教職員動向

現代教養学科ブログリレー -池田:国立国会図書館オンラインサービスの紹介- [2020年06月24日(水)]

国立国会図書館デジタルコレクション「日本占領関係資料」

昨日6月23日は沖縄慰霊の日でした。

国立国会図書館オンラインサービスの一つとして、国会図書館で収集・保存しているデジタル資料を検索・閲覧できる「国立国会図書館デジタルコレクション」があります。その中に「日本占領関係資料」があり、憲政資料室で公開されている戦後の日本占領に関するアメリカ公文書のうちの一部が収録されています。

この「日本占領関係資料」を筆者の生まれ育った「宇部」で検索すると、いくつか資料が検索結果として出てきて、75年前に宇部で空襲があったことが改めてわかります。

 

下の段→左から二番目が「日本占領関係資料」です。

 

米軍が撮った空撮写真は、後に家族となる筆者から見ると生々しいものがあります。筆者の父が家族と一緒に住んでいたところ、祖父が勤めていたところ、近くの軍需工場、空襲警報が鳴ると5歳にもかかわらず父が一人で逃げていた「鍋倉山」などがはっきりと写っているのです。爆撃をした場所を示す米軍の手書きの記録(下の写真参照)もありますが、父たちが暮らしていたところは、紙一重で焼けたことを示す斜線がひかれていません。

 

父が一人で逃げていた「鍋倉山」です。今もあります。

 

かつて5歳であった父が折々に淡々と話してくれる戦争体験話のうちの幾つかを紹介します。

  • ようやく家族全員入ることのできた防空壕の中で、いきなり祖父が「ここを出る!」と言い出したがために、渋々鍋倉山に向かって逃げた。その帰り道、さっきまでいた防空壕を確認したら、爆弾によって崩れていた。家族全員が命拾いをした。
  • 父が一人で逃げていた時に低空飛行の戦闘機がやってきて、父に向けて射撃を始めたにもかかわらず、運よく弾が逸れて数メートル先の牛に命中し、これまた命拾いをした。

偶然が重なり、命がつながれて、今の筆者があります。

 

古本屋から手に入れたものです。

 

図書館は、過去の時代に出版・刊行等された資料を収集し、保存する役割があります。先の戦争を体験していない筆者ではありますが、国立国会図書館に保存された資料によって、父の戦争体験をより具体的に感じることができたのも、この役割があってこそのものだと思っています。このコロナ禍、図書館の利用にはまだまだ制限がありますが、近い将来、何ものにも邪魔されず、長時間に亘って図書館の資料にどっぷりと浸りたいものです。

池田美千絵

現代教養学科ブログリレー ―小川・オープンキャンパス学科紹介動画の制作模様― [2020年06月12日(金)]

みなさん、こんにちは。現代教養学科の小川豊武です。みなさんは、ふだん、大学教員がどのような仕事をしているかご存知でしょうか。講義やゼミなどの教育活動や、自身の研究活動をやっているということはみなさんご存知だと思います。これらが大学教員の本来の仕事であり、お医者さんが行う診察や手術、弁護士が行う法務にあたるものです。しかしながら、実際には大学教員はこういった本来の仕事以外にも、実に様々な仕事をしています。各種会議への参加、委員会の仕事、学生の面談、書類の作成などに加えて、様々な行事やイベントの企画・運営・実施、プロジェクト活動のマネジメント、オープンキャンパスの実施、高校など学外での出張講義、ホームページの制作、そして今回のようなブログの更新などなど。

今年度、私はアドミッション委員を担当しているのですが、その名の通り、学科の入試に係る業務全般を担当しています。先に述べたようなオープンキャンパスの実施に加えて、各種入試の調整、大学案内や学科パンフレットの制作などを担当しています。受験生のみなさんに、昭和女子大学や現代教養学科の魅力についてお伝えし、受験を検討していただくことが役目です。例年はオープンキャンパス内での受験相談や体験授業などで、受験生のみなさんと直接お会いする機会が複数回あるのですが、今年は新型コロナウイルス感染症への対応で、そうした機会が限られてしまう可能性があります。

