初等教育学科ゼミ紹介【小林ゼミ】

小林ゼミについて紹介します。

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4年生の小林広利ゼミには2名の学生、3年生の小林広利ゼミには5名の学生が所属しています。

探究テーマは、算数・数学教育が中心となりますが、教科全般にかかわるような学習指導法についても、調べたり、話し合ったりしていきます。ゼミでは各自の主体的な研究活動を重視して、数学的活動を取り入れながら学んでいます。

 

3年生の教育学演習Ⅰの学修を紹介します。

この日の活動では、8号館5階のろうかの長さと6階の床の厚さを工夫して測ります。廊下の長さは目視できますがとても長いですし、床の厚さは目視すらできません。さあ、どのようにすれば測れるのでしょうか?

まずは、自分の腕を広げた長さや手のひらの長さを測り、自分の一歩の幅も測って計測の計画を立てました。そして、実際に5階へ行ってみると、計測に役立ちそうなものが・・・! 床に敷き詰められたタイルです。

私たちは、廊下を測る方法として、ビニールテープを当てて測る方法と床のタイルの長さを計測し、タイルを数える方法を用いました。測る前に廊下の長さは100 メートルよりも短いと予想しました。計測の結果、廊下の長さは約85 メートルでした。活動することで長さの感覚が磨かれる気がします。

床の厚さは、階段を活用して測れないかな~?!

この日の活動では、光葉博物館のわきの庭園内にある昭和の泉の幅を測ります。算数・数学の知識をどのように活用すればうまく測れるのでしょうか?

まずは、見上げる角度が測れる勾配測定器を手作りしました。三角形の比を活用したらうまくいきそうです。社会で測量に使われている技術を簡素化して応用しました。算数・数学の知識を活用して測定した後、測定結果が実際の幅とあっているか、ビニールテープを伸ばして確認作業も行いました。学生同士、互いの考えを共有することで、アイディアが浮かび楽しく学ぶことができています。

 

後期は、いよいよ本格的に卒業論文執筆の準備をしていくことになります。全員で協力して、お互いの考えに対して意見を述べあいながら、納得のいく卒業論文になるように頑張っています。