昭和女子大学の人間社会学部では、4学科の教員が互いに知識や視点を共有し、教育・研究の質を高めるための学部研究会(FD)を開催しています。普段は自学科はもとより、他学科の教員の研究について理解を深める機会が少ないのですが、研究会への参加は、発表する側にとっても聞く側にとっても、相互の研鑽・交流の機会として貴重な場となっていると言えます。 7月22日(水)に開催された研究会では、本学科から川﨑愛教授が登壇し、「日本のハンセン病政策とハンセン病療養所の『永続化』に向けて」というテーマで発表が行われました。


ハンセン病をめぐる歴史や強制隔離の背景、当事者運動の歩みにとどまらず、入所者の高齢化が進む現在、療養所をいかに「人権を学ぶ場」や地域社会の拠点(保育園や高齢者施設等)として未来へ残していくかという「永続化」の課題が提示されました。
社会問題の歴史的経緯から未来のあり方までを捉え直す視点は非常に貴重で、社会福祉が向き合うべき人権と地域社会の未来について、深く考えさせられました。
今回、学部研究会の担当委員としてかかわらせて頂きましたが、このように、教員が相互に新しい学びを深めていく機会は、それぞれの教員の研究を学ぶだけでなく、各自の研究との関連や振り返りにつながる貴重な機会になっていると改めて実感しました。
高校生・受験生の皆さんも、ぜひ私たち教員と一緒に社会の課題について考え、学びを深めてみませんか?
(文責:北本佳子)