石巻報告 [2019年12月25日(水)]

昭和女子大学初等教育学科の教職を目指す4年生6名で地域連携型プロジェクトとして、宮城県石巻市を訪れました。やまがた『科学の花咲く』プロジェクト(山形大学)主催・東北大学理学部・大学院理学研究科共催・石巻市教育委員会等後援の「科学で東北を盛り上げ隊!@石巻」にブース出展するためです。

 

石巻市立大川小学校から学ぶ

プロジェクト前日の11月23日(土)、東日本大震災の津波で児童・教職員計84人が犠牲になった石巻市大川小旧校舎をガイドの方に案内してもらいました。石巻市は鎮魂・伝承・震災遺構として大川小学校を保存することを決定しましています。

校舎の壊れ方から津波のエネルギーの大きさが分かります。鉄骨がむき出しになっているところやコンクリートが根元から折れているところがありました。特に引き波で破壊されたそうです。

学校の横には山があり、シイタケ栽培の道があって子どもたちが山に行くこともありました。津波の高さは7mでしたが、すぐそばの山に登れば助かったはずなのです。

私たちは、その山の斜面の津波到達点に立ちました。グラウンドからすぐで、走れば1分もかからない場所です。

その後、私たちはたくさんの命を救った日和山に行きました。

日和山に設置されていた看板には、缶詰工場で働いていた方が作業服のまま雪が降る中海の方を見ている写真がありました。この山には近くの小学校の子どもも登ってきたそうです。そして、缶詰工場の方も近くの小学校の子も全員無事だったのです。無事だった理由についてガイドの方は、避難訓練のことを取り上げて説明してくれました。どちらも日ごろから避難訓練を行っていたとのことです。このことは、教職を目指すものにとって考えさせられることでした。

 

「科学の花咲く」プロジェクト

11月24日(日)、山形大学、昭和女子大学の他、東北芸術工科大学、東北大学、東京学芸大学附属高等学校などから、約120人のスタッフが「こもれびの降る丘遊楽館」に集い、子どもたちを待ちうけました。

昭和女子大学初等教育学科生は、ボランティアなどを通して子どもと関わる経験を積んできました。そして、科学工作を通して科学の不思議さや面白さを感じてもらえるプログラムを開発してきました。ハスの葉っぱが水をはじく水玉の科学絵本を読み、防水加工を施したフエルト布の上で水玉を転がして遊んだ後、水時計をつくります。ただ作るだけでなく、水がどこから落ちて空気がどこからあがっていっているのか考えてもらいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

水が落ちると下の容器の空気がおされて、もう1つのストローから上がっていきます。これが泡として見えているのです。動きがあって面白いので、子どもたちは何度もひっくり返して動きを楽しみ原理に迫っていきました。

各ブースを訪れた人の数は延べ人数で2,692人で、昨年より多くの来場者があったそうです。石巻の皆さんに喜んでもらえてよかったです。

 

 

 

昭和女子大学 しらす