学寮研修

【ゼミ紹介】東洋史演習 [2019年06月18日(火)]

みなさん、こんにちは。

大学選びに迷っている高校生の方や楽しい大学生活を送っている在校生に大学生活で大切な学びの一つである、「ゼミ」についてご紹介したいと思います。

皆さんは、ゼミがなんだか想像できますか!?「ゼミって聞いたことあるけど、何だろう??」と思いの方が多いでしょう。

今回は、私が所属している「東洋史ゼミ」を通してゼミについてご紹介します。

歴史文化学科では、3年次になると「ゼミ」の授業が始まります。ゼミは、同じテーマや似たような研究を学びたいと考えた仲間が集まり、その専門的知識を持つ先生の下で学習する授業の事です。

そこで学習した知識をもとに、4年間の集大成となる卒業論文を書き上げます。つまり「ゼミ」は、大学生活の集大成である卒業論文を仕上げるための大切な学び場なのです。

また、ゼミは普段の講義とは違い小人数で行う授業となっているため、先生と学生との距離が近く、より詳しく丁寧に学習でき学びを深めることの出来る環境となっています。

歴史文化学科では、多くの学生が自らの興味を持ったテーマを研究できるように様々な専門知識を持つ先生が揃っています!!!

日本近現代史、日本近世史、日本美術史、東洋史、西洋史、西洋美術史、考古学、服飾史、民俗学、文化財学、と多くの分野から自分の興味関心をリンクさせてゼミを選べます!

 

私が所属する「東洋史ゼミ」では、韓国、台湾、中国、ラオスなどのアジア諸国を研究テーマとしている仲間がおり、またトルコなどの西アジア地域やアフリカ、太平洋の島々も東洋史として扱っているため、多様な地域に関心をもつ学生が一緒に学べるという強みがあります。

様々な地域を扱っている東洋史ゼミですが、全員が共通して必要とするものがあります。それは「英語力」です。

東洋史を扱う卒業論文では、海外の文献や史料から根拠となる情報を得るため英語力が重要となります。

そこで、現在東洋史ゼミが取り組んでいることは、アメリカで歴史を学ぶ大学の学部生が実際に使っている歴史学入門の教科書を読みこみ、その中心テーマである「Why study history?」について考察していく事です。

この授業の意図として東洋史ゼミの牧野先生は、「歴史文化学科の学生が歴史を修めていくために必要最低限の作法を学び、海外の文献を扱っていくうえでの英語力向上と、グローバル化する社会への対応力を身に付けるためである。」とおっしゃっていました。

私自身も、この授業から英語力の向上はもちろん、アメリカが考えるところの「歴史」を学ぶ意味についても考察でき、他の国々と歴史学の成果を共有するための知識が身につくと感じました。

また、歴史を学ぶ意味についても自分なりの答えを探すヒントを与えてくれる授業です。

英語に苦手意識を持ってしまっている私ですが、牧野先生は英語の発音や意味などを理解できるまで丁寧に教えてくださります。

また、ゼミの仲間たちも分からない部分を整理して分かるまで一緒に問題に取り組んでくれるので、私が英語に向き合う原動力となっています。

卒業論文は、個人作業のように見えますが作成していく段階で、仲間や先生方と協力して助け合い仕上げていくため、共同作業でもあるのです。

【東洋史ゼミの卒業論文作成の流れとして】

自分の興味・関心を持つテーマを定め、本や文献から問題点を整理する。

自ら問題提起し、ゼミで身につけた英語力を生かし一次史料、二次史料を読み進める。

集めた情報を整理、論点を正確に把握し卒論の見通しを立てる。

これらの作業を通して、自ら疑問を持ち根拠を示しながら問題を解決する力が身につきます。また、多くの情報が飛び交う社会で正しい情報を取捨選択する力も得ることができるのです。

牧野先生は、「将来社会に出てからは、自ら得た情報の根拠を示すことが重要となります。卒業論文を通して身につけた情報を収集し分析する力は、必ず役に立ちます。」とおっしゃっていました。