そこで、昭和女子大学ではこのたび、「バーチャルオープンキャンパス」という、インターネット上でオープンキャンパスを体験してもらおうというサイトを作成しています。本公開は6月15日(月)を予定しており、下記のようなコンテンツの掲載を予定しています(変更の可能性あり)。

(1)動画で見る昭和女子大学
(2)スペシャルコンテンツ(受験対策講座など)
(3)デジタルキャンパスツアー
(4)学部紹介

この中の⑷学部紹介では、各学科ごとの学科紹介動画などの掲載を予定しています。現代教養学科では下記のようなコンテンツを掲載予定です。

①教員による現代教養学科の紹介
②学科の学生による特色ある科目の紹介(社会調査研修)
⓷学科オリジナルパンフレット

今回はこの中の「②学科の学生による特色ある科目の紹介」の制作模様についてご紹介したいと思います。この動画では、現代教養学科の特色のある科目の1つである「社会調査研修」という科目について、実際にこの科目を履修したことのある学生3名に参加してもらい、研修の内容や学んだことについて紹介をしてもらうというものです。この科目は東京・国内・海外のフィールドで、様々な現場を自分の目で見て分析をするという社会調査のプロセスを学びます。フィールドはこの3つが毎年入れ替わります。

参加してくれた学生は、2017年度の国内研修に参加した中村さん、18年度の国際研修に参加した山崎さん、19年度の東京研修に参加した浅倉さんです。いずれも4年生で卒論や就活などで忙しい所、時間を作って協力をしてくれました。

今回は新型コロナウイルス感染症対策のため、協力してくれた学生3名と教員がいっさい直接会うことなく撮影することにチャレンジしました。使用したツールはいま流行りのZoomです。お三方それぞれ発表スライドを作成し、原稿を執筆して準備をしてくれました。現代教養学科の学生はプレゼンがうまい人が多く、今回の3名も最初は少し操作に戸惑いながらも、すぐに慣れて対応してくれました。私もふだんのリアルタイム配信での授業ではいっさい原稿は容易しないのですが、動画撮影となると意外とうまく話ができないもので、事前に原稿を用意しました。

おなじみの画面分割による完全オンライン制作の学科紹介動画が出来上がりました。シンプルな動画ではありますが、ここまで来るまでにリハーサルはもちろん、本番も何テイクも行って完成に至りました。編集などは最小限にしており、動画撮影時の雰囲気がそのまま伝わるような内容にすることを心がけました。本当は各研修のスライドを表示している際に、担当してくれている学生の映像も表示する形式にしたかったのですが、通信環境が安定しなかったため見送りました。オンラインでの動画制作も実際にやってみると色々な発見や学びがあります。

現代教養学科のバーチャルオープンキャンパスではこのほか、「①教員による現代教養学科の紹介」と「⓷学科オリジナルパンフレット」などもご用意しています。特に学科オリジナルパンフレットは、このようなパンフレットとしては珍しい20ページを超えるボリュームの冊子です。現代教養学科のカリキュラム、留学、プロジェクト活動、ゼミ、そして学生のみなさんの雰囲気が丸ごと分かる必読の内容です。ぜひとも、ご覧になってみてくださいね!!

★昭和女子大学の入試情報サイトはコチラ

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※上記のバーチャルオープンキャンパスのコンテンツは6月15日(月)掲載予定です。

現代教養学科 小川豊武

現代教養学科ブログリレー  -シム先生- [2020年06月08日(月)]

- 今だからこそ…READ and Create a New YOU! byシム先生 -

 

「なぜ本を読まなければならないの?」と学生に聞かれたことがあります。確かに、世の中の情報が簡単に手のひらに集まる現代において、読書の意味を疑う人がいてもおかしくありません。しかし、小さい頃から本を読むのが大好きな僕にとって、これは大変面白い質問です。なぜなら、‘Reading is to the Mind what Food is to the Body’ (心にとっての読書は体にとっての食物である)という言葉があるように、冒頭の質問はまるで「なぜご飯を食べなければならないの?」と聞いていると同じだからです。敢えて答えるのなら、自分が生きるためにご飯を食べるように、自分を変えるために本を読むのです。

