・黛まどか先生主催の句会が開催されました。
※黛まどか先生は現代を代表する俳人であり、2016年度から日本語日本文学科の客員教授です。

授業履修学生のほか、TUJの教員1名、本学の教員が加わり、17名の参加となりました。
今回の兼題(句会の前にあらかじめ出しておく題)は、「小春」でした。
参加者は事前に俳句を詠み、会に臨みました。
  

句会では、選句、披講、黛先生・槍田先生より講評をいただき、
黛先生に俳句を詠む際のポイントなどを教えていただきました。
更に今回の句会では特選句に選ばれた学生に、黛先生から書籍のプレゼントがありました。

書籍の詳細は以下をご覧ください。
題名:『サランヘヨ―韓国に恋をして
著者:黛まどか
釜山からソウルまでをご自身の足で歩き、旅の途中で詠んだ俳句をつづった1冊となっています。


句会には本学の理事長・総長である坂東眞理子先生とTUJの山口麻子先生もご参加くださいました。

句会を通して、俳句を詠む楽しさや自分や他の人の俳句を鑑賞する楽しさを実感しました。
また、他の人の感性に触れることで自分の感性を磨くことにも繋がったのではないでしょうか。

(UR)

日本語教育海外実習報告会が行われました [2019年11月28日(木)]

〈日文便り〉

11月27日(水)お昼休みに、日文開設「日本語教育Ⅱ(日本語指導実践(3)海外)」の
報告会が行われました。
この実習は、ベトナム(ハノイ)・韓国(ソウル)・インドネシア(ジョグジャカルタ)にある
協定大学の日本語実習プログラムです。
参加する学生は、現地の大学で、日本語の授業の補助や実際の授業を行います。
今回は、今年度前期に実施した、ベトナム  ハノイ国家大学とインドネシア  ガジャマダ大学での
実習の様子が報告されました。
なお、この実習は、国際交流基金「大学連携日本語パートナーズ」の
支援を得て実施されました。

 

発表は実習先に分かれて2グループが行いました。
どちらのグループからも、実際に日本語を教えることの難しさ、
そしてその楽しさが伝わってきました。
授業運営では、教材選びから日本語を教える生徒の心のつかみ方まで、
さまざまな工夫が見られました。
異文化に触れることで、日本ではなかなか得られない、多くの気づきがあったようです。
どの学生も、この実習を通して自分自身の成長を実感していました。
ぜひこの貴重な経験を活かして、これからの学びと将来につなげていってほしいと思います。

(MR)

TUJとの意見交換会にいってきました [2019年11月22日(金)]

〈日文便り〉

テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)の日本語学科の学生が取り組んでいる卒業論文のミニ発表会(11月13日)に、日本語学ⅢBゼミから10名、日本語教育ⅡPから2名が参加しました。何人かの学生から、感想をもらいましたので紹介します。

 

★★★★★★★★★★★★★★★★
日本人の視点からは気づかないことに目を付けていると感じた。たとえば、外国人看護師が差別的な待遇を受けていることについて、日本人へのアンケート結果からは、そのような意識は読み取れないが、外国人はそのように感じていることなど。また、発表の組み立て方がよく、接続詞の使い方が効果的で、内容が頭に入ってきた。私が聞いたグループのひとたちは、参考文献を読んだ上で自分の調査をし、自分の考えを強く持って最後のまとめに向かっているように感じられた。
★★★★★★★★★★★★★★★★
私たちの母国である日本における社会問題について、普段から認識せず気付かぬことを深く知り考えるきっかけになりました。他国からの視点は新鮮で、刺激を受けました。ありがとうございました!
★★★★★★★★★★★★★★★★
TUJの学生達と交流ができ楽しかったです。なにより、彼らの日本語運用能力に驚きました。
2年前期にボストンに短期留学に行きましたが、その時以上に、学生達が日本で目標を持って学んでいる姿勢からとても刺激を受けました。私もより一層力を入れて、最後の総仕上げである卒業論文に取り組みたいと思います。
★★★★★★★★★★★★★★★★
外国と日本の両方で暮らしていた方の視点はとても興味深いものでした。新しい発見もあれば、共感するものもありました。意見交換会は堅いものだと思っていたのですが、TUJの学生さんと近い距離で意見し合えてよかったです。参加して良かったです。楽しかったです!
★★★★★★★★★★★★★★★★
TUJの皆さんの卒論の内容を知り、日本で生まれ育ち、日本で就職することしか考えていなかった私が、日本人以外が日本で就職する難しさを知ることができました。また、日本の社会的な問題に対しても、当事者の日本人であってもなかなか深く考えることはない問題が多いと思います。そのような問題に対してTUJの学生の皆さんが真剣に研究されていることが本当に凄いと感じると同時に、私自身も社会の動向にもっと注目しなければと考えるきっかけにもなりました。今回は素敵な機会をありがとうございました。
★★★★★★★★★★★★★★★★
今回の卒論発表を聞き、自分とは違う視点、価値観、意見に触れたことで視野が広がりました。はじめは意見ができるか心配でしたが、就活に悩んでいる方には自分の体験を交えて意見したり、あるいは自分が卒論を書いていて気づいた、気を付けた方が良い点を伝えたりと、最終的には普段のゼミと同じように意見交換ができたと思います。留学生という自分とは違った立場の彼らが、どういった視点で日本を見ているのか?ということは日本語学を考える上で、あるいは今後働く上で非常に大切だと感じる学びでした。とても有意義な時間が過ごせたと思います。