牧野先生はご専門のベトナムのキリスト教に関しての知識はもちろん、アジアや欧米の多くの国に留学や研究で滞在され、ご自身で見聞した経験をお話ししてくださいます。

牧野先生の最近のご研究(シンポジウム_近世東アジアにおけるキリシタンの受容と弾圧)(クリックで開きます)

 

東洋史ゼミは英語の勉強以外にも、映像を見て時代背景を理解する講義、みんなで身近にあった話をする時間などもあります。そして学習する時は集中するというメリハリのある楽しい環境です。

牧野先生は東洋史ゼミだけでなく、1年生から受講できる入門のための「東洋史概説」や、2年生以上が専門として受講する「東洋史特論」などの授業も開講しています。

東洋史を通して、アジアだけでなく、日本やヨーロッパの知識を学ぶことも多くあり、「世界史」に対して視野を広げることができます。

 

是非みなさん受講して大学ならではの学びを一緒に深めていきましょう!!

学寮3日目 ―企業座談会まとめ・KJ法― [2019年06月06日(木)]

こんにちは、松田忍(日本近現代史)です。

東明学林3日目の午前はメインプログラムである企業座談会が開かれました。企業の第一線で活躍するみなさまをお招きして、お話をうかがう経験は、歴文生のみなさまの貴重な学びの機会になったと思います。

3日目の午後は企業座談会の成果を踏まえて、キャリアプログラム全体で学んだことを、班ごとに意見共有し、プレゼンへと仕上げるKJ法企画がおこなわれました。

学生たちはそれぞれ10数枚の付箋に自分の意見を書き出し、キャリアプログラム、特に企業座談会における成長をお互いに確かめ合っていました。KJ法の成果は学寮最終日の明日に、各班からプレゼンされる予定となっています。2日目の企業研究報告からどれくらい研究内容が進歩したのか、今からプレゼンを聞くのが楽しみです!

それではKJ法をつかって、活発に意見を出し合う学生たちの様子をお届けします!

歴文の学寮プログラムや必修授業で、はじめてKJ法を用いたグループワークを行ったのは2015年度であったと記憶しています。それから5年が経ち、「歴文と言えばKJ法」と学生たちがいうまでに、やり方として定着してきたと思います。「KJ法を学ぶ」から「KJ法で考える」へと確実に進化していますね。

模造紙と付箋とペンをグループに渡せば、自然とみんなが意見を出しあってグループワークをスムースに進め、さらにプレゼンへと仕上げていくポジティブな流れをみると、感慨深いものを感じます。議論の進め方で戸惑うのではなく、議論の「中身」に集中できていてとても良いと思います!

学寮も後半から終盤戦へと入ってきましたが、最後まで充実した生活にしてほしいと願っています!

学寮2日目 ―労作― [2019年06月06日(木)]

こんにちは、松田忍(日本近現代史)です。

学寮2日目の午前は労作をおこないました。前半後半に分かれて、ミカン畑の草取りと玉ねぎの収穫をおこないました。作業前のみなさんの様子!

玉ねぎの収穫。東明の先生方によると、今週に入って急に大きくなったとのことで、かなり「巨大」な玉ねぎもありました。その一方で赤ちゃん玉ねぎもあり、楽しみながら土いじりをしました。

後半はミカン畑の草取りです。例年の6月の東明学林ではミカン畑の肥料やりをやることが多いのですが、草取りは初めてです。一週間前に抜いておいた草を熊手でかき集め、テミにいれて、まとめます。学生のみなさん、チームワーク良く作業を進めていらっしゃいました。

作業している畑の背景には富士山が!写真にするとうっすらしか見えないのですが、肉眼では本当にきれいでしたよ!

助手さんたちも元気です!

歴文の東明学林順調に進んでいます!

