現代教養学科の授業を紹介します③~人口動態と社会~

私は前期に履修した粕谷先生の「人口動態と社会」の授業について紹介します。

この授業内容は人口の動態をグラフや表から読み取り考察していきます。取り上げるテーマは労働や健康、生活など幅広く、一つのテーマに偏ることなくまんべんなく学ぶことができます。この授業ではそれぞれが事前に教科書にあるグラフや表を見て人口の変化の原因を考え、グラフや表から読み取るだけでなくその背景を含め、本やインターネットを利用しより深く考察します。そして授業の際に自分の考えを発表しクラス全体で共有します。

最終課題として教科書の中で授業では扱われなかった表やグラフをそれぞれが選び、そこから読み取れることをもとにレポートを作成。さらに授業内で自分がまとめた内容について発表します。レポートでは既存のデータをもとに自分で表やグラフを作成するのですが、その際に一次資料を利用するという条件があります。そのため資料の検索や活用方法も授業の中で学ぶことができます。また、ほかの人の発表を聞くことでさまざまなテーマについて学ぶことができますし、自分が興味のなかったテーマでも他の人の発表を聞くことによって考える機会が生まれます。発表の後に質問タイムがありさらに理解を深めることができます。

この授業の魅力は一つには、それぞれが考える時間があることです。自分で考えることによって授業の理解度が高くなりますし、また、自分の考えを発表することによって周りの人と意見の交換ができることも魅力です。私は、他の人の意見を聞くことによって自分が気づかなかったことに気づくことができたとともに、他の人の考察からいろいろと学ぶことができました。

二つ目にはテーマの幅が広いことも挙げられます。幅広いテーマを学ぶことができるため自分の関心の幅が広がり、いろいろなテーマを学ぶ中で現代の問題点などが見えてきます。この授業で学んだことは他の授業にも生かされていると思います。この授業で取り上げた内容が他の授業でも取り上げられることが多くあったため、最終課題はとても苦労しましたが、レポートのつくり方や資料の利用の仕方などさまざまなことを学ぶことができました。

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