足跡つなごう! CLA~聞かせて先輩!!

みなさん、こんにちは。今回は12月2日(土)に開催された「足跡つなごう! CLA・聞かせて先輩!」の紹介をします。

「足跡つなごう!」は現代教養学科オリジナルのキャリア支援イベントです。年に2回、7月と12月に、学科卒業の社会人の先輩をお招きして、就職活動や社会に出て働くことなどについて、ざっくばらんにお話を聞くというものです。

今回、お話をしてくれた卒業生の方は、IT、航空、金融系にお勤めの3名でした。みなさん、ご自身の就活経験や今担当しているお仕事のお話などをとても気さくに話していただきました。この場を借りて、参加された卒業生の方々に厚く御礼申し上げます。

在学生の方はというと、1年生から3年生まで計23名が参加してくれました。在学生の感想をいくつか紹介します。

 「わたしは今回の足跡つなごうCLAがはじめての参加でした。

1年生から3年生の学生が集まり、大手の銀行、航空、IT系の会社でご活躍されている3名の先輩方との交流会でした。

3つのグループにわかれ、お菓子を食べたり、お茶・ジュースを飲んだりしながらお話して、楽しく交流しました。

どの先輩も、学生からの質問に分かりやすく答えて下さり、学生時代、就職活動、お仕事のことなど、様々なことを知ることができました。

3年生のこの時期に参加するのは遅いかなと思っていましたが、就職活動について考える良い機会でした。今まで参加してこなかったのが勿体なかったと感じます。

参加して本当に良かったです。」(3年 K.I)

 

 

「「自分が仕事をした分お金として返ってこないと私は嫌だ」というお言葉を聞いたとき、私の中でひらめくものがありました。「『このように働きたい』という自分の『軸』をぶれさせないことで、単なる労働ではなく自分の人生において仕事が意味を持つのではないか」。就職する前の私にとって、社会という存在をより自分に引き寄せて見つめることができた瞬間でした。

 大学を卒業すると同時に私は社会人となり、試行錯誤しながらも自分との向き合いはより必要になるのだと考えました。なぜなら、「学生」から「社会人」になるときの大きな変化は、「お金を稼ぐようになること」だからです。学生の本業が学業であるのであれば、社会人の本業はお金によって自分あるいは家族の生活を成り立たせることになります。未婚のまま生きる決意をしない限り、自分以外の誰かを養う義務からは逃げられません。「働く」ということは自分のためでもあり誰かのためでもあるという、幅広い人間関係に対する責任にも結びつくのではないかと考える良いきっかけになりました。

 こうして視野を広げてみると働く意味を見失ってしまう気がしますが、実際には多くの方が厳しい現実を目の当たりにされていることに気づきました。突発的なトラブルに対応したり、他の人が休みの時に働いたりなど、苦しいことを乗り越えてくださる方がいらっしゃるからこそ、私の今の生活が成り立っているのだと思います。

 今回の会を踏まえ、まずは「自分は何を『軸』として働くのか」を明確にしようと決めました。大学を卒業した後の人生のイメージは漠然でありながらもつかめています。しかし、その中で働く意味を見出す方法までは認識できていません。何があってもこれは大切にするというぶれない気持ちを持てるよう、自分と向き合い、第三者からの客観的な視点を大切にしていこうと決めました。

 お忙しいところ私たちの視野を広げるようなお話をしてくださった先輩方、本当にありがとうございました。この場をお借りしお礼申し上げます。」(2年 清田桃子)

 

 

 「現代教養学科出身の卒業生から実際の経験談を聞いて、身近に、そして具体的に就職活動や個々のお仕事内容について知ることが出来ました。私はまだ自分の将来を漠然としか考えることが出来ず、不安を抱いていたので、今回先輩方に、大学一年生の頃から就職活動に向けて意識していたことがあったのか、質問をしてみました。すると意外にも特に意識をしていたことはなかったようで、むしろそれよりもサークル活動や大学の勉強、バイトなどに時間を費やしていたとおっしゃっていました。私はその言葉を聞いて少し安心しました。就職活動が始まると、面接時に大学生活で頑張ったことは何か、と聞かれる機会が多いそうです。その時は質問に対してしっかり受け答えが出来るように、今は自分が将来何をやりたいのか考えながら、自分が頑張りたいことに全力で取り組み、大学生活を充実させたいと感じました。貴重な時間となったので参加して良かったです。」(1年 M.S)

 

「足跡つなごう!」はその名の通り、現代教養学科を卒業されていった先輩方の足跡を、後輩のみなさんにつないでいこうというものです。今回、参加した在学生のみなさんには、ぜひ納得のいく卒業後の進路を見つけていただき、将来、今度は自らの足跡を後輩につないでいってほしいと思います。