学寮2日目 ―企業研究発表会― [2019年06月06日(木)]

おはようございます。松田忍です。

今回の2年生学寮のメインプログラムは「企業座談会」(3日目)です。小田原近辺などの10数社の企業で活躍なされる方をお招きして、学生たち少人数で囲んでお話をうかがう企業座談会は、2年生にとっては、「社会で働く意味」「それぞれの企業の事業内容」「地域に密着した企業活動の在り方」などに関する、生のお話をうかがう貴重な機会となります。

東明学林2日目の昨日は企業座談会に先立って、各班が座談会でお話をうかがうことになる企業の企業研究成果を発表してもらいました。

実は、歴史学の研究方法と企業研究の方法は似ているのではないかと思っています。歴史史料を読み込み、史料批判することによって、当時を生きた人々にとってのリアルを想像していくのが歴史学の方法であるとするならば、企業のパンフレットやHPの文字を読み込み吟味することによって、その企業で働いた場合の自分の姿をリアルに想像していくのが企業研究だからです。

自分が働いた場合の姿をリアルに想像できて初めて、その仕事に対する自分の適性や社会で活躍するために今やるべきことがハッキリしてくると思います。

世田谷キャンパスでも何度か企業研究のやり方を伝える研修会を開いたうえで、企業研究発表会での発表となりましたが、各班とも企画の意図をよく理解したうえで、報告していました。

ただ事前にさまざまな情報を検討するなかで、もっと知りたいことやわからないこともたくさん生まれてきており、それを本日の企業座談会で直接企業の方に質問してほしいと思います。

(学生たちの相互投票により優秀な報告をした班を選び、表彰もしました)

東明学寮1日目 ―交歓会(ドッヂボール大会) [2019年06月05日(水)]

こんにちは、松田忍(日本近現代史)です。

東明学林1日目の夜は交歓会としてドッヂボール大会が開催されました。

交歓会担当のスタッフ学生の完璧な仕切りで、円滑で楽しく、そして熱いドッヂボール大会となりました。

熱戦の模様はこちら!

観客席は2階。みなさん大声を出して、奮闘していました。

準優勝チームへの商品の贈呈。

優勝チームへの商品の贈呈。

そして最後に集合写真!みなさまおつかれさまでした!!

東明学寮1日目 ―横浜美術館見学― [2019年06月05日(水)]

こんにちは、松田忍です。

歴文2年生は2019年6月4日~6月7日の期間、東明学林にて学寮研修をおこなっています。

初日は、東明学林までの途中、横浜みなとみらいに立ち寄りまして、横浜美術館を見学いたしました。

横浜美術館では、「横浜美術館開館30周年記念 Meet the Collection ―アートと人と、美術館」を現在開催中です。平成元年に開館した横浜美術館が30年かけて構成してきたコレクションが一堂に会する展覧会であり、1万2000点ある同館の所蔵品のみでほとんどすべて構成されていました。

作品を鑑賞する前に、同館の学芸員の先生から展覧会の趣旨説明と作品の見どころをレクチャーしていただき、そのあと木下亮先生(西洋美術史)から展示作品を見るときの「課題」がだされました。「展示作品から木下先生が指定する1作品を探し出し、その作品を自らの目で観察して記述せよ、そしてその作家の別の作品と比較せよ」という課題です。解説や教科書を見る前に、「まずは一対一で作品と向き合う姿勢が大切!」という歴文ならではの課題だと思いました。とても面白そうなミッションでして、私もやってみたくなりました。

学芸員の先生が特にオススメになった展覧室2は、壁画作成のアーティスト淺井裕介さんを中心に企画された部屋となっていました。円形の部屋の壁数十メートルに、動植物の命が芽吹く絵が一面に描かれ、さらに壁画と合わせて、同館が所蔵する動植物の絵が配されており、圧巻の空間でした。

淺井裕介さんが市民ボランティアの方と一緒に2週間で仕上げられた壁画には細かなところまで幾重にも動物が描かれており、いくらみていても飽きない、本当に興味深い作品でした。展示作品ともマッチしていました。

そのほかにも人物画が展示室内に並べられ人物たちの視線の交差を楽しむ部屋、横浜美術館が意欲的に収集しているシュルレアリスム作品を扱った部屋、さらには戦争や災害を記録した写真コレクションの部屋など、7つの展示室の個性豊かな展示で、大満足の1時間半となりました!