本学の建学精神の礎である「愛と理解と調和」を理想とするトルストイは、‘True life is lived when tiny changes occur’(小さな変化が起こるとき、本当の人生が送られるのだ)という、とても考えさせられる言葉も残しています。そうです。あなたが本当に自分らしく生きていくためにはまず小さな変化を、そして小さな変化を自分の中に起こすためには、良い方法の一つとして本を読むことです。以下、ジャンルはバラバラですが、自分を変えるきっかけとして、たとえ普段あまり本を読まない学生でもとっつきやすい本を5冊紹介します。

 

この本を読んだら、いろいろな国のことを知りたくなるだけでなく、世界地図を部屋の壁に貼りたくなって世界に向ける目が変わります。

この本を読んだ後、きっと絵画をみる目が変わり、今度美術館を訪ねる楽しさが倍増します。

これは古い本の新版ですが、数学が苦手あるいは嫌いな学生にもきっと新鮮な感動が味わえます。目次にある章タイトルの「英語と数学」「計算されたドレミファ」「一九六一年のなぞ」だけを見ても読みたくなりませんか。

この一冊も古い本の改訂版なのですが、同じアジア人だからこそ、韓国の学者による日本文化論は日本をみるあなたの目を間違いなく変えてくれるでしょう。

最近話題にもなっているこの本の舞台はイギリスですが、日本の社会や日本の未来について必ずあなたに考えさせます。

 

さあ、小さな変化でもいいので、本を読んで自分を変えて新しいあなたを作っていきませんか。本を読まないことは、自分の将来の選択肢を狭めることにもなります。それでもあなたは本を読まないというのですか。本当にそれでいいのですか。5年後、10年後のあなたが、今のあなたにそう聞いています。

現代教養学科 シム先生

現代教養学科ブログリレー -丸山先生- [2020年06月05日(金)]

「クリエイティブ創発プロジェクト」デジタルプラットフォーム上で始動!

 

皆さん、こんにちは。

丸山です。

 

すべての世界・社会全体で、企業も、団体も、学術機関も、個人も、この「with コロナ」で、何を学ぶ、何を気づき、何をすべきか考える時だと感じています。この時に新たなパラダイムを捉え、それをプログラム化し実現することこそが、次の10年後の将来を描く成功の鍵(KFS)になってきます。

パラダイムシフトに成功する企業などは、新たな価値を創りだし、成長カーブを描くことができるでしょう。一方で、パラダイムシフトができない企業などは、この2~3年で、その価値を失速させることになるのではないでしょうか?

 

そんな「with コロナ」の中において、2020年5月20日に、1年生の必須科目である「現代教養入門Ⅰ」のオンライン授業で、現代教養学科の先生方が担当されている学生プロジェクトの紹介を行いました。担当の先生だけではなく、2年生から4年生の先輩たちが、熱のこもった紹介をしてくれました。

今年度、実施予定のプロジェクトについて、1年生に参加希望調査アンケートをとったところ、今年度の1年生は、とても積極的かつポジティブで、のべ155名もの参加希望をしてくれました(1名で2~3件のプロジェクト参加希望もアカウント)。

現代教養入門Ⅰ「学生プロジェクト紹介」から(1)

 

私が担当する「クリエイティブ創発プロジェクト」も、まるゼミの3年生の学生リーダーとサブリーダーが説明をしてくれ、数多くの1年生が応募をしてくださいました。1年生の皆さん、感謝いたします。

ただ、今年度は、新型コロナウィルスの影響で、人数を限定しましたが、来年度からでも参加できますので、よろしくお願いいたします。

 

この「クリエイティブ創発プロジェクト」の目的は、『新しい価値(ヒト・モノ・コト・トキ)を想像&創造し、将来社会でビジネスをするときに大切な企画力と発信力を養う!』ことです。

今年度は、お菓子メーカー様と文具メーカー様にパートナー企業になっていただき、新商品のコンセプト開発やプロモーション企画を考え、フィードバックをいただいて、企画を実践的に学べるプロジェクトです。

現代教養入門Ⅰ「学生プロジェクト紹介」から(2)

 

プロジェクト活動を進めるために、5月に、お菓子メーカー様とのオンラインミーティングを行い、すでに、6月3日と6月5日にオンライン説明会を実施し、2020年度の活動を始動いたしました。