(MN)

秋桜祭 卒業生からのメッセージ [2019年11月15日(金)]

<日文便り>

秋桜祭から早一週間が経とうとしています。
日文プロジェクト展示や書道展には、たくさんの方々にご来場いただき、心から感謝申し上げます。

さて、秋桜祭の楽しみのひとつは、卒業生が遊びにきてくれること。
元気そうな姿を見せてくれると、こちらも元気がもらえます!
メッセージを寄せてくれましたので、ご紹介します。

★★★★★★★★★★★★★★★★
時間を有効活用して下さい。社会人になると、出来ないこともいっぱい
あるので(旅行とか…!)自分の目標やなりたい姿に近づけるような
行動を1つでも多くしていけたらベストだと思います。
★★★★★★★★★★★★★★★★
卒業して約8か月、大学時代にあれをしたかった、これをしたかったと
思うことが多々あります。どうか後悔のない、充実した大学生活を送って
くださいネ!
★★★★★★★★★★★★★★★★
学生時代には気づかずにいた様々な事が社会人になって大変、役立って
います。(仕事面、人間関係、生活面など)楽しいこと、苦しいことが
沢山ある4年間だと思いますが、今を楽しみ先生方を信じて今後のなりたい
自分をイメージしながら大切に過ごしてください。
★★★★★★★★★★★★★★★★
自分の興味・関心のあることを好きなだけ学んだり挑戦できる4年間は、
とても貴重な時間です。この間に、趣味や勉学を全力で楽しんでくださいね!
★★★★★★★★★★★★★★★★
大学を卒業して13年経ちますが、今でも大学時代の友人と交流があります。
学生時代の友人を大切に今を楽しんでたくさん学んで下さい。
★★★★★★★★★★★★★★★★
キャンパス内はとても活気にあふれていて、元気をもらいました。展示も
日文の学びが楽しめるよう工夫されており、とても面白かったです。
素晴らしい時間をどうもありがとうございました!!また来たいです♪
★★★★★★★★★★★★★★★★
社会人3年目となり、少しずつではありますが仕事に慣れてきたところです。
大学時代の楽しい思い出や研究したことが活きていて、自分らしく働くこと
が出来ています。無駄なことは何ひとつないと思うので1つ1つを大切に、
大学生活を楽しんでください。

今回は幅広い学年から卒業生が遊びに来てくれました。
海外に飛び出したり、チームをまとめる責任者となったり
それぞれ仕事で頑張っている様子がよくわかりました。
在学生のみなさん、ぜひ先輩たちのことばを胸にとめ
学生生活を思いっきり楽しんでください!

(KM)

お気に入りの1冊 [2019年11月12日(火)]

〈日文便り〉

ふとした瞬間に読み直したくなる本。
みなさんにはそのような本はありますか?

今回は日文のブログらしく、私のお気に入りの1冊を紹介しようと思います。

タイトル:『幸福の迷宮』
著者:アレックス・ロビラ/フランセスク・ミラージェス
出版年:2008年
出版社:ゴマブックス

この本はいわゆる「自己啓発」本ですが、アリアドナという女性を主人公にした物語となっているので、
普通の自己啓発本よりも読みやすくなっています。

33歳で独身、思い出に残るような恋愛をしたこともなければ、仕事で何かを成し遂げたわけでもない。
それどころか、仕事もクビになったアリアドナという女性が、
生きる意味を見失った人が迷い込むという「幸福の迷宮」に足を踏み入れるところから物語は始まります。

アリアドナは迷宮の出口を探す道中で、様々な人に出会います。
愛の銀行の銀行員・カフェのマスター・蝶を探す研究者など性別や立場はバラバラですが、
みな一様にアリアドナに人生を幸せにするコツを教えます。
周りからのアドバイスを受け行動してきたアリアドナは、徐々に迷宮の中心部へと近づき、
そして中心へと辿り着いたアリアドナが出会った人物とは・・・
アリアドナが最後に誰に出会うのか、物語の結末がどうなるのかは読んでからのお楽しみです。

最後に個人的にお気に入りの台詞を紹介します。

「君の窓がどんなに小さくたって、空はいつだって広いんだ」
可能性を広げるのも狭めるのもすべては自分次第。
時には失敗をして落ち込むことがあっても、空の広さは忘れずにいたいですね。

興味を持った方はぜひ読んでみてください!

