福祉キャリア論 公務領域~世田谷区太子堂出張所の皆様をお招きして~

みなさん、こんにちは。今日は冬至。ゆず湯でぽかぽかリラックスできましたでしょうか??これからだんだん日が長くなるので楽しみですね。

さて、今日は福祉社会学科福祉キャリアコースの必修科目「福祉キャリア論」の授業紹介です!

「福祉キャリア論」は福祉社会を支える民間企業、NPO、NGO、社会的企業、公務部門など、多様な組織・事業に携わる「人」のキャリアに焦点を当て、その人が働いている組織・事業の役割を理解するとともに受講者が自分自身の進路先・キャリアデザインについて視野を広げ、考えを深めることを目的に行われている授業です。

12月19日(金)は公務部門のゲストスピーカーとして、世田谷区太子堂出張所の女性職員の方5名をお招きしました。

5名のうちお2名の方は窓口業務、3名の方はまちづくり業務を担当されています。

まずは窓口業務担当の方、まちづくり業務担当の方、それぞれからお仕事の内容やどのような視点を大切に日々の業務に携わっていらっしゃるかをうかがいました。

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お二人のお話のあと、5つに分かれてグループワーク。

なぜ今のお仕事を選んだのか、仕事のやりがいは何か、福祉を仕事に生かすということはどういうことなのかなど、具体的なお話を聞くことができました。

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普段は教壇の上から講義を伺うことが多いのですが、今回はこのようにグループワークできたことで気軽に質問もでき、自分の意見も言いやすかったようです。

さいごはグループごとに話し合ったことを発表。黒板に書き出し、まとめを行いました。

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以下、受講生の感想です。

これまで、民間企業やNPO法人の方に福祉キャリアにおけるビジネスや社会貢献についてお話を聞いてきたが、今回、公務の視点からどのような仕事をしているのかを知ることができた。公務の仕事は事務的で堅いイメージがあったのだが、太子堂出張所ではまちづくりにおいて、お祭り、花植えなど、外へ出て地域住民とまちをつなぐ活動をしていて、イメージが変わった。グループワークでは、今学んでいる福祉が社会に出たときにどう生かすことができるかを話し合い、今まで福祉は仕事の選択の幅が狭いと思っていたが、福祉の専門職としての倫理や技術は、人と関わる際に、非常に生かすことができると、社会の先輩の方に教えていただき、社会にとって必要なスキルであることを再確認することができた。また、社会の中でも、電車、スーパー、公共施設等普段利用するところについて、地域福祉の観点でどのような課題があり、その課題を解決するためにはどのようにしたらよいのかを多様な視点で考える力が重要であると学んだ。(E.Yさん)

公務員に興味があった私にとって公務員の具体的業務内容を聞くことができた時間はとても貴重なものであった。福祉の公務員=ケースワーカーというイメージが強かったが、行政でも福祉を生かすことができると知り、福祉の幅広い可能性を感じた。グループワークの最後に「職場の環境と職場内での人間関係の大切さ」を話し合ったが、見極めるのは同じ職員として働いてからでなければ非常に難しいと思った。そのためその職場でうまくやっていくためのコミュニケーションスキルが重要であるし、人とのつながりも大切になるのではないかと考えた。またゲストの方から「クレームをチャンスと考える」というお言葉があったが、キャリアアップのために必要な考えであると思った。失敗を恐れずにチャレンジすること、失敗から学び次につなげることの2つの意味がこの言葉には含まれていると感じた。(M.Mさん)

ほかにもたくさんの気づきや学びが得られたようです。

お忙しい年末に貴重な時間を割いて来てくださった太子堂出張所の皆様、本当にありがとうございました!