学生のみなさんもそれぞれ好きな展示室を見つけて、じっくりと鑑賞していました。

その後東名学林に着寮しましたが、小田原の現在の気候はさわやかで気持ちいいですよ!

企業研究発表や企業座談会などのキャリアプログラムが中心となる今回の学寮、また報告記事をあげます。

2018年度 望秀海浜学寮研修(1、3年生)2-3 [2018年11月10日(土)]

こんにちは。田中(文化財保存学担当)です。

先日の望秀海浜学寮研修初日の国立歴史民俗博物館見学について、せっかくですので、少し詳しくご紹介したいと思います。

今回、まず最初に講堂で、歴博の展示に関するビデオを聴講させて頂きました。その後、情報資料研究系准教授の島津先生に、歴博の社会的役割や活動概要についてご講義頂きました。膨大な量の資料・情報を扱う歴博では、専門性が高いだけでなく幅広い視野を持つ研究者が必要とされている、というお話や、歴博が最近取り組んでいる「総合資料学」についてのお話など様々な貴重なお話を伺うことが出来ました。日本の歴史資料に関する情報を整理し、また構築したデータを活用することの事例としてみせて頂いた「洛中洛外図屏風」人物データベース(「歴博乙本」に登場する1172人の人物像をキーワードで情報を検索できる)は画期的で驚きました。

講堂でのビデオ聴講と講演のお陰で、歴博の理念や具体的活動、展示への理解が深まり、今回、学寮初日ということで限られた時間でしたが、興味深く展示室を見学することが出来ました。

 

その後、教員と学生10名程度を対象に、歴博のバックヤード見学もさせて頂きました。様々な設備や貴重な分析機器を拝見させて頂き、また、歴博における文化財の科学的分析事例についても詳しくご説明頂きました。歴史文化学科は学芸員課程を履修している学生が多いのですが、見学を通して、保存科学の深い魅力や文化財保存の重要性を改めて認識することが出来、大変有意義な時間を過ごさせて頂きました。

今回、企画展示として「日本の中世文書―機能と形と国際比較―」が開催されていたのですが、歴史文化学科では、古文書の解読に取り組んでいる学生も多いため、皆真剣に企画展示に見入っていました。その他、常設展示も、各自思い思いに見学を楽しんでいました。

 

此のたびは歴博の皆様に大変お世話になり、また貴重な機会を頂きまして本当にありがとうございました。

2018年度 望秀海浜学寮研修(1、3年生)2-2 [2018年11月08日(木)]

前回に続き、望秀海浜学寮研修の話題です。今回は歴文独自のプログラムである「プレゼン&ディベート」についてご紹介します。

昭和女子大学の歴史文化学科には、実に様々な学生が所属しています。皆さん、おおむね真面目で歴史や文化が好きで、コツコツとよく勉強をされている印象です。

その反面、人前で自分の意見を述べたり、他人と議論することは苦手とする学生が多いのも事実です。そこで歴史文化学科では学寮研修の機会を活かして、アウトプットの能力を養うための活動を行っています。

今年度はプレゼンとディベートの二本立てで研修を行いました。まずプレゼンでは「性差に基づく歴史的・伝統的風習は今後も維持・継承していくべきか否か」という問いを立て、事前に学習し、レポートを書いてきていただきました。そして学寮では1年生と3年生で混合チームを作り、「KJ法」により意見を集約・整理し、賛成反対のどちらかの立場を選び、他の学生の前でプレゼンを行いました。

意見を集約・整理します

学生たちのプレゼンを一通り聞いてみましたが、「伝統」という概念や風習・慣習が生まれた経緯についてきちんと調べた上で、女性の社会進出が進む現代社会とどう折り合いを付けて伝統を新たに創造してゆくべきか、一生懸命に話し合っていて感心しました。またLINEを使って情報の共有や議論を行うなど、今時の学生ならではのIT技術の活用にも驚きました。