(UR)

☆秋桜祭~2日目☆ [2019年11月10日(日)]

〈日文便り〉

昨日に引き続き、本日も爽やかな晴天に恵まれ、秋桜祭も2日目となりました!
開始から大勢の方がご来場くださり、大学構内は大盛り上がりです。

日文では本日も各プロジェクトの成果発表や学生有志の展示をしております。
◎日本文化発信プロジェクト(1号館5階5S03)◎
 
日本の伝統芸能「狂言」を紹介しています。
狂言?難しそう…という方でも、狂言の用語や言い回しを分かりやすく解説しています。
みなさんは狂言・能・歌舞伎の違いが分かりますか?
それぞれの特徴を、アニメ・漫画等身近なもので例えていますのでぜひご覧ください。
◎児童文学プロジェクト(1号館5階5S03)◎

まず会場に入って目にとまるのは、色とりどりの絵本たち!
自分の中に眠っていた子ども心が呼び覚まされます。
会場のかわいらしい装飾にも注目してみてください。
こちらでは来場者の方に冊子やぬりえ絵本などを配布しています。
◎学生有志 古典助動詞擬人化の部屋(3号館3階3S03)◎
 
みなさん、短歌を作ったことはありますか?
このブースでは「誰でも」「すぐに」“それっぽい”短歌が作れちゃいます。
どういうことなのかは、実際に足を運んで体験してみてください(*^^*)
学生考案の助動詞カードバトルもできますよ。

さらに日文では書道展も行っています!
◎日本語日本文学科 書道展(1号館3階3S06)◎
 
日文4年生による圧巻のパフォーマンス。会場からは感嘆の声が上がりました。

大きな筆と大きな半紙で書道体験も行いました。

さらに本学理事長の坂東眞理子先生もいらっしゃり、学生とお話をなさりながら
書道展をご覧いただきました。

秋桜祭も残すところあと少しとなりましたが、心ゆくまでお楽しみください。
学科一同、お待ちしております!

(MR)

☆秋桜祭~1日目☆ [2019年11月09日(土)]

〈日文便り〉

晴天の下、いよいよ秋桜祭が幕を開けました!

〈日本文化発信プロジェクト〉
 
日本の伝統芸能である「狂言」を写真やイラストつきで紹介しているので、
「狂言」にあまり詳しくないという人でも楽しめます!

〈児童文学プロジェクト〉
   
様々な絵本を手に取って読んでいると、子どもの頃の思い出がよみがえり懐かしい気持ちになれます。

〈学生有志〉
   
「垣間見BOX」(写真左)は、実際に垣間見の面白さを体験することができます。
ブースで配布している冊子には「垣間見BOX」のペーパークラフト付きです!

〈書道展〉
   
日文の学生と先生の素晴らしい作品がずらりと並んでいます。
静かな空間でじっくりと作品を眺めていると心が落ち着きます。

明日は秋桜祭2日目、皆様のご来場お待ちしております(*^^*)

(UR)

日文ホームカミング [2019年11月07日(木)]

<日文便り>

日本語日本文学科では、秋桜祭に卒業生の皆様の交流の場として
日文ホームカミングを行っています。
先生方や御友人との歓談の場として、休憩スペースとしてご利用
ください。


昨年度ご来場くださった卒業生の皆様

秋桜祭
11月9日(土)~11月10日(日)
10:00~16:00

日文ホームカミング
B1・3L02
温かいお茶とお菓子を御用意してお待ちしております。

日本語日本文学科展示
B1・5S03「日文プロジェクト」
日本語日本文学科プロジェクト科目(コースプロジェクトB)の
日本文化発信プロジェクトと児童文学プロジェクトが活動成果を
展示いたします。ぜひ足をお運びください。

日文卒業生のいいね!
昨年度ご来場なさった卒業生の皆様から「いいね!」をいただきました。
思い出話に花が咲き、非常に好評でしたので、今年度も行います。
ぜひコメントをお書きください(^^)/

日本語日本文学科一同

会話データ分析を大学で学ぼう! [2019年11月05日(火)]

〈受験生の方へ〉

10月26日に第7回昭和女子大学日文公開講座において、
「会話を科学する。-ストーリーテリングの世界」
というタイトルで、東京外国語大学の中井陽子先生と共同講演を行いました。

中井先生と私は、他の先生方とも一緒に「会話データ分析」を行ってきています。
講演では、この会話データ分析の中でも「ストーリーテリング」を例に
「会話を科学する」ことを聴衆のみなさんにも体験していただきました。
そして、この会話データ分析を通して、
その先にどのような可能性が広がるのかについてもお話しました。

この会話データ分析は、高校までの授業ではあまり取り上げられることはないと思います。
日常会話は毎日行うものですが、この会話を科学的に見るとはどういうことなのか、
そのためにはどうしたらいいのか、といったことを私は授業で扱っています。

みなさんも、日常生活の会話で、
何か困ったり、逆に、関心を持ったりしたやりとりがあるのではないでしょうか。
例えば、外国人にうまく説明ができなかったり、外国人との会話では日本人同士とは異なるやりとりになったり、テレビでちょっと気になるやりとりをみたり、といった経験はあるものと思います。
このような経験をそのままにするのではなく、どうしてそのような現象が起こったのかを科学的に見ることができるのが「会話データ分析」です。

私が経験する会話と、若いみなさんが経験する会話ではまた違ったやりとりになるものと思います。

ぜひ、みなさんならではの会話の現象を、大学で一緒に科学的に見ていきたいと思っています。

(OB)