昨年度は、教員が主体で活動をしていましたが、今年度は、すべてを学生の皆さんが主体で活動をするために、運営体制を学生主体に切り替え、1年生の参加審査を含め、プログラム内容を検討し進めています。

 

この「クリエイティブ創発プロジェクト」においては、すべての学びは、学生が主体であり、すべての気づきは学生自身が見つけるものだと思っています。その主体的な学びを支援するのが教員のワークだと思いますし、ヒトとヒトをつなぎ、モノ・コト・トキを想像し、創造することが、楽しくなってほしいと心から願っています。

そして、その「場」は、オフラインでもオンラインでも本質的に同じであり、「常に考えることを続けること」こそが、企画の第一歩であり、基本であるとも思っています。

 

そこで、プロジェクトをデジタル上で実現するために、Zoomだけではなく、それ以外のデジタルプラットフォームも駆使して、「実践の学びの場」を創り、デジタルワークショップを実施し、昨年度と同様に、お菓子の新商品コンセプト開発の優れた企画については、最新の3Dプリンターで、お菓子のプロトタイプ(試作品)までを制作予定です。

 

さっそく、まるゼミのメンバーが主体的に活動をスタートしてくれ、そこに、新たに、現代教養学科の1年生から4年生のメンバーが参画してくれています。

今年度の新たな実践的な企画と発信に期待でワクワクしながら、いまだからこそできるベストを尽くしていきましょう!(笑)。

『クリエイティブ創発プロジェクト』2019年度活動から

現代教養学科ブログリレー ピンチはチャンス! ―文化の力は無限大―福田先生 [2020年05月29日(金)]

ピンチはチャンス! ―文化の力は無限大―

 

緊急事態宣言が東京も解除になり、まだまだ注意が必要な状況ではありますが、経済活動も文化活動も少しずつ動き出そうとしています。

 

初めてのオンライン授業を恐る恐る始めてはや1ヶ月、1年生の必修科目「文化をみる目」は100人以上の受講生を対象にどうなることやらと心配しきりでしたが、コロナ禍は「文化」の授業を進める上でむしろ有利に働いてくれました。まさに、ピンチはチャンスです!

 

「文化」と名のつくものには様々ありますが、同じ空間を共有して3密の状態でこそ成立するもので溢れています。映画館や美術館、演奏会や芝居等々の文化催事は中止や延期を余儀なくされ、大打撃を受け続けています。しかし、そもそも人々の心を豊かにし、癒やしや元気を与えるのが「文化」の役割、苦しい時にこそ必要なものばかりです。「文化」の送り手たちは、オンラインの特性を最大限に活用し、自分たちの力を発揮するために、またそれを待っている受け手のために、あらゆる工夫を重ね続けています。

 

文化とは何なのか、何のために文化を学ぶのか、というテーマで授業を開始した「文化をみる目」第1回では、文化の役割や意義について考えを深める二度とない好機かもしれないと、「コロナ禍の現状において、どのような文化的取り組みが行われているかを調べ、例を挙げて企画の意図や工夫について考察し、自分の意見をまとめよう!」という課題を出しました。ネット検索はお手のものの皆さんはサクサクと調べ上げ、芸術分野からエンタメ系、美術館や博物館等の企画、地域活性事業、ツーリズムやスポーツ事業、アパレル関係など様々なジャンルに亘って、オンライン無料・有料企画、クラウドファンディングや寄付などの支援やボランティア活動、ネット販売事業など幅広い視野から情報を集め、1年生とは思えない鋭い意見をまとめてくれました。

 

多くのオンライン企画がある中で、芸術分野の例として授業でも紹介しましたが、おそらく最初に口火を切ったのは、新日本フィルハーモニー交響楽団メンバーによる「シンニチテレワーク部」ではないでしょうか。3月中旬、NHKの2020応援ソングプロジェクトとして制作された「パプリカ」を取り上げ、一人一人が自分のパートを自宅やガレージなど思い思いの場所で演奏してスマホなどで自撮りし、その動画を(発起人でトロンボーン奏者でもある)編集担当に送り、集まった動画を編集して5人、10人と重ねていき、最終的には62人になり、殆どのパートが揃ったオーケストラ演奏としてYouTubeで公開されました。

 

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=kT9aO3qLiswより

 