次にディベートについてですが、こちらは先ほどのプレゼンとは異なり、日常に密着したちょっとした問題を取り上げ、同じく1年、3年の混合チームで議論を戦わせるというものです。ディベートの判定は審判役の学生が行いました。

ディベートの作戦タイム

こうした活動を通じて学生も大きく成長したと思います。末尾ながら、様々な面でご指導をいただきました望秀海浜学寮の職員の方々には、厚く御礼を申し上げます。

2018年度 望秀海浜学寮研修(1、3年生)2-1 [2018年11月01日(木)]

山本(西洋史)です。こんにちは。

10月23日(火)から26日(金)にかけて、歴文の1、3年生とともに千葉県館山市にある「望秀海浜学寮」にて研修(いわゆる「学寮研修」)を行ってきました。「学寮研修」とは昭和女子大学独自の制度で、学生と教員が研修所で寝食をともにしつつ、与えられた役割を通じて様々なことを学ぶというものです。歴史文化学科ではさらに、学寮を通じて学生が一層成長できるよう、学科独特のプログラムも組んでおります。

23日はあいにくのお天気でしたが、午前8時過ぎに大学に集合し、バスで出発しました。最初の目的地は「歴博」の愛称を有名な千葉県佐倉市にある歴史民俗博物館でした。ここで所属の研究者の方に歴博と現在進められている「総合資料学」について、ご説明をいただきました。

その後、歴博の常設展と特別展を見学しました。日本でも屈指の規模を誇る歴博の展示を学生たちは興味深く見ておりました。また一部の学生はバックヤードも見せていただき大変よい経験をさせていただきました。歴博の関係者の方々には厚く御礼を申し上げます。

望秀海浜学寮は「秀き理想を望みつつ励む」という理念のもと昭和61年に創設されました。ギリシア語は「完璧の追究」の意味

その後、望秀海浜学寮に到着し、避難訓練や各係の打ち合わせ、交流会などを行いました。

2日はまず「労作」と呼ばれる奉仕活動を行いました。宿舎内花壇を整理したり、海岸清掃などを行いました。その後、1年生と3年生に分かれて、野外研修を行いました。

労作(海岸清掃)風景

私は1年生のプログラムに参加しましたが、まず避難訓練をかねて、近隣の古刹である那古寺に行きました。その後、館山城と館山市立博物館などを見学しました。

避難訓練をかねた那古寺散策

ちなみに3年生は鴨川の方に行き、日蓮ゆかりの地を巡検していたようです。次回は歴文ならではの室内研修のプログラムについてご紹介します。

学寮研修(2年生)をおこないました! ―労作― [2018年06月17日(日)]

こんにちは、松田忍(日本近現代史)です。

2018年6月12日から6月15日まで、神奈川県大井町の東明学林にて、歴文2年生の学寮研修をおこないました。今年も、約100名の学生が3泊4日の共同生活をおこなうなかで、濃密な研修プログラムが実施され、大きな成長の機会となりました。

何回かにわけてその模様をお届けしたいと思います。まずは労作奉仕を取りあげます。

今回の労作では「みかんの施肥」をおこないました。6月中旬のこの段階でミカンの木には小さな実がすでについています。

この実が一夏かけてだんだんと大きくなっていき、晩秋から初冬にかけて、おいしいミカンとなっていくのだそうです。そのためにはこの段階で肥料を与えておかねばなりません。おそらくほとんどの学生が体験したことのない作業ですね。

1 前日の事前準備

学寮研修初日には労作係の学生16名に対して、東明学林の職員から作業方法のレクチャーがおこなわれました。2日目の作業当日には職員は最低限のサポートをおこなうだけであり、16名の学生が約100名の学生を指揮して作業を進めることになります。労作係の学生は、当日に起こるであろう混乱を予測し、全員に作業方法を周知して安全に正確に作業をしてもらうための段取りを熱心に話し合っていました。

2 道具の準備

さて当日。心配されていた雨も降らず曇りの天候。早めに集まった労作係の学生が道具の準備をおこないます。

3 全員集合

そして係以外の学生が寮室からでて集まってきます。本日の労作がうまくいくかどうか、それはこの段階で既に決まっているのかもしれません。事前の計画がうまくいっていればうまくいくし、計画が詰めきれていなければ、みんなが作業方針がわからずに混乱してしまいます。さて、どうなりますか!?