その動画を初めて目にした時にはただただ感動、文化の力の大きさと限りない可能性を見せつけられた思いがしました。全員が私服で楽器を持ち、時々お孫さんらしき姿が見え隠れし、日常そのものが垣間見える舞台背景に、親しみやすく元気の出る「パプリカ」の選曲も功を奏したのでしょう。メディアで取り上げられるとたちまち拡散し、いまや再生回数は200万回を超えています。その後も次々とクラシックの名曲に様々な形でチャレンジし、多くの動画が公開されています。

5月31日(日)夜10:00からドキュメンタリー番組、NHKBS1スペシャル「はなれてひとつに奏でる~奇跡の“パプリカ”誕生秘話~」が放映されるようです。苦労話や秘話など、舞台裏が覗けるのではないでしょうか。

 

ちなみに、新日本フィルハーモニー交響楽団は、小澤征爾さんが常任指揮者を務めていた頃、昭和女子大学の人見記念講堂を練習場所にしていたことがあり、見学させてもらうことができました。がらんとした客席でステージからひらりと下りて近づいて来られた小澤さんに「今の演奏どうだった?」と声をかけられ、ドギマギしながら答えていたことを思い出しました。

一日も早く、人見記念講堂で心置きなく公演が聴けるようになることを、皆さんと一緒に心待ちにしています。1年生の皆さん、楽しみにしていてください!

福田淳子

現代教養学科ブログリレー―ワルシャワ大学学生とのオンライン交流会・志摩先生― [2020年05月25日(月)]

国際関係論ゼミ3.4年生(志摩ゼミ)のイベント、ワルシャワ大学の学生との交流会を学生の声で紹介します。日本時間では、夜8時半から、現地時間では、昼間の1時半からのスタートでした。

 

こんにちは。志摩ゼミ3年の堺ひなのです。

本日は、先日、ZOOMにて交流会・ディスカッションを行わせて頂いたポーランドのワルシャワ大学の学生とのお話をさせて頂きます。

学生は、昭和女子大学とワルシャワ大学から各14名ずつの参加での交流会となりました。お互いの国の現在の状況(コロナ対策・オンライン授業等)や、それぞれの国のオススメなものや場所を紹介し、質問などを行いながら楽しくディスカッションをしました。

わたしは生憎、最近の寒暖差により喉を痛めてしまって、発言することが中々できなかったのですが、最後に一つ、ポーランドは「1日に4回食事の時間がある」という記事を過去に目にしたことがあったので、それだけ質問することが出来ました。現在はその習慣はほぼないとの事ですが、ワルシャワ大学生によると、現在の4回のうちの1回は、日本のおやつの時間と似ていて、夕飯前に子供が軽食を食べる時間となっているようです。

こうして食事の面だけでも文化の違いを感じることができ、また一つ勉強になりました。

またこれは昭和女子大学の学生は共通して感じたと思いますが、ワルシャワ大学生の日本語のスピーキングがとても素晴らしく、中でも神道や日本の文豪の分厚い本を読み、勉強している学生もいたことが、とても驚きでした。今回、私たちは、ポーランドの言語について触れることが出来なかったので、次回までに挨拶や簡単な自己紹介を勉強して、お披露目するのも良いかなあと思いました。

普段は、長い距離の移動をしないと会えない状況で、こうしてオンラインで交流できる機会は、とても貴重なものとなりました。また今後、交流する機会があるという事で、今回はなかなか発言が盛り上がる前に、時間切れになってしまったという反省点もあります。今後どうやって交流の場を盛り上げていくか、どんな準備をしたらよいかを、3,4年ゼミ生で話し合いを進めておきたいと思いました。

ワルシャワ大学との交流は初めての実施のため、先生方が進行役でしたが、ゼミの4年生とは、すでに交流会を楽しくできたので、それを参考に次回の企画を学生で考えてみたいです。

 

 

志摩ゼミ4年の山田です!