4 作業開始前の全体ミーティング

今回の労作係の主任・副主任には、力はあるものの、どちらかいえば物静かな学生がついていました。しかし一番重要なリスクマネジメント(道具の安全な使い方の説明)を実際にやって見せて堂々と説明するなど、見事な仕切りで労作ははじまりました。2人には本当に大きな経験になったと思います。「立場」が人を育てることも数多くあるからこそ、「立場」につく経験こそが重要です。そして手前味噌にはなりますが、昭和女子大学には「立場」につく経験が本当に山のようにたくさん用意されていますよ!

5 現場での労作係学生からの説明

グループごとに施肥の現場に移動します。寮室メンバーごとの作業グループとなります。おそらく前の日の晩にそれぞれの寮室で段取りの説明をしたうえで当日に臨んだのだと思いますが、それを踏まえて現場での作業行程の最終確認がおこなわれました。

6 作業開始!!

さていよいよ作業開始です。作業内容がわからずとまどっている学生は一人もおらず、この時点で成功を確信いたしました!みんながそれぞれの持ち場で、楽しく、真面目に、丁寧に、仕事を進めていきます。きょうびの若者ですから、「農作業とかだり~わ」みたいな学生がいてもおかしくないと思うのですが、誰も逃げずに持ち場を守るのが歴文生の魅力です。

カメラを向けるとこの笑顔。ストレス無く作業を進めているようでひと安心!「女子大生+農具=??」ですね笑 斬新!

作業現場の全体像はこんな感じです。結構な斜面での作業です。残念ながら曇天でしたが、晴れていて富士山を間近にみながらの労作だったらもっと気持ちよかっただろうな~。ちょっと残念!

7 道具の後片付け

そして作業は順調に終わり、道具の後片付けに移ります。

当日は作業をずっと見守って下さった東明学林の職員さんたちですが、クワやスコップなどの道具を大切に扱うべきことは、丁寧にご指導下さいました。ありがとうございます!

8 係学生の最終ミーティングおよび講評

最後に係学生の最終ミーティングです。

想定より相当早い時間で全ての作業を完了することができ、東明学林の職員さんからもお褒めの言葉を頂きました。それと同時に労作係以外の学生が一生懸命協力してくれたからこそ、円滑な労作となったことを理解して、お礼の気持ちを必ず言葉で伝えねばならないと話してくださいました。

私からは、係の学生への講評として、素晴らしい労作であったことを伝えてねぎらいました。

またどんなプログラムであっても反省点をだし、次同じようなプログラムをおこなうときの経験値としていく必要があります。今回でいえば、作業の「終わるタイミング」が明確ではなく、作業終了宣言をだせなかったがために、後半がバラバラとした解散になったことは改善可能じゃないかと伝えました。

たとえば作業終了チケットを事前に作成して労作係の学生に渡しておいて、労作係学生が自分のグループで作業が終了したら、チケットを主任に提出する。そして全てのチケットが主任に集まった段階で、主任から作業終了宣言をだし、撤収及び道具の片付けを指示する方法があったのではないか、そうすると全員が達成感をもって、気持ちよく一斉に作業を終えられたのではないかと話しますと、学生たちはとても熱心に聴いていました。

でも改善ポイントがあることは悪いことではありません!みなさんはまだ学生であり、まだまだチャレンジの機会があるのですから。こうしたチャンスに経験値をためて、次はもっとうまくいくように頑張ろう!

おつかれさまでした!ありがとうございました!

労作の内容は季節ごとに異なるため、学生たちには前例となる模範があったわけではありません。前日に聞いたことから、当日におこりうる状況を想像して段取りをたて、円滑に安全に作業をやりとげた学生たちには心から拍手を送りたいと思います!