先日、ポーランドのワルシャワ大学の日本語学科の修士課程の学生とZoomを使って、交流会をしました。

あらかじめ、自己紹介をメールで交換していたので、異国の学生との交流を緊張しながらも楽しみにしていました。双方の外出自粛中の生活について、また、それぞれの国のおすすめの場所などを紹介し合いました。志摩ゼミ4年生からは、日本独特の就職活動について、また、外出自粛の間に、趣味として始めた手話の披露、昨年行って感動した北海道のおすすめの絶景、知床の紹介をしました。北海道に留学経験のあるワルシャワ大学の学生さんもいて、また行きたいと、とても興味を示してくれました。

ワルシャワ大学の学生さんは、自粛期間中に実家に戻っている人が多く、ポーランドの自粛中の家族や愛犬との過ごし方について、ショパンから現代の若者グループのアーティストまでポーランドの音楽紹介、自然ゆたかな山岳地域の紹介が楽しかったです。日本とは違う文化の魅力にもっと知りたいと思いました。

今回の交流会では、日本に興味を持ったきっかけは何かという質問に対して、日本の漫画やアニメをみたことがきっかけだと答える学生が複数いました。やはり日本の漫画やアニメの影響が大きいのだと感動しました!!

今回は、初めての交流で緊張もあって、上手く質問できなかったのですが、次回はもっと積極的に質問してお話したいです!漫画やアニメについても詳しくお話できたらいいなと思います!

現代教養学科ブログリレー 日々の過ごし方:池田 [2020年05月20日(水)]

炊飯ノススメ

「おうち時間」も長くなった今日この頃、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。筆者はこの状況を少しでも面白く過ごせたらと考え、週末は「鍋」で米を炊くことにしています。

一時期「鍋」で米を炊くことにハマっていたのですが、日々に追われて、そんなことなどすっかり忘れ、炊飯器で米を炊くことが当たり前になっていました。工程は次の通りです。

 

(1)浸水させます。

米を洗い、20~30分くらい水に浸しておきます。時間が経過したら、ザルに上げて、水気を取ります。

 

今回は多めに炊きました。

 

筆者は30分くらい浸した方が好みです。

 

(2)「中火」で炊きます。

鍋に米と同じ分量の水をいれます。最近「炭酸水」を使うとおいしいことを知りました。

そして「中火」にかけます。「中火」がポイントです。

 

(3)沸騰させます。

沸騰しているかどうか確認するために、ここでは「蓋」を取って、確認しても大丈夫です。

 

わりとすぐに沸騰するので、 要注意です!

 

(4)「弱火」で炊きます。

沸騰したら「弱火」にし、10~13分くらい炊きます。

 

(5)蒸らします。

コンロからおろして、蓋をしたまま10~15分くらい蒸らします。この段階では、「蓋」を開けないのがポイントです。

 

ここでは「蓋」を開けません。我慢、我慢。

 

(6)空気を混ぜます。

空気を含ませるように、やさしくやさしく混ぜます。

 

これは空気を混ぜる前の状態です。

 

(7)できあがりです!

炊飯器で炊くよりも、甘みのあるご飯が炊けます。おススメです!

 

 いただきます!

 

 

「はじめちょろちょろ中ぱっぱ赤子泣いても蓋取るな」とは聞くものの、火にかけている間は「蓋」を取っても全く問題はありません。(5)の蒸らしの時に、「蓋」を取らない方がよいようです。

炊飯器のようにほったらかしにはできないのですが、実は炊飯器よりも「鍋」で米を炊いた方が早くできます。冷めてもおいしいという点もおススメです。せっかくの「おうち時間」です。新たに何かを始めてみませんか?

 

池田美千絵

現代教養学科ブログリレー -ポーランド・ポーランド 志摩先生- [2020年05月19日(火)]

今日は、志摩がブログを担当します。

今日の夜は、国際関係論ゼミの3,4年生とポーランドのワルシャワ大学の日本語学科の修士課程の学生とZoomを使って、交流会です。オンライン授業に戸惑いながらも、飛行機で行くと12時間位の距離を、オンラインであっという間の出会いです。双方の学生もわくわく楽しみにしている。前もって、プロフィール交換、テーマを決めてあらかじめ準備とこれまでよりも準備万端で楽しい時間を期待する気持ちが高まる。

ポーランドといえば、偶然にも、昨年は2度も訪問する機会があった。1回目は、2019年6月、ポーランド北部の港町グダニスク(プロイセン時代は、ダンツィヒ)、ドイツ軍の侵入で第二次世界大戦が始まった場所でもある。バルト研究の国際学会への参加であった。

旧市街は、往時の商人の繁栄を想像させる街並み、この町で1980年代はじめに起きた造船所の労働者のストライキが、1989年のポーランドの民主化につながった。それから30周年を迎えた昨年、造船所の近くにできた連帯博物館が、学会の会場であった。ホテルと会場の往復に多くの観光客やわくわくするポーランド風揚げドーナツのポンチキも人気転落し列に並んで手にできた。もともとは、バラのジャムが入っているが、専門店では、種類もいろいろ楽しめる。

グダニスク

グダニスク連帯博物館

次にポーランドを訪れたのは、10月、ワルシャワ大学日本語学科創設100周年記念行事にスピーカーとして、招かれた。旧市街からほど近いホテルで日本ではなかなか会えない大学院時代の友人、知人とも再開できた。ここでは、「日本の女子大学について」の報告、ヨーロッパにはない女子大学に、興味深々の様子である。特別の夜のイベントで、ショパン博物館にあるショパンが愛用していた19世紀前半のピアノを使ったミニコンサートも、貴重な機会となった。ワルシャワは、1990年代以降何度か学生も連れて訪れたことのある街だが、目をみはる発展だ。新しいビルや住宅が立ち並ぶエリア、かつてのゲットーがあったところに、2013年、ユダヤ人歴史博物館がオープンした。最終日、フライトまでの時間に訪問したが、自分があたかもそこにいるような感覚になってしまうような新しい展示の仕方であった。

子どもの頃に読んだ伝記にポーランドが生んだ2回のノーベル賞受賞者キュリー夫人(マリア・スクロドフスカ・キュリー)があった。彼女の時代、つまり、ワルシャワがロシア帝国にあった時代に思いをはせることができる旧市街である。世界遺産である旧市街は、第二次世界大戦の破壊から、広場周辺の建物が昔通りに再建されたという。ポーランド人の精神を垣間見ることのできる町、ワルシャワの滞在であった。

ワルシャワ、キュリー夫人生家

ヴィラヌフ宮殿

ゲットーの記念碑

現代教養学科ブログリレー ―研究紹介・小川― [2020年05月13日(水)]

みなさん、こんにちは。現代教養学科の小川豊武です。依然として、新型コロナウイルス感染拡大にともなう外出自粛が続いていますが、みなさん無事に過ごされてますでしょうか。今朝の朝日新聞では、全国の公立学校の7割が今月末まで休校、9割超えが夏休みの短縮を検討という記事がありました。その一方で、記事では大学については触れられていませんでしたが、都内の大学の動向を見ていると、4月下旬やゴールデンウイーク明けからオンライン授業を開始している大学が少なくないようです。私も現在、週7コマほどの授業をオンラインのリアルタイム配信で行っています。学生さんたちのITスキルの高さや通信環境の良さにも助けられ、さいわい、今のところ大きな支障なく、質量ともに対面での授業の際の学習内容とほぼ同様の授業を実施できています。

新型コロナウイルスへの対応で小中高や大学をはじめとした学校教育の今後の在り方が、いま大きな議論になっています。直近では9月入学が議論になっていますし、これからは入試の在り方も議論になってくると思います。いずれも今後の教育の在り方を左右するとてつもなく重要なトピックです。しかしながら、こうした議論の中では不思議と、もっとも重要なはずの、教育のまさに対象である、生徒や学生たちの実態が取り上げられていないように見えます。マスメディアを見ていると、アルバイトが出来なくて学費が払えず退学を検討している大学生といった個人の声が紹介されることはありますが、果たして、彼・彼女たちのような生徒・学生は実態としてどれぐらいいるのかについては、データとしてはあまり示されていないように見えます。

国や自治体、学校などの集団レベルでの施策を検討していくためには、こうした市民の声の実態を捉えていくことが不可欠です。私が同じ学科のシム チュン・キャット先生や、他の先生と一緒に担当している「社会調査」の科目は、まさにこのような、多くの人々に関わる施策などの意思決定を行うためのエビデンス(科学的根拠)を提供することを、1つの目的としています。教育の在り方について検討していくためには、教育のまさに対象である生徒や学生たちの声を捉えていくことが不可欠です。そういうことをしないで決められた施策は、大人たちにとってだけ都合の良い、自己満足なものになってしまいかねません。

さて、前置きが少し長くなってしまいましたが、今回のブログでは、こうした新型コロナウイルス感染拡大に関連した、学生のみなさんの声を少しご紹介したいと思います。新型コロナウイルス感染拡大によって社会の在り方が大きく変わりつつある現状を、学生たちはどのように捉え、何を思っているのか。以下では、教員の研究活動の紹介も兼ねて、多くの若者研究の専門家が参加している「青少年研究会」という団体で作成した、「大学生の生活と意識に関する調査」という調査票調査のデータの一部をご紹介します。この調査では新型コロナウイルス感染拡大に対する意識や行動について、20項目ほど尋ねています。今回、昭和女子大学の学生の一部にも、社会学や社会調査の授業の一環で、回答に協力してもらいました。

(さらに…)

現代教養学科ブログリレー -瀬沼先生- [2020年05月13日(水)]

今は思索を巡らす時間(とき)…忙中閑あり!?

 

5月11日は各地で30度を超える暑さになりました。

一気に夏到来ですね。

1回目のブログで紹介した大学1号館前の薔薇は、今は大輪を咲かせています。

真っ赤な薔薇です。

学科教員ブログリレーも2周目に入り、先生方も次の話題を模索中と思います。ブログリレーは、途中のフライングも飛び込みもOK、順番ではない先生も学生の声も載せていくことになりました。

 

写真1 大学1号館前の薔薇はもう大輪を咲かせています

 

さて、2周目は何を書こうか…と。

2018年師走の慌ただしい最中、金沢に所用があったついでに、これまで訪問してないところに赴きました。最初に金沢文芸館・金沢五木寛之文庫を訪ねました。ここは以前から建物が気になっていました。2004年に国の有形文化財に登録された建物は、通りに面する角の一等地にあり、一瞬入りにくい感じもしましたが、レトロな雰囲気にたちまち吸い込まれました。五木の著書、執筆関連がずらりと並ぶ書棚は圧巻でした。今、五木の著書『大河の一滴』(1999年幻冬舎)はブームになっているそうです。先行き不安なこの時代に思索を巡らす時間を与えてくれる1冊かもしれません。

 

学生の皆さんの世代では知らない小説家になっているのかもしれませんが。

次に訪ねたのがお目当ての鈴木大拙記念館でした。建物は谷口吉生設計で実にシンプルで凛とした佇まいでした。雪つりに覆われた樹木と建物の対比が実に美しい。

建物内部はそんなには広くはありませんでしたが、一つひとつの空間とそれを繋ぐ廊下を一歩一歩進んでいく中から、次第に大拙の世界観に触れることができるのです。

水庭園を眺めながらいつまでも長く居たいし居られる空間でした。かなり長く、多分3時間ぐらい滞在していたと思います。

 

写真2 鈴木大拙記念館パンフレットより

写真3 鈴木大拙記念館建物外観(瀬沼撮影)

写真4 館内の水庭園(瀬沼撮影)

鈴木大拙館ホームページ  https://www.kanazawa-museum.jp/daisetz/

 

皆さんにも思索を巡らす至福の時間と空間を、ここに来てぜひ体験してほしいと思います。

その大拙の著書である『禅』は有名です。

みなさんもスティーブ・ジョブズ氏が、「禅」の思想に影響を受けていたという話はあまりにも有名で、ご存知ですね!?

日本が誇る世界的な仏教哲学者・鈴木大拙にあらためて畏敬の念。

写真5 西田幾多郎・鈴木大拙記念館発行パンフレットより

 

次回石川県に行く機会をつくったならば、かほく市の西田幾多郎記念館を訪ねたいと思っています。西田もまた有名な哲学者です。私たちの世代では、大学生ならば著書を読み、哲学だけでなく他の授業の中でも何度かお名前を聞くことがありました。この大拙と幾多郎の二人は共に明治3年生まれで生涯を通じた親友だったそうです。

http://www.nishidatetsugakukan.org/

学生の皆さんも自粛中は絶好のチャンスですから、読書等を通じて大いに思索を巡らせてください。

さらに昭和女子大学において生涯の友に出逢えることを念じています。

瀬沼